ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

あり得ないこと

2004-07-31 10:39:18 | ひでんかの「ちょっとした事件」
海外旅行に行くときにパスポートを忘れる
ありがちな話しですが、実際にはあり得ないことです。
そころが、そんな「あり得ないこと」が実際に起きてしまいました。
それも、自分に関係あるところで起きるなんて.....。

今日は、「夏休みカナダ・ツアー」の出発日でした。
飛行機は20時50分成田発のJAL16便バンクーバー行きです。
人数・荷物が多いので、先発荷物隊が大きな荷物を積んで、昼過ぎに出発しました。
残りは、手荷物だけ持ってバスで成田へ向かいます。
所沢駅のバスの待合所で、子ども達に声を掛けました。
「ちゃんとみんなパスポート持ってきた?」
「は~い」
みんな荷物を開けて、パスポートを確認しました。
この時、一人の子がトイレに行って、その場にいなかったとは全く気がつきませんでした。
バスに乗ってから、
「パスポートは確認したけど、まさかチケット忘れたってこともないよね...」
チケットは先発隊で出た父が持っていたので、携帯で確認しました。
「大丈夫だって」
この時、一緒に居たもうひとりの父に
「子供のパスポート預かっていないよね」
とは、誰も聞こうとも思いませんでした。
出発時に「到着予定45分以上遅れ」と出ていたバスは、そういった心配もなく、ほぼ定刻通りに成田に着きました。
空港手前の検問所で、パスポートor身分証明書の確認がありました。
この時に1人の子が
「パスポート持ってない」
と言いましたが、係員も一行だったせいか、その子はノーチェックでした。
付き添いの大人達も
「スーツケースに入れちゃったのか」
「お父さんが預かって入るんだよね」
と、何も考えずにその場を過ごし、出発ロビーで先発隊と合流しました。
会った瞬間に
「○○ちゃんのパスポートは?」
と聞いたら、「持っていない」というそぶりをします。
「ま~た、このお父さん、ふざけちゃって!」
と思いつつ
「冗談でしょ?」
と聞いたら
「ホント!」
慌てて、子供の手荷物を調べようとしたら
「無いよ。だって入れてないもん!」
ええぇ~~~~~!!
たまたま、家族が留守で残っている子だったので、家に電話を入れると電話の向こうのお母さんが
きゃあぁぁ~~~!!

時刻は17時15分頃。
飛行機の出発時刻までは、まだ3時間以上あるので
「すぐにバイク便呼んで」
とお父さんが指示を出しました。
「バイク便なら3時間あれば楽々間に合うよね」
と話していたのですが、暫くして家から電話。
「バイク便何社かに当たったのだけれど、どこも近くに拠点がないので、最寄りの拠点から取りに行って成田まで3時間はムリ」と断られたそうです。
みんなで一斉に、地元にすぐに動ける知人はないか、あたりました。
その中で、今回のメンバーの1人のお父さんがバイクを持っているのを思い出しました。
「○○君の父は?」
と聞いたら、母子揃って
「ダメダメ!危ない危ない!」
と言います。
それでも、それしか無いということで、母が連絡を取ってくれました。
開口一番「今、バイクある?」
そこから当事者の父に電話を替わって、事情を説明し、お願いすると
「なんとかやってみる」
との答え。
すぐに、その子の家に向かって貰いました。
とりあえず届けて貰う手はずはしたものの、反対した母曰く
「危ないのも心配だけど、そもそも成田に来たことないし、方向音痴だし、そんな長距離も走ったことないと思う。引き受けたのは良いけれど、ホントに無事に着くのかどうか.....」
でも、もう、こちらは待つしかありません。

18時にパスポートを受け取って地元を出発したという連絡が、留守宅の母から入りました。
19時に外環に入ったという電話がパパ・ライダーさんからありました。
こちらも、チェックインカウンターで事情を説明して、20時20分まで待ってくれることになりました。
19時半くらいまでは、待っている方も結構お気楽で
「何時何分に着くか賭ける?」
等と話していたのですが、20時に近づくにつれ、だんだんと落ち着かなくなってきました。
こちらから電話を賭けても繋がりません。
「たぶん、あと少し、っていうところにいるから、停まって電話をするより少しでも早く着こうとしているんだよね。」
と話しながら、車寄せで立っていました。
約束の20時20分になったので、JALのカウンターへ行きました。
とりあえず、子供4人と父1人が先に出国手続きへ向かいました。
電話をかけ続けながら母が
「たぶん大丈夫。私って、こういうのにツいているから...」
当事者の父も
「オレも、そう」
考えてみると、私も結構そういうところがあります。
「じゃあ、3人も運があるのが集まっているから、ホントに絶対大丈夫ョ!」
カウンターの係の人もロビーまで出てきて、関係各所といろいろ連絡を取りつつ、
「今がギリギリのところなんですが...」
と言います。
20時30分。電話をかけ続けていた母が叫びました。
「繋がった!」
「今、どこ?え、駐車場?どこの?」
少し話しましたが、双方居場所がわかりません。
カウンターの女性が電話に直接出てくれました。
「日本航空のカウンターの者ですが、今はどちらにいらっしゃいますか?(答えを聞いて)判りました。」
そこからの彼女の動きはスゴかったです!!
走り出しながら
「その方のお名前は?」
「○○さんです!」
後は、もう正にダッシュ!!(一緒に着いていった1人の母は、途中で見失ったそうです)
電話の向こうのパパ・ライダーさんに
「今、JALのお姉さんが行くから、そこを動かないで!」
電話をいったん切って、すぐコールバックがあり
「パスポート渡したって!」
ほどなく、先ほどの女性がエスカレーターを駆け上がってきました。
そのままカウンターへ直行してチェックインして、そこから別のお姉さんに引き継いで出国手続きに走ります。
手荷物検査も割り込みさせて貰って、ゲートの中に消えていきました。
パパ・ライダーさんには、とりあえずバイクを駐車場に入れて貰ってロビーまで来て貰うことにしました。
留守宅の母に電話をしました。
「間にあったって言ったら、なんだか涙声だったみたい...」
(そりゃあそうでしょ。)
先ほどのJALの方がカウンターに戻るところだったので
「ありがとうございました。」
と御礼をしたら、
「たぶん大丈夫だったと思います。」
と笑顔で答えてくれましたが、まだ息が弾んでいました。

時刻は飛行機出発の定刻ちょっと前。
この夏一番の出国ラッシュだったという成田のロビーも、この時間は閑散としてきました。
暫くして、パパ・ライダーさんがロビーに姿を見せました。
ヘルメットを担いで、ぷらぷらロビーを歩いてくる姿に思わず涙が涌いてきました。
「間にあった?」
「たぶん。どうもありがとうございました!!」
「4○歳のおじさんライダーにはキツイわぁ~~~」
見送りの親たち一同、揃って頭を下げました。
その後、送迎デッキに上がりましたが、出発スポットを確認しなかったので、具体的に「どの飛行機か」特定できずに、動いているJALの機体をいくつか見送りました。

パパ・ライダーさんに一服して貰おうと思いましたが、ほとんどのお店が閉店してしまいました。
かろうじて見つけたカフェテリア(これまたラストオーダー5分前)に入り、パパ・ライダーさんはカレーを食べながら、やっとみんなで一息つきました。
食べながら、
急に電話で呼び出されて、パスポートを受取に行って、更にバイクの調子が心配だったので、知り合いのバイクやさんで「1分で直せ」と言って直して貰ったこと。
料金所毎に、成田への道順と所要時間を確認していたこと。
関越は順調に走れて渋滞も問題なかったのに、首都高に入ったら道路幅が狭くて、バイクでもなかなか進めなかったこと。
おりしも、花火大会の集中日(?)で、360度で花火が上がっていたこと。
など、道中記を聞きました。
やはり、途中で電話は気になっていたけれど、一刻も早く空港にたどり着きたい一心だったそうです。
そして最後は
「いゃあ、あのお姉さん、速い!絶対アレは陸上短距離系だぞ!!」
JALのチェックインカウンターの女性。背も高くて、美人で外見もモデルさんのようでしたが、確かに、あの瞬発力・ダッシュ力・持続力と足の速さには驚異的でした。
「あの、お姉さんのおかげで「次もJAL!」って思うよね!」
みんな同意見でした。

人影の無くなった駐車場ビルで
一躍、ヒーローになったパパ・ライダーさんを拍手と声援で見送り、一同帰路に着きました。
「間にあって出発できたから言えるけど、実にいい思い出になったよね!
(確かに!)
パパ・ライダーさんも
「着いたのはいいけど、飛行機出た後でした。って言われたらさ...」
本当にそんなことになっていたら、家まで帰る力が残っていなかったと思います。
(私たちもおんなじデス!!)

スタートから大波乱の今回の旅。
果たして、どうなりますことやら.....???

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お習字

2004-07-30 22:48:00 | ひでんかの「日々の徒然」
お習字をやっています。
私くらいの大人であれば、本来は書道と書くところでしょうが、とても、ソコまでの域には達せず、したがってお習字です。
遠い昔、子供の頃に書道塾に通ったことはあるものの、実にウン十年振り。
9級からのスタートです。
始めたきっかけはさておいて、それなりに多少の進歩はあって今は7級。
教室の会報に名前が載っていると、それはそれで嬉しいモノです。
今月は昇級試験があるので、気合いを入れて取り組みました。
課題も「入筆墨三昧(ヒツボクサンマイに入る)」...我を忘れて、一切のことを忘れてひたすら書の勉強に入ること。
週一時間という短い時間ですが、字を書いている間は確かに一切を忘れて字を書くことに集中できます。
その課題も今日で終わり。
来月は「美人天上落(美人、天上より落ち)」...昔、中国では異民族の侵入に、宗室の女を贈って和親を図ったとか。これらの辺境に送られた性のことを「美女が天から落ちてきた」と言って、哀惜の情を込めたそうです。
う~ん、来月の課題は縁が無い。
いい字は書けそうにありません。(これこれ、課題のせいにしちゃいけません!)

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浴衣とピンクレディー

2004-07-29 17:14:27 | ひでんかの「日々の徒然」
夕べ、中一女子2名に浴衣の着付けピンクレディーの振付指導(?)に行ってきました。
なんで、こんな組み合わせかというと...
カナダへ行って、あちらで、この2つを披露したいのだそうです。
海外で浴衣という発想は判りますが、ピンクレディーはちょっと時代遅れでは...?
周りの大人達は訝りますが、大丈夫。ご心配なく!
今回の旅の滞在先のご一家、持ってきて欲しいCDが
「モー娘、宇多田はダメ。ピンクレディー、山口百恵、演歌は坂本冬美」
と仰います。
そこで、
「だったら踊りもご披露しましょう」ということになり、
「ウン10年前に高校の体育祭の応援で踊ったことがある」
という事実だけで、なぜだか講師(?)を仰せつかることになりました。
とは、いうものの記憶は斑模様だし、当然体も動かない...ということで、結局はテレビゲームの振付ソフトに頼ることになりました。
浴衣の着付け。こちらはなんとかをなると思ったのですが、今時の浴衣です。
素材も違うし、かなり薄手で、コレを着て外を歩くのならば、下着をきちんと着けないと心配なカンジです。
それでも、着付けが終われば浴衣美人の誕生です。
2人とも、ホントに小さな時から知っているので、
すっかり娘さんに成長した姿に、感慨深いものがありました。
初めての外国で、浴衣着て、ピンクレディー踊って...
素敵な、夏休みの思い出を作ってきてね。

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アクシデント発生!!

2004-07-28 17:34:55 | ひでんかの「ちょっとした事件」
(”アクシデント”というよりは、単なるおバカな話しなのですが...)
昨晩、メールの相手を間違えて送信してしまいました。
事務連絡のようなモノだったら、こんな精神的ショック(?)は受けていないと思います。
それが.....
状況を例えていうならば
「会社の同僚に送るつもりのメールを誤って課長に送ってしまった。
で、その内容が
一介の社員が社長や常務と飲む約束をしていて、専務にも声を掛けたのだけれど、返事がまだ来ない。
なので「これだから、なかなか社長になれないんだよね」
とみんなでヤウワサしている」
というようなものです。
ドラマのシチュエーションなどでは良くある話しですが、実生活で起こってしまうと.....。
更に、間違えて送った相手が全く関係のない人だったら、精神的ショックも少しは軽かったと思うのですが、
よりにもよって
間違えて送った相手、本来の送信相手、文面に登場する人達、全てが顔見知りという状態です。
本来の送信相手や、文面に登場する(ウワサ相手の同僚)には、この出来事、大ウケでしたが、受け取った相手もウケて済ませてくれるでしょうか.....?
ネット歴10年越で初めての出来事です。
   -----
更に更に...
さっき、ココまでブログを書いたら、いきなりマシンがシャットダウンしました!
(当然、記事も書き直し...)
何なのでしょう...?
もしかしたら、昨日から”天中殺”に入っているのかもしれません。はぁ

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彷徨い走る池袋...

2004-07-27 19:03:26 | ひでんかの「日々の徒然」
今日は池袋で講習会。
ワゴちゃんをお供に出掛けました。
講習会が終わり、今日はここからがたいへんでした。
今日は、どうしても
東口のS銀行。(どこにでもある都市銀行ではないので、どうしてもココでなければいけません)
ビックカメラ。(パソコンのサプライ・消耗品など。自宅近くにあった家電量販店が撤退してしまってから、できるだけ池袋に出たときに調達するようにしています。特に重い時は”ワゴ”さまさま)
の2ヶ所は行かなくてはいけないのですが、そうなると困ってしまうのがワゴちゃんの居場所
講習会場近くの駐車場では、目的の2ヶ所までかなりあります。
これを往復したら、この陽気。コゲるか溶けるか、確実にどちらかです。
そこでワコちゃんを、もう少し駅の近くに移動させることにしましたが、そうなると問題は駐車料金。
ここで、思いついたのがデパートの駐車場です。
ちょうどご近所のIさんから、お買い物を頼まれていたので、その品物を手に入れつつ、駐車場代サービスも受ける(ついでに用事のある2ヶ所も回る)という、一石二鳥作戦に出ることにしました。
ご依頼の品があるのは、池袋では東武と三越の2ヶ所のようです。
で、最初に向かったのが東武デパート。
駐車場の位置は地図の上で、だいたい頭に入れておいたのですが、デパート本館の駐車場の入り口が一向にわかりません。アネックスだの契約駐車場は見つかったのですが、どれも「タワー式」の駐車場です。
ワゴンRって、軽のワゴンタイプの中でも背が高い方です。(それが魅力なのですが)
そのせいで、いつもタワー駐車場では門前払いにあいます。
なので、東武の「タワー式じゃない」駐車場を探し求めたのですがダメでした。(地下式の駐車場があるらしい...ということは聞いたのですが)
まぁ、本来の目的地は東口なので、西口駅近辺を3周したところで諦めて、東口へ向かいました。
東口は三越。
でも、三越の駐車場は「タワー式」なのは前から知っていたので、「でも、もしかしたら入れるかな...」と甘い考えで三越の駐車場まで行ってみました。
いったん脇を通過して、係のおじさんに「この車入れます?」と運転席から叫んだら
1人のおじさんが
「あ~ダメダメ。ルーフがあるでしょ?だからダメ!」
高さ制限165㎝。でも、ワゴちゃんのルーフまでって165はギリギリ大丈夫だと思うのですが...。
ガッカリしていたら、もう一人のおじさんが寄ってきて
「せっかくお越し頂いたのですから、申し訳ないですが、提携の駐車場をご案内します。」と言ってISPの地下公共駐車場を案内してくれました。(このあたり、さすが三越!?)
こうして、やっとワゴちゃんの停車場も見つかり、全ての用事も終え、お買い物もしたので駐車料金もタダになりました。
(やれやれ...)
それでも、東口も2周したし...。
やっぱり、こんな陽気じゃなければ、ワゴちゃんはちょっと駅から離れても、平面の駐車場で待っていて貰うのが良さそうです。
(っていうか、そもそも”ターミナル駅”周辺の用事があるときは、やはり電車がイチバン!?)

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