古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

福岡の旅③

2023年03月03日 | 旅行・車中泊
福岡の旅の3日目です。この日は梅が見ごろの太宰府天満宮に行くことだけを決めていて、あとは帰りまでの時間との相談と思っていたので、朝の出発はゆっくりでした。ホテルから歩いてすぐの西鉄天神駅から電車に乗り、途中、二日市で乗り換えて40分くらいで到着です。





電車も梅仕様のラッピング。さすが梅の名所、電車から降りる人、太宰府駅周辺にたむろする人、駅からの参道、どこもかしこも人でいっぱい。太宰府天満宮は社会人になってすぐのころ、九州支店に出張で来た際に支店の人に連れてきてもらって以来なので、かれこれ40年ぶり。当時の様子はまったく記憶にないものの、こんなに若者であふれる場所だとは思ってもみなかった。





参道にはいろんなお店があって、これから行く人も、参拝を済ませて戻ってくる人も、誰もが食べ歩き状態。帰りはもっと人が増えるかもしれないと思ってこんなお店に並びました。





そしていよいよ境内へ。そこかしこにある梅の木がほぼ満開です。









残念ながら本殿は修復作業中で見ることができませんでした。






おみくじがピンク色で梅の花と一体化しています。






合格祈願の絵馬がこぼれんばかりに吊られていたので何気なく読んでいると、書いた人の心境が伝わってきて思わず「みんな頑張れ」とつぶやいていました。








梅を堪能しました。帰りには有名な「かさの家」に並んで梅ケ枝餅をお土産に買って、併設のカフェで休憩です。古民家を移築、改装したカフェで、たまたま奥の個室が空いたので通してもらいました。いつまでも座っていたい何とも居心地のいい空間でした。







大宰府を後にして天神に戻ります。地下鉄に乗り換えて中洲川端で下車、そのまま川端通商店街を歩いて櫛田神社に向かいました。途中、川端ぜんざい広場で寄り道です。お店は休みでしたが、山笠が飾られていたので写真を撮りました。





商店街を端まで行くと前々日に晩ご飯を食べた「餃子のたっちゃん」があり、その向かい側が櫛田神社の裏口になります。



こちらの境内にも山笠が。近くで見上げると迫力満点ですね。




境内は広くはないものの、立派な社殿が建っていて、内部もなかなか見応えがありました。








神社を出てすぐのところにある「博多町屋ふるさと館」に入りました。空襲で焼け残った町屋を移築して整備した建物で、かわいいアート作品が展示されていました。





さて、そろそろ陽が暮れようとしています。少し早い時間でしたが、地下鉄で空港に向かうことにしました。最後に心残りのないようにと思って、空港にある「因幡うどん」で晩ご飯。ごぼう天うどんは思っていたのと違って、ほぼ天かすうどんでした。



お土産を買ってJALのラウンジでまったり。



搭乗便は定刻に離陸したものの「伊丹空港混雑のため、しばし関西の夜景をお楽しみ下さい」との機内アナウンス。たしかに楽しめる夜景だったので到着遅れは気になりませんでした。



急ごしらえの2泊3日の旅でしたが、なかなか充実の3日間、福岡を満喫して帰宅しました。

(おわり)







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福岡の旅②

2023年03月02日 | 旅行・車中泊
福岡の旅の2日目です。法華クラブでは期待通りの美味しい朝食でした。チェックアウトを済ませたあと、ホテルのすぐ裏にある住吉神社を参拝しました。住吉三神を祀る筑前国一之宮です。朝の境内は澄んだ空気で満たされて清々しい気持ちになります。通勤途中に手を合わせる人がたくさんいて、地元で大切にされている神社だと思いました。




この日はレンタカーで糸島半島をめぐる予定にしていたのですが、レンタカーの営業所まで少し歩く必要がありました。月曜日の朝、通勤途中の方々を尻目に小一時間ほど散策がてら写真を撮りながらゆったりと歩きました。





さて、手続きを済ませて車に乗り込んで糸島へ向かいます。まずは40分ほど走って、最近よくテレビなどで見かけるヤシの木ブランコに到着です。駐車場は1時間300円。平日で朝の時間が早いこともあって車も人もそれほどいません。海岸にはヘンテコなブランコが並んでいます。順番に乗りながら写真を撮りまくりました。










休日だとブランコの順番待ちがすごいんだろうなあ。幸いにも平日なので、1時間もいれば十分に楽しめます。それでも少しづつ人が増えてきたので退散です。

さて、お次はこれまた映えスポットのパームビーチです。人気のスポットらしく、ビーチの目の前は大きなホテルを建設中でした。砂浜を歩きながら水切りショットをしたり、シーグラスを拾い集めたり、童心にかえって楽しい時間を過ごしました。







パームビーチのすぐ近くに二見ヶ浦というところがあり、砂浜の鳥居の向こうに夫婦岩があります。二見ヶ浦、夫婦岩と言えば伊勢神宮や神話とつながる伊勢志摩が本場ですが、こちらのはいちおう桜井神社の鳥居となっているものの、どうみても観光用な感じです。でも、ここの住所は志摩桜井というのですね。糸島の「島」は実は「志摩」なんです。で、志摩の二見ヶ浦といえば限りなく本場に近くなるのです。写真を撮るのに若者にまじって並んでしまいました。



ここは砂浜から夫婦岩を拝むのもいいですが、丘の上にある二見ヶ浦公園聖地霊園の広場から見下ろす眺めが何とも言えず絶景です。




ここからは糸島半島を西に向かって走ります。途中、これまた映えスポットのロンドンバスカフェに寄ったのですが、ここは写真だけにしました。



さらに走ってトトロの森を目指します。似たような森の小径は四国最東端の蒲生田岬灯台にもありました。かなりな急坂で、一気に上って息が上がりましたが、展望台からの眺めはグッドでした。おすすめです。




この日の最後の行き先は糸島半島の最西端にある「またいちの塩 製塩所 工房とったん」というところ。誰もが塩プリンを片手に思い思いの場所にすわって海を眺めています。ずっとずっと眺めていても飽きないです。薪が燃える匂いがして、煙突から煙が上がると塩作りが始まったサインです。何とも言えない風情のある場所。この日に訪ねたところはどこも楽しい場所でしたが、ここが一番でした。絶対に訪ねてみてください。










さて、レンタカーの返却時刻は18時です。平日の夕方は渋滞が予想されるので少し早い目に出たのですが、営業所に到着したのが18時10分前。営業所は18時に閉まるので、社員の方が総出で迎えてくれました。

車を返してこの日の宿泊場所「カンデオホテルズ福岡天神」まで天神地下街を歩きました。最近になって各地にできてきたカンデオホテルは屋上の露天風呂と朝ご飯が評判なので今回使ってみることにしました。結果、露天風呂は良かったものの、朝ご飯は法華クラブのほうが絶対にいいです。おススメは法華クラブです。

チェックインを済ませて晩ご飯に出かけます。お目当ての「焼きとりの八兵衛」が残念ながらいっぱいだったので、あたりをウロウロして決めたのが路地裏にあった「雄屋わさび」というお店。一見、敷居が高そうなお店でしたが、リーズナブルな価格で味も良かった。ただ、メニューの品数が少なかったのがちょっと残念。



これにて2日目が終了です。最終日の明日は梅が見ごろの太宰府天満宮に行くことにしています。

(つづく)










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福岡の旅①

2023年03月01日 | 旅行・車中泊
2023年2月26日〜28日、今年初めての旅行は福岡へ。ただし、今回は車中泊ではありません。なぜかと言うと、ふるさと納税をした大阪府泉佐野市のキャンペーンに当選してpeachポイントをいただいたのでpeachに乗っていくことにしました。とはいえ、二人だと往復分が取れなくて、帰りはJALのマイルで。それでは2泊3日の様子を紹介します。

まずは最寄り駅の始発電車に乗って関西空港へ向かいます。実はpeachに乗るのは今回が初めてで、関空第2ターミナルの利用も初体験です。出発ターミナルはでっかい倉庫のようで、あまりの簡素さにビックリしました。朝一番とはいえ保安検査場は大行列で、もちろん搭乗する便は満席。結局、20分ほど遅れての出発となりました。



福岡空港を出てすぐ近くのニッポンレンタカーの営業所に向かいます。旅の直前まで行程をいろいろと考えていてレンタカーの予約が遅くなり、前々日にネットで1件だけヒット、というラッキーな予約でした。

車に乗り込んでまずは志賀島へ。福岡には旅行や出張で何度も来たことがあるのだけど志賀島はなかなか機会がなかった。小学生の時に金印が出た場所と知って以来、一度は行ってみたいと思っていたものの、近くて遠い志賀島でした。

島内のどこかで美味しい海鮮を食べようと思っていくつかチェックしていたのですが、あまり深く考えずにとりあえず行ってみた「魚処わき」に決めて、開店まで時間があったので少し戻って金印公園でのんびりと過ごしました。



島の南側の斜面に作られた金印公園からは博多湾の向こうに福岡市内から糸島半島まで見渡すことができます。この日は天気が良かったので陽の光を受けた海面がキラキラしています。なんとも気持ちのいい眺め、心地よい場所でした。








それにしてもこんなところから金印が出たのはどうしてだろう、と考えざるを得ませんでした。出土した場所は現在は海岸沿いを走る道路になっているあたり、平地がほとんどないこの場所は古代にあっても建物があったとは思えないところです。福岡市博物館によるとこれまで「墳墓説」と「隠匿説」で論争があったそうですが、解説を読んでいるとどうやら「墳墓説」に軍配が上がりそうなのかな。そうだとしたら、奴国の王墓と言わざるを得ないけど、こんなところに王墓を造るかな。また別の機会に考えてみたいと思います。



お店に戻るとすぐに開店です。大将に勧められるままにヒラメの刺身をメインにした気まぐれ御膳を注文しました。下の写真は二人前ですが、見た目以上にボリュームがすごくて、ヒラメはもちろんのことマグロも鯛も何もかも新鮮で美味しかったです。値段は少し高い目ですが、それ以上に満足度の高いお料理でした。





食後は志賀島を一周して志賀海神社を参拝しました。古代史仲間の方に教えてもらった綿津見三神が祀られる安曇氏ゆかりの神社で、ここも機会があれば来たいと思っていた神社です。安曇氏も詳しく勉強してみたい氏族のひとつ。












このあとの行き先はいろいろ悩んだ結果、宮地嶽神社を目指すことにしました。事前の調べで、宮地嶽神社参道の階段からのびる光の道の先に太陽が沈む1年に2回しかないタイミングだというのわかっていたので、かなり並ぶ覚悟をしていきました。到着すると整理券をもらう人が並んでいます。係の人に聞くと300人限定で今250番目くらいというので、何とか光の道の夕陽を見れそうです。







境内を参拝したりして時間をつぶそうと思ったものの、結局、寒い中を2時間半くらい並んでいました。時間が来て並んだ順に見学場所(参道の階段)に行くと上の方のいい場所はすでに埋まっていましたが、見れるだけで十分と思っていたので、下の空いているところに座って日没を待ちます。この日の日没時刻は18時11分。20分くらい前から空がオレンジ色になっていき、18時前になると太陽がちょうど光の道の上に。きっと何かいいことがあるぞと思えるほどいいものが見れました。






1時間ほど走って市内に着くころには真っ暗になっていました。レンタカーを返却してホテルまで歩きます。この日のホテルは法華クラブ福岡。大浴場があるのと、以前に広島の法華クラブに泊まった時に地元の食材を使った美味しい朝ご飯がついていたので、今回もそれに期待して決めました。

チェックインを済ませて疲れた身体を奮い立たせて外に出ました。キャナルシティでは噴水ショーを最後の少しだけ見ることができてラッキー。川端通商店街の入口で見つけた「餃子のたっちゃん」という居酒屋で晩ご飯。餃子と焼売が絶品でした。





この日は朝早い始動だったこともあって少し疲れたものの、行きたかった志賀島を巡り、一度は見てみたかった宮地嶽神社の光の道に沈む夕陽を拝み、ランチも晩ご飯も大満足で充実の一日となりました。

(つづく)







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