やっと、しんのうクンの「世間とはズレた」「長い長い」夏休みが終わります。
今日が帰寮ということで、昨日から荷造り&買い出しの大騒動です。
なんとか荷物をまとめ車に積み込んだモノの、後の自室は「夜逃げ」(?)状態。
(これって、春と全く同じ!?)
しかも、宿題が全部終わっていなくて、今晩は”徹夜”なのだとか...。
(次回の退寮時に「もう2度と来ないでください」と言われませんように.....)
そんな、しんのうクンと、ぎゅうぎゅうの荷物を積んだワゴちゃん、
学校へ向かう前に1ヶ所、寄り道をしました。
私の父方の祖父母は新潟の出身だそうです。
二人とも亡くなっているのですが、お骨は新潟のお寺に納めてあります。
もう30年近くになりますが、祖父が亡くなった時は家族みんなで納骨に行きました。
(その後の祖母の時は、父が入院中で、叔母と母と弟だけで行ってきました。)
しんのうクンが新潟の学校に入学したということも、もしかしたら「ご先祖様のお導き(?)」が少なからずあるのでは?とか思ったりもして、近いうちには一度お参りに行こうと考えていました。
ただ、そうなると、雪国のお寺なので、簡単に「お墓参り」ができるのも今の季節だけ?
と、いうことで、今回寮に戻る前に立ち寄ってみることにしたのです。
30年近く前に実際に訪れたことがあるとはいえ、お寺の名前も場所も全く覚えていません。
とりあえず実家からお寺の名前と住所を聞いてネットで調べてみると、地図の上では、広くてなかなか立派なカンジ?
高速を下りて、プリントした地図を元にワゴちゃんを進めていくと、簡単にたどり着くことができました。
さて、問題はここから...。
当然両親もお墓の詳しい場所までは覚えていないので、ここからは”自力”で探さないといけません。
行く前は、
「とりあえず「○○家の墓」を探して、墓誌を見ていけばなんとかなるだろう」
と思っていました。
ところがところが.....
実際にお寺の墓地に足を踏み入れると...
墓誌がありません!!
こちら(関東?)の方のお墓には、墓石の脇に立てられた板や墓石に直接「墓誌」が書かれていることが多いです。
なので、それを見れば
「そのお墓に誰が入っているのか」が判るようになっています。
ところが新潟のお墓(燕・三条地区限定?)は
「○○家の墓」の他には、
「そのお墓を建てた人(?)」の名前が刻まれているだけで、誰が入っているのかはどこにも書かれていません。
さすがに「お寺のお墓」だけあって、同じ名字の墓石はいくつもあります。
実家に電話をして、父の従姉妹か何かで知っている名前を挙げて貰いましたが、どれも該当するお墓はありませんでした。
事務所にも訪ねてみたのですが
「このお墓に入っている人は誰ですか?」と聞かれれば過去帳を調べることができるけれど、
「○○さんはどこのお墓に入っているか?」は判らないとのこと。
(そんなものなのでしょうか?お寺の情報管理って??)
仕方なく、
「よぉし、たぶんどこかで繋がっている親戚だから、全部のお墓にお参りしましょう!!」
と提案すると、しんのうクンがすかさず
「やだ!!」
「なぜ?」
「だって全然関係ない人かもしれないし...」
「いいじゃない。
名字も家紋も同じって事は、遙か昔は「みんな親戚」ってことで...」
「遙か昔っていつだよ?ソレってヘン!」
と言うので、最終的には、本堂に向かってお参りして帰ってきました。
(これの方がヘンでは???)
とりあえず、このお寺のどこかで眠っている、しんのうクンにとっての大おじいちゃんと大おばあちゃん。
どうか、家族から離れて、”縁”の土地にやってきたひ孫を、ヨロシクお願いします。