牛丼と原発に見る共通点

〈アウターゾーン〉
福島第一原発のあの事件(事故ではない)以来、定期点検に入った原発が次々と停止。
５４基ある原子炉の内、稼働しているのはあと１基となったとのこと。
そして、ストレステストなるお墨付きを得ての再稼働が真面目に論議されている。
何かおかしくはないか？
まず「脱原発」がどこかに飛んでしまっている。
菅総理のあの時の言葉を撤回するところから始めないといけないのではないか。
最もおかしいのは、あの時なぜ、すべての原子炉を緊急停止しなかったかだ。
まずは止める。
福島第一原発の事件を完全に究明する。
それからテストをする。
という順序でいくべきだったと思うがいかがか。
定期点検で停止するまでの安全は誰が保証したのか。
そして、誰もその事を追及しないのはなぜか。
いや、言った人もいただろうが、大きな声では聞こえて来ない。

なぜか数年前の輸入牛肉事件に重なる。

米産牛の危険性が判明し、輸入が半年ほどストップした。
その時、日本人は「ラスト牛丼」などと煽られて、在庫を食べ尽くした。
長い行列まで作って。
あの時も、まずは在庫をすべて捨てるべきではなかったのか。
そのあとの輸入を止めたのはいいが、それまでの在庫の安全を誰が保証したのか。
そして、誰もその事を追及しなかったのはなぜか。
いや、言った人もいただろうが、大きな声では聞こえて来なかった。

どちらも、すっかりマインドコントロールされたのだ。
オセロの中島などは全然問題外の、重大なマインドコントロールだ。
目覚めよ、賢明な日本人！
一句浮かんだ。

「とりあえず僕らはみんな生きている」

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