古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

北海道一周 車中泊の旅 ⑩

2020年10月23日 | 旅行・車中泊
北海道へ渡って早くも10日目、残すところあと2日となりました。この日はさすがに疲れが溜まってきたのでしょうか、「道の駅だて歴史の杜」での目覚めはいつもより1時間遅い7時過ぎとなりました。ワンコの散歩に出るとあれだけたくさんいた車の半分くらいがすでに出発していました。焦る必要もないのでいつも通りの準備時間を経て8時に出発しました。




この日はまず洞爺湖を目指します。昭和新山と有珠山の間を抜けて洞爺湖畔にぶつかったところを左折して温泉街に入ります。遊覧船乗り場近くの駐車場らしきところに車を停めて湖畔を散策しました。天気は今一つですが少しひんやりした空気が心地よい。足湯があったので入りました。






ここにもお決まりのアヒルちゃんがいます。乗り場のおじさんがワンコ好きなようで、ご自身の愛犬の写真を見せていただきながら楽しい会話ができました。30分くらいまったりしたのかな、次は西山山麓に残された火山活動の被害のあとを見に行きます。車に戻るときに山の上に見えたのがサミットの開催されたウインザーホテル洞爺です。確かにあそこなら警備しやすいわ。




その西山山麓へやってきました。広い駐車場があるのだけど有料無人駐車場となっています。そして少し坂を上ったところに無料駐車場があることを示す矢印があったのでそちらに停めました。ここはなかなか生々しい現場でした。国道が陥没したところに水が溜まって沼になったり、町道がずたずたになって折れた電柱が標識がそのまま残されていたり、地中の水道管が切断されて地上に姿を現したり、破壊された建物や復旧作業中の重機がそのまま取り残されていたり、、、枕木の遊歩道を登っていくと噴気が噴き出すところがあって、いつ同じことが起こってもおかしくないと思うと怖くなってきます。展望所からは洞爺湖が見渡せました。









洞爺湖を後にして海岸へ出て、ここからは噴火湾をぐるっと回ります。時刻は11時前で少しお腹がすいてきたので「道の駅豊浦」に入りました。奥さんが店内に入って調達してきたのが、スイートコーンとホタテドック。噴火湾はホタテ漁で有名ですね。どちらも美味しかったです。




次は長万部。駅前で名物の「かにめし弁当」を買うために寄りました。実は東京から青森に向かう車中、北海道で何を食べるかを奥さんがずっと調べていました。函館のハセガワストアのやきとり弁当、積丹半島の中村屋、稚内の樺太食堂、釧路の和商市場の勝手丼などは奥さんのリサーチによるものなんです。この長万部のかにめし弁当も、このあと行くハーベスター八雲もそうです。どれも有名といえば有名なんですが、調べないとわからないことなので奥さんに感謝です。




お店の横にこんなスペースがありました。駅弁の雰囲気を味わえるように列車の車中を再現した場所で、買ったばかりの弁当をここで食べることができるのです。



次は「ハーベスター八雲」でランチの予定にしていたので、かにめし弁当はあとにとっておくことにしました。このハーベスター八雲はハーブ鶏発祥のお店でチキンがおいしいイタリアンレストランです。ワンコと食べれるテラス席があるので聞いてみると、あと1時間くらいで雨が降ってくるのでこの日はテラス席へは案内していないという。食事の最中に雨が降ってくるとワンコ連れで店内へ入れないので、その後はテイクアウトになるけどそれでも良ければ、ということだったので、もちろんOKしてテラス席を使わせてもらいました。店内は満席でしたがテラス席はすぐに案内してもらえたので、ワンコさまさまです。注文したのがマルゲリータ、フライドチキン、グリルドチキン、そしてプリンにオレンジジュース。チキンはもちろん、ピザも美味しかったのですが、とくにプリンは味が濃くてぷるんぷるんで絶品でした。





ほとんど食べ終わったタイミングで案の定、雨が降ってきました。ギリギリセーフって感じで、急いで片付けていると店員さんがやってきて手伝ってくれました。様々な面でなかなか印象の良いお店でした。車を出してすぐ近くの噴火湾パノラマ館に行って噴火湾の写真を撮りました。





時刻は13時45分。次の目的地は大沼公園を見晴らすことができる日暮山展望台。この展望台に通じる道は舗装がされていないダート道で道幅も狭い。ダート道はわかっていたのだけどここまで細くてデコボコとは思わなかった。しかも強い雨のためにぬかるみ始めています。サロマ湖の展望台を思い出しましたが、それ以上にビビりました。頂上付近でパジェロと入れ違いになりましたが、これが上りの途中だったらたぶん大変なことになっていたと思います。北海道へ来てからいちばん緊張する運転でした。たぶん晴れていればもう少し感動する景色だったんだろうな。なんだか悔しい。




大沼だんごを買おうと大沼公園駅前の沼の家に行きました。これも奥さんのリサーチの成果です。今日中にお召し上がりくださいということだったので、すぐに車の中でいただきました。みたらしとあんの団子です。団子そのものは小さいのですぐになくなりました。団子のあとは湖畔を走って海岸を目指します。






「道の駅しかべ間歇泉公園」で、たらこご飯を食べようと思っていたのですが、到着した16時半にはすべて完売ということで何も食べることができませんでした。しかたなくそのまま先に進んで、「ホテル函館ひるめ荘」に併設する保養センターでお風呂にしました。ここは内湯が重曹泉で露天風呂が硫黄泉になっていて2種類の泉質を楽しめる温泉で、とてもいいお湯でした。



すぐ近くに大船遺跡があって、晴れていて時間があれば行こうと思っていたのですが、雨だし暗いしでパスしました。この大船遺跡をはじめ、有名な中空土偶が出た著保内野遺跡など、このあたりは縄文時代の重要な遺跡があって、このひるめ荘というホテルは遺跡見学に訪れる人がよく利用するようです。館内には道南の遺跡群を紹介するコーナーがありました。この道南の縄文遺跡群と青森を中心とした北東北の遺跡群を合わせて世界遺産登録を目指しているということをここで初めて知ることとなりました。



19時過ぎにここを出て、この日の車中泊を予定していた「道の駅なとわ・えさん」に向かったのですが、到着してびっくり。車はわずかに一台だけ。かなり不安な気持ちになりましたが、こんなに強い雨の中をわざわざ襲いに来るやつもいないだろうと逆に開き直って寝ることにしました。この日の走行距離は231キロでした。 (続きは次回)








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