hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

I now pronounce you Chuck and Larry

2012年12月21日 | 映画
 特に選んでいるわけではないのですが、今日はゲイ&ゲイもどき映画4連発です。まずはこちらから。

   

 ケビン・ジェイムスとアダム・サンドラー共演コメディ。
 1年前に妻を亡くしたばかりの消防隊員ラリー(ケビン)は、悲しみのあまり妻あての手紙を開封することができず正式な手続きをしそこなり、危険の多い仕事をしている自分に万が一のことがあっても残された子供たちが生命保険を受け取れないようになってしまった。手っ取り早い解決策は再婚すること。
 他の女性に気持ちが向くことが決してないと考えているケビンはなんと職場の同僚であり大親友のチャックに結婚してくれと迫る。命の恩人のラリーの頼みを無下に断ることもできず承諾するチャック。
 かくして二人の偽装結婚は始まるのだが、愛妻家だったラリーとどうしょうもない女好きだったチャックの突然の同性同士の結婚はにわかに信じてもらえず・・・・・方々からの疑いを晴らすために必死にゲイであることを証明し続ける羽目に。
 全体を通してありがちな話ですが、ケビン・ジェイムスのキュートぶりと共演者たちの魅力でなかなか楽しい映画に仕上がっていました。
 特に最近ジャスティンティンバーレイクと結婚して「ごっつい顔してなんでピンクのフリフリのウェディングドレスなんて着るわけ?似合わないっつーの」と意地悪な私が思っていたジェシカ・ビールがとっても魅力的でした。
 3 out of 5

 「I love you Philip Morris」
 

 まずタイトルがストレートで好きですね。
 奥さんと娘と幸せな結婚をしていた男が交通事故で一命をとりとめたことをきっかけに、今まで隠していたけれどゲイとして生きることを決意。何の不満もなかった結婚生活を捨て、ボーイフレンドのために尽くす人生を始める。
 大好きな彼のために贅をつくした生活をするために数々の詐欺を働いてきたスティーブンはついに刑務所へ。
 その刑務所でフィリップ・モリスと運命の出会い。
 華麗なる手口にて自分をフィリップを刑務所から出すことに成功、そこから先も次々と詐欺を働いては捕まり、捕まっては脱獄し、を繰り返す。それもこれもすべて「愛のため」。
 これ、実話なんですよね、信じられないですよね。
 ジム・キャリーが「この役をこなせるのは俺しかいないだろう!」という勢いで飄々と演じています。フィリップ役のユアンは・・・・・ちょっとやりすぎじゃないの?
 私にはちょっとスピード感がありすぎて、うまく伝わってこないことが色々ありました。ちょっと期待外れかな。
 3 out of 5 スティーブンの元嫁が理解があって素敵過ぎるんですけど、それも本当なのかなー・・・・・

「Weekend」
 

 ノッティンガムという北にある地味な街を舞台にしたゲイの青年二人のストーリー。
 主人公ラッセルは一夜限りのつもりでゲイ専のバーでグレンをナンパ。
 次の朝目覚めた二人はなんとなくお互いの話を始め意気投合し、次の日も会うことに。
 二人の若い男のまったりとした会話が中心の作品ですが、なんとなく雰囲気がいいです。アマゾンの紹介文

 It is about the search for identity and the importance of making a passionate commitment to your life.

というのがぴったりそのまましっくりきます。好きなタイプの作品でしたよ。3 out of 5

「Time to leave」
 

 こちらフランス映画です。
 ガンでいくらも生きられなくなったカメラマンの男性が恋人の青年に病気のことを隠し通したまま不器用に別れを切り出したり、しばらくぎくしゃくしていた家族との関係を修復する話。
 今ポスターの写真を見るまで忘れていましたが、死ぬ前に人のためになることをと考え、子供のできない夫婦のために・・・・なんてエピソードもありました。
 主人公の男性も半端なくカッコいいのですが、とにかく出てくる人出てくる人全てが美形な映画でした。
 上の3つ以外でもこれまでもたくさんゲイの映画を観てきたのですが、ちょっとある一点において一番印象に残るシーンがありました。ちょっとこちらではとてもじゃないけど書けませんが・・・・・ 3 out of 5
  
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