地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

カミーノにあしあと 18

2010年10月01日 | Weblog
【18日目】7/13(火) Población de Campos → Carrión de los Condes
朝起きると下痢。
昨日のピクルス、ワイン、ミートボールが祟ったか


7:00出発。
今日はほぼずっと川沿いの地道を歩き、後半Carrión de los Condesに入る前に国道沿いを歩くルートとなる。

5kmほど進んだところで、もうひとつの国道沿いのルート上にバルを発見。
朝ごはんに立ち寄る。
多くの巡礼者は国道ルートを通ってきたようだ。

ここのバルは芝生のあるテラスが心地よい。
ノルウェーから来たギーティと出会う。
ギーティは過去に何度かカミーノを分割して歩いており、今回はこれまで飛ばしていたメセタ部分を歩いて巡礼終了とする予定で、Burgosから歩き始めたらしい。

が、ここへ来て食中毒にかかり、苦しんでいた。
下痢やおう吐ばかりか、体にじんましんまで出ている。
これまで何度もスペインに来ていて、何を食べても大丈夫だったのに、なぜか急に食中毒。
本人はトルティーヤの卵が半生だったことが原因だと思っている。

ここで西洋人の間で信じられているコーラ神話を耳にする。
なんでもコカ・コーラには毒素を流す作用があるらしく、食中毒などの際にはもってつけの飲み物、らしい

ギーティも「ここ3日ほど何も食べられなくて、ひたすらコーラばかり飲んでいる」と言っている。
それを聞いたスィナも「それはいいことだわ。コーラを飲んでいれば大丈夫」と。

な、何が大丈夫なんですかね?

以前ちらっとスィナにコーラが病気にいいみたいな話を聞いた時に信じなかったので、ここぞとばかりに、「ほらね、私が言ったとおりでしょ?」と言われてしまった。

う~ん、日本人の私にとってコーラはジャンク以外の何の良いイメージもないが…。
スペインの乾いた夏の気候にはコーラがぴったり合うのは認めるが


話をしていると、先日会ったフランス人の女の子が到着した。
「調子はどう?」と聞くと、「下痢してるの」と。
なんか、下痢流行ってる


スィナがCafé con leche(カフェオレ)を飲んでいると、後から到着したアメリカ人の男性が、「それってなんていうの?」と聞いてきた。
どうやらスペイン語での単語を知らなくて、いつも不本意ながらブラックコーヒーを飲んでいたらしい。
だめだよぉ、飲食に関する単語は真っ先に調べて覚えておかなきゃ。
スィナが教えてあげると、男性は感謝しつつ何度もその単語をブツブツ繰り返し、そのままバルに注文しに行った


さらにギーティと話をしていると、自転車に乗ったドイツ人の女の子が到着。
これがまた妖精のようにかわいい子!
サイクリストは男女ともみんな筋肉ムキムキでマッチョなタイプが多いんだけど、この子は全然タイプが違う。
細身ではかなげな印象で、服装も他のサイクリストの様にピチピチのサイクリングウェアじゃなく、薄い水色のチェックのコットンシャツとチノパンツ。
しかも声がかよわく小さい

たぶん年齢は18歳かそれ以上だと思うけど、もうちょっと幼く見える。
こんなかわいく華奢な感じの女の子だけど、1日60kmぐらいは走っているという。
一時、水筒の水が尽きてしまい、水分補給できないままに何十キロも走らざるを得ない時があって大変だったと語る。


ドイツ人少女らと話していると、どこのバルにもいるように犬がうろうろしており、その犬がなぜかスィナの足にあごをちょこんと乗せてくつろぎ出した。
超かわいいんですけどぉ~




スィナは動物が苦手なので自分からは絶対に触ったりしないが、なぜか動物の方はスィナを気に入って寄ってくることが多いらしい。

あ~、癒されるわあ、ワンちゃんには


そうこうしているうちに、東洋人のカップルが到着。
スィナが「日本人じゃない?」と言うんだけど、見るからに違う。
おじさんが被っている帽子には漢字が。
中国人?でもカミーノに中国人ってめったにいないはず。

声をかけてみると台湾から来た夫婦だった。
なかなか明るくて良いキャラクターをしたおじさんだった。
奥さんの方は日よけに頭から白い布をかぶり、まるで「サウジアラビアの人ですか?」状態になっていた


バルの庭にはハンモックがあり、イタリア人のキアラとジーナが遊んでいる。
二人ともかわいい。

居心地の良いバルだけど、あまり長居し過ぎてもいけない。
そろそろ行かねば。

バルの外に出ると、思いっきり羊の集団に出くわした
カミーノでは珍しくない風景だけど。




さて、国道上にあるバルに立ち寄ったので、ここから先はこのまま国道沿いに進みましょう。
次に出てくる村はVillalcázar de Sirgaと言って、スィナの息子がスペイン人女性と結婚式を挙げた思い出の教会がある場所。
スィナは今回の巡礼中に息子と嫁、孫が会いに来てくれることになっていて、元々はこの思い出の地で集合する予定だった。
ところが家族の予想に反してスィナが順調に毎日20km前後のペースで歩いてきたもんだから、予定日より早くここにたどり着いてしまうこととなった。
なので家族との再会はもっと先の場所になる。

カミーノを歩き始めた頃、スィナが「息子が結婚式を挙げたVillalcázar de Sirgaの教会を見せてあげるわ」と言ってたが、私は「その時まで一緒に歩いてるだろうか?」と思っていた。
ドンピシャ、未だにスィナと一緒だ


こちらがその教会。








中に入るには1ユーロを支払う。
でも私たちは巡礼者価格の0.2ユーロ。
立派な教会だったけど、内部の壁に下手にレーザー光線を使った映像が流れていたりして、変に凝った演出をしているのがイマイチだった
しかもキャンドルは電気のやつだったし。

スィナと2人でいくつもの教会を訪ねたけど、本物のキャンドルではなく、コインを入れると電気がつく形式のキャンドルが置いてある教会も多かった。
これがかなり興ざめでスィナも嫌っていた。
火災とか色々心配もあって本物のキャンドルを使ってないのかもしれないけど、やっぱり本物の方が雰囲気も出るしご利益ありそうに感じる。
(そもそも石造りの教会で火災の心配はそんなにあるのか?)

教会の前ではスィナが、「あそこのレストランで家族そろってディナーをして、パーティーはこっちのレストランでやったのよ」と嬉しそうに説明してくれる。
今日のランチもどちらかのレストランで食べようかと言う話になったが、残念ながらどちらも閉まっていた。

そこへ先ほどの台湾人夫婦が通りがかった。
おじさんの方がどうやらカミーノ上の建物や歴史に詳しいらしく、「こっちの建物はカミーノ上で唯一ユネスコに登録されてて…」などと説明してくれた。
ふむふむ。

「台湾でカミーノって有名なんですか?」と聞くと、クリスチャンの間では有名で、聖地巡礼ツアーも良く出ているそうだ。
全行程を歩くのではなく、Santiagoの少し手前から短距離を歩きつつ聖地を目指すツアーとか。
日本からもそういうツアーはあるね。


お腹が空いたので、教会の真ん前のホテルのテラスにてランチ。
私は未だお腹の調子が悪いので、パンを少しかじって紅茶を飲むだけにしておいた。

例のベジタリアン親子も合流し、それぞれのクレデンシャルを見せ合ったり。




今日の私は体調が悪いので肌寒く、ずっと長袖を着ていたが、Carrión de los Condesに到着する頃には随分と回復していた。

町に着くとすぐ左手にあるバルにギュンターがいた。
手招きしてコーラをおごってくれる。
やっぱいい人や、ギュンターじいちゃん

ここでまたスィナとギュンターのドイツ語会話が延々と続くのでうんざりしたけど、今回スィナがギュンターから仕入れた情報は面白かったらしい。
なんでも、ギュンターが歩き疲れてとあるアルベルゲに到着した時のこと、そのアルベルゲはフランス人の女性が運営しており、その人がまたえらく厳しく潔癖症だったと。

まずは履いていた靴をビニール袋に入れさせられ、さらにはベッドに通された際も靴下や服を脱いでその辺に置くことは禁じられ、すべてビニール袋へ入れさせられた。
そしてその女性から、「まずはシャワー、洗濯、その後2時間の昼寝。起きたらあなたの足の状態について話しましょう」と、有無を言わさず到着後のスケジュールを告げられたそうだ。
なんか厳しいお母さんが子供に指図する感じ?

言われた通りシャワーを浴びて洗濯をしたものの、ギュンターはふと「なぜ自分は70歳を過ぎてまでこんな子供みたいな扱いを受けなければいけないんだ?」と思い、アルベルゲを脱出する決意をした。
そのフランス人のオスピタレラにアルベルゲを出て行く旨を告げると、「じゃあ返金するからあなたのクレデンシャルを寄こしなさい。スタンプを押したページを切り取るから」と言われたそうだ

ギュンターは、「お金は返してくれなくてもいい。なのでクレデンシャルも渡さない」と激しく抵抗し、どうにかそのアルベルゲ脱出に成功。

その日、炎天下を20km以上歩いて疲れていたにも関わらず、ギュンターはアルベルゲを求めて次の村までさらに10kmほど歩かないといけなかったらしく、本当に気の毒な体験だった


実は後日さらにギュンターから別のアルベルゲでの恐怖体験を聞いた。
そこは教会のシスターが厳しく運営するアルベルゲで、ちょうど家族からの電話でちょっとしたトラブルがあり対応していたギュンターは22:00の消灯時間にほんの数分遅れてしまった。
するとシスターにこっぴどく叱られ、「今すぐベッドに直行しなさい!」と言われた。
「その前にちょっとトイレに…」と言っても、「だめです!今すぐ寝なさい!」とトイレすら許可されなかったらしい。
これもまた77歳のおじいちゃんには過酷な話だ…
なんで彼はそんな体験ばかりしてしまうのか?


この2つのネタはスィナの頭の中のネタ帳にしっかりと記載され、後日、会う人会う人にギュンターのおもしろおかしい話を聞かせていた。
いつもカミーノ上であった他人の面白ネタを他の巡礼者に聞かせているスィナ。
Roncesvallesのウルフマンに始まり、ポールのリュックに犬のオシッコ事件、そしてギュンターのアルベルゲ恐怖体験など。
たとえそれがドイツ語で語られていても「あ、今あの話してる」と分かるのであった。


さて、ギュンター、スィナ、そして同じくバルで会ったドイツ人の女の子と連れだってアルベルゲのベッド探しに出かける。
アルベルゲは4軒ほどあるようだ。

教会のすぐ隣にあるSanta Mariaというアルベルゲに行ってみると、オスピタレロもドイツ人。
みんなでドイツ語であーだこーだと話している。
私はすっかり蚊帳の外で分からない。
ちょっとイラつく

ひとしきり話した後、スィナが私の方を向いて「どうする?」と聞く。
知らんがな話の筋分からんし

「ベッドはあるの?ないの?」と聞くと、「ある」と言うので、「じゃあここに泊まろうよ」と言うと、「でも数が足りないみたい」とのこと。
「じゃあギュンターに譲って、私たちは別のアルベルゲを探しに行けばいいじゃん」と言うと、何やらまたドイツ語であーだこーだ話している。

一体何が問題なのかと問い詰めると、ベッドは上の段しか空いていないとのこと。
一緒にいたドイツ人の女の子は、下の段がいいのであっさり諦めて別のアルベルゲに向かう。
ギュンターもしばらくあーだこーだ言ってたけど、結局去って行った。

簡単なことじゃないか。
長話してる間によそのアルベルゲのベッドも埋まってしまうかもしれないから、さっさと決めてさっさと行動すればいいのに。
なんで西洋人はこうも口数が多いかね

その上まだスィナがしつこく聞いてくる。
「ねえ、どうする?」

だ・か・ら~、ベッドあるんならここに泊まるよ私は
アルベルゲに関して好き嫌いは言わないと決めてるの
ベッドがあればそこに有り難く泊めて頂くの

毎日、イライラしてはいけないと思いつつ、どうにもそれが止められず葛藤する。
これもまたカミーノの試練。


ところでこのアルベルゲは教会系なので、よくありがちな「集い」があるらしい。
強制参加ではないけど、18:00から宿泊者みんなで集まり音楽を聞いたり語り合ったりするとのこと。
悪いけどちょっとうざったい
でもスィナはそういうの大好きで興味津々。
しょうがないなあ、時々はこういうのがあるのもまたカミーノ。


荷物を置き、ベッドを確保すると早々にシャワーへ向かうのが鉄則。
もうすっかり16:00だよ。
シャワールームの場所はオスピタレラから聞いた。
「洗濯ってどこでするのかな?」とスィナと話していると、通りがかりの巡礼者が親切に教えてくれた。

すると彼女の微妙なアクセントを聞きとったのか、スィナが「オランダ人?」と聞くと、「そうです」とのこと。
オランダから来て、義理のお母さんと一緒に巡礼しているナターシャ。
お互い喜んでオランダ語で会話が始まる。
長くなりそうなので、私はそのまま退散してシャワーを浴びに行った。

シャワーから戻ると、まだ同じ場所で立ち話してる
ほんとにもう、オランダ人とドイツ人は一体どんだけおしゃべりなんだ


いつまでも油を売っているスィナをほっといて、さっさと洗濯しに行く。

ところでさっき玄関付近を通りがかった時、久しぶりにハンガリー人のアンドレアを発見!

…。
なんだかもめていた

アンドレアの隣には大きな体をした黒人の男性がおり、「とにかくなんでもいいから決めてよ!」とイライラモード。
例のアンドレアは案の定、「…でも、ブツブツ…、ベッドが、ブツブツ…」と意味不明のことを延々とつぶやいている。

どうやらこのアルベルゲにチェックインするかどうか、決められないでいるらしい。
男性のイライラはさらに募り、「今決断しなきゃいけないからどっちなの」と。

私が2階のベッドルームにあがってからもしばらく彼らの声が聞こえていた。
しばらくしてその男性が同じ部屋にあがってきて、入口横のベッドを確保していた。
アンドレアの姿はない。

「アンドレアはどうしたの?」と聞くと、「結局ここには泊まらず他のアルベルゲを探しに行ったよ」とのこと。
さらに「ベッドが1個しか空いてなかったから、彼女がここに泊まるなら自分はよそのアルベルゲに行こうと思ったのに、それを決められなくて困った。炎天下を歩いて来て汗もかいてて疲れてるから、早くベッドを確保してシャワーを浴びたいのにさ」と。

「彼女、そういうの決められない性格だからね」と言うと、今日1日たまたまアンドレアと一緒に歩いたらしい彼は、「そうみたいだね。ま、でも僕らは巡礼者だから相手には寛容にならないとね!」と。
そ、その通りです
私もスィナを相手に寛容でいられるようにがんばります。
ちなみにその男性はイタリアから来たピーターという若者だった。
てっきりアメリカ人のミリタリー帰りかと思ったよ。


ようやくシャワーを終えて出てきたスィナが興奮気味に言う。
「ねえねえ、ジーナのリュックに一体何が入っていると思う?」

ジーナは体が小さい割には大きくて重いリュックを背負っているけど、クラリネット以外に一体何が?

「なんと、ヘアドライヤーと取り換え部品一式持ってきてんのよ、あの子

ひょえ~、巡礼なのにドライヤーとか持ってきてるんだ
どうりで彼女、いつもかわいくしてるんだね。
私なんて毎日洗いざらしのバサバサの髪なのに。
恐れ入りました…。

それ以来スィナはジーナをからかって、”Peluquería”(美容院)と呼んでいた。


洗濯も終えてしまうと、ますます集いには参加したくなくなってきた。
うざったいなあ。
さっさとご飯食べに行きたいなあ。
スィナは集いにも、19:00からの教会でのミサにも出席するつもりでいる。

若干嫌々ながらも集いに参加してみる。
玄関脇のスペースに椅子を並べ、座りきれない人は階段にも座っている。
まずは1人1人の自己紹介から始まった。

先ほど会ったオランダ人のナターシャは、巡礼の理由を去年色々と大変なことがあったからと話、涙を流していた。
隣に座る義理のお母さんは英語は話せないらしい。

今朝バルでCafé con lecheの単語を聞いていたアメリカ人男性や、イタリア人のキアラも参加していた。
キアラも巡礼の動機を「去年、色々とつらいことがあったので」と話しており、あんなに天真爛漫でいつも明るいキアラまでもが心には何かを抱えて巡礼しているんだなあと思った。

巡礼者の自己紹介は英語またはスペイン語、またはオスピタレラがドイツ人なのでドイツ語で話しても他の言語に訳してもらえる。

集まった巡礼者の中に、東洋人の親子がいた。
カナダに住む韓国人のマリアと13歳の息子、ピーター。
13歳って一番反抗期とかで難しい年頃なのに、お母さんと一緒に巡礼かあ。

うちの甥は14歳。
問題を抱えているので今回の巡礼に誘ったけど、来なかった。
スペインに来てから何回か現地の写真付きでメールを送ったけど、反応があったのは最初の1回だけ。
うちの甥もピーターみたいに素直な子に育ってくれれば…。


集いではどこかの教会からやってきたシスター3人が、ギターを弾きつつ歌を歌ってくれた。
また、配られたプリントに載っている歌をギターの伴奏に合わせてみんなで歌う。




これがまた予想外に良かった
シスターの声が素晴らしくて、歌も讃美歌やその他カミーノにふさわしいものばかり。
私が知ってる「ウルトレーヤ」の歌詞もあったけど、これは今回歌われなかった。

でもCambio(英語ではChange)という歌など、まさに巡礼で新しい人生を歩もうとしている人たちの心に響く素晴らしい歌で、思わず感動してうるっと来てしまった。
また、シスターの歌声を聞いて初めて、スペイン語を美しい言語だと思った。
歌の力ってすばらしいね

最後にシスターからのメッセージがあり(スペイン語なので全部は分からないけど)、そしてシスターが1人1人にお祈りの言葉をかけながら、額に十字を切ってくれた時は感動も絶頂で泣いてしまった。
う~ん、Roncesvallesのミサ以来かな、こんなに感動して泣くのは。

オスピタレラからは、みんなの幸運を祈る紙で作った星が渡された。
St. Jean Pied de Portのアルベルゲでもらったメッセージカードを思い出す。

参加する前は「うざい」とか思っていた集いも、参加してみればとても自分にとって良い経験だったと思う。


さて、集いが終わり町へ繰り出す。
教会ではミサの前になにやらギターのコンサートが開かれている模様。
私たちはたった今ギターを聴いたばかりなので、コンサートはパス。

今朝会ったノルウェー人のギーティやイタリア人のキアラと路上で言葉を交わす。
キアラに「ミサには行くの?」と聞かれたので、「実は私は今日はミサをパスしてディナーに行きたいと思ってる」と伝えると、スィナの顔がぱぁっと明るくなり「それは素晴らしいアイデアね」と。
あれ?あんた敬虔なカトリック信者じゃ…?

ミサに行くというキアラと別れ、食事場所を探してさまよう。
とあるバルの中にパソコンがあるのを発見。
実はBurgos県を出てPalencia県に入ってから、なぜか携帯電話がずっと圏外になっていたので、家族に連絡できないでいた。
スペインに来てから3~4日置きに無事を知らせる短いメールを出していたのだけど。

スィナがテラスにいる他の巡礼者と話を始めたので、「ちょっとメールしてくる」と言い残して店内へ。
急いで母へメールを打つ


その後スィナと一緒に明日の買い出しをし、ディナーへ。
残念ながら私はまだ本調子じゃないので、あまりしっかりとは食べられなかった。
Primeroはニンニクスープ。




それ以外はほとんど残してしまい、お店の人に悪いな~と思ったけど仕方がない。
明日は良くなるかなあ?







本日の歩行距離:約17km
本日の歩数:28,804歩