父親が歩行ができない状態で退院してくる。病院やケアマネは、老人ホームに行けと進めてきた。その意味がわからないわけじゃないが、私と母は家に連れて帰ることを選んだ。今はその環境作りをしている。往診や訪問看護、入浴車、介護ベッド等。介護保険を目一杯使うことになった。
私は治療施設から寄宿舎付きの養護学校に合わせて12年いて、地域に出たのは19歳になる年だった。隔離された環境にいた頃、親元でランドセルを背負って地域の学校に通うのが夢だった。高等部を卒業し、健常者が通う短大に進学を決め、10分歩くのがやっとの私だったのに「1人で通いたい」と言ったら、学校の近くに引っ越してくれた。私のためにいろいろやってくれた父親を病院からすぐに老人ホームにやるのは嫌だ。私は「障害があっても地域で生きたい」といい続けて来た。父だって同じだ。何か方法があるはずと粘っていたら、やっぱりあった。今その手続きが進行中。私は具体的になにも出来ないが、行政やヘルパー事業所に流されそうになる母を止める役だ。それしかできない自分が情けないが。
母は病院通いで疲れてるから食事の用意が出来ない事がある、弁当を買って食べる事が多くなり、食事療法をしている私のカロリーが心配だ。そんな時、タニタ弁当を見つけた。野菜たっぷりの310キロカロリー、毎日とはいかないが活用したい。
熱い記事を拝見し、感動しました。