平成23年7月6日
トムラウシを諦めて十勝岳に向かう。
トムラウシ温泉から入山地の望岳台までは結構な道程。
十勝川に沿って下るとすぐに東大雪橋を渡る。
この下は東大雪湖。十勝ダムが作った人造湖。
この後、富良野などを通っていくが広い畑はあったものの写真で見るような美しい一面の花は
気が付かなかった。
十勝岳の登山口・望岳台に到着。この付近は観光客がぞろぞろ。
もっとも、自分も観光客であるが・・・・・。
しかし、十勝岳方面はガスの中。晴れていれば素晴らしい展望のここも今日は×。
ああ、雨が降っていないだけマシか。
準備を整え、遅い出発。
望岳台を過ぎてしばらく進むと十勝岳避難小屋が見えてきた。
小屋の先で小さな沢を渡る。相変わらず天気は悪く向かう先が見えない。
前方にガスの中大きな雪渓が見えてきた。この雪渓の左側小尾根が登山ルート。
ガスの中を進む。富士山と同じような砂礫の登山道。
ここは、岩のルート。ちょこっと三角点のようなものがあったが、まだ頂上ではない。
ガスの中に見えてきたあれが十勝岳山頂か。
山頂を表わす標柱がない。壊れたものが転がっていた。
1名、単独の女性の登山者がいた。
彼女は上ホロカメットクから上ってきたが標柱がないためここが十勝岳の山頂かわからず困っていた。
頼みの視界は全くない。
彼女に十勝岳山頂までの道を尋ねられた。
ここが山頂であることを説明し、GPS表示を見せてあげた。
まったく天気によって山頂の印象はぜんぜん違う。
昨日のシリベシ山も展望なし。
雨が降っていないだけましと考えよう。
そんな中でお決まりのパチリ1枚。
この石碑には「光顔嶺々 」と刻んである。この石碑が一番立派だった。
何にも見えない山頂での動画↓
昨日のシリベシ山の時もそうだったが、風は強いし何にも見えない頂上に長居は無用。
さっさと下山開始。
砂礫の小尾根。
ガスの中にうっすらと見えた雪渓。
下るに従って、下界の展望が・・・・・望岳台・駐車場も見える。
こちらは登山禁止の前十勝岳方面。
あいかわらず山頂方向はガスの中。
十勝岳の避難小屋。
この時間になっても登ってくる人が多い。
皆、のんびりしているな。
小屋の周りには、たぶん山頂を目指さない小学生の集団、ハイキング?の子供たちが昼食中。
再び山頂方向を振り返る。
なかなかばっちりと顔を出してくれない。
下は素晴らしい天気。
望岳台も 朝とは打って変わって展望の楽しめる場所となっていた。
山頂方向は見えないけれど。
無事に駐車場帰着。十勝岳山頂は最後までその姿を現してくれなかった。
■今回のコースタイムです。
08:10 望岳台の駐車場出発
09:06 十勝岳避難小屋
11:14 十勝岳山頂
13:27 駐車場 帰着
日本百名山 第54座 十勝岳 終わりました。
さてさて、次は、大雪山・旭岳を目指します。
<<<つづく>>>