おーちゃんの 「目指せ。日本200名山!」  そして最近、いい加減な家庭菜園 (^^♪ 

日本百名山トレッカー(悪名高い?)を目指して人生後半ラストスパート!

100座完登後は、200名山を目標に!

山行記録  82.奥穂高岳  その2

2012年09月15日 06時50分09秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年9月12日(水)

重太郎新道を登りつめ、紀美子平から吊尾根の縦走路に入る。

紀美子平を振り返る。

この斜面の真ん中に道がある。

 

最低コルの分岐。

下を除くと岳沢。小屋の上部には雪渓が残っている。

吊尾根はペイントが飛ぶところもあるが、おおむね判りやすい。

涸沢越しに北穂高岳。南稜コースもはっきりと見える。

涸沢ヒュッテと涸沢小屋。

前穂高岳を振り返る。

どこを眺めていても素晴らしい迫力のある峰々で大感激。

前穂高岳の北尾根。

「おおっ!」思わず唸る。

ついに槍ヶ岳が遠望できた。

槍ヶ岳のアップ。

マッターホルンのような頂。

北アルプスを代表する名山である。

そして、目の前には奥穂高岳の山頂。

 

ちょっとガスがかかったりする。

東稜の頭。

あれはジャンダルムか。

そのアップ。

 

やっと山頂が確認できた。

小さな穂高神社の社があって・・・・。

 

奥穂高岳・3190mの山頂。

涸沢岳~北穂高岳~槍ヶ岳に続く稜線。

間には難路で知られる大キレットがあるはず。

 

嬉しくてお決まりのパチリ1枚・2枚・・・・・

おまけに3枚。

登山者がお互いに写真を撮り合う。

いつもはそんなことはしないのだが、つい浮かれて・・・・。

 

ぐるりと360度のパノラマ ↓

 

この景色の中で腹ごなしだ。

 

たらこおにぎりを食べる。

旨い。

ふと気付くと登山者はもう誰もいなくなっていた。

槍ヶ岳も雲に隠れてしまった。

 

名残惜しいが下山しよう。

 

ちょっとガスが出てきた。

流れるようにガスがかかり、また青空が見える。

白ペンキのマークは問題なく確認できる。

視界が悪くなると厄介なところもある。

今日は大丈夫だ。 

前穂高岳が近づいてくる。

白状すればもうとうに前穂高岳はパスと決めていた。

紀美子平から登り30分、下り20分なのであるが、圧倒的な高さにとっくにギブアップしていた。

紀美子平到着。

写真左に空身で登っている登山者がいる。

もちろん、パスの心は揺らがない。

なんと軟弱なことか・・・・。

さあ、下に見える上高地を目指して下山だ。

 

雷鳥広場・・・・雷鳥はいない。

岳沢パノラマ・・・・小屋が近づいてきたな。 

これはナナカマドかしら。

などとのんきに下山していたら・・・・・・。

 

下から登ってきた登山者の方が「親子連れの熊がいるので気をつけて。」と知らせてくれる。

少し下ると単独の方1名とペアの方が登山道で立ち止まっている。

しきりに鈴を鳴らしおり「熊がいます。」と・・・・。

写真左端の下の黒いのが熊。

確かに熊がもそもそしいる。(カモシカの立場の少し上部)

しかし、熊までの距離は楽に100m以上離れていたと思う。

そのうちこちらが気になったのか少し向きを変えたと思う間もなく、藪の斜面をまっすぐに

こちらに向って駆けだしてきた。

凄い速さでこちらにくる。

「逃げろ!」

4名は、下りていた登山道を駆け上がるが熊はすぐ近くまで迫ってきた。

威嚇の?鼻息まではっきりと聞こえ、熊の黒光りした毛並みまで見える・・・・・。

逃げおおせるわけはない。

幸いなことに(他の3名には叱られますが)自分は、一番上にいたと思う。

瞬間、近くの手ごろな岩を抱えようかと思った。それ以外になにも思いつかなかった。

熊との距離は数十メートルか。



熊は、止まり、やがて戻り始める。

「助かった。」

そう思ったのは、私だけではなかったと思う。

 

熊は尾根の縁に立ち、小熊が2頭近寄って尾根の向こうに姿を消した。

その後、少し足が震えていたが、けっして疲労のせいではなかったと思う。

熊に威嚇されておそれをなした4名は集団下山。

もくもくと岳沢小屋までひたすら下り続けた。藪から物音が聞こえるたびにぎょっとしながら・・・・

その時は、熊鈴などまったく効果がなかった。たぶん、子連れの親熊だったからだろうか。

 

ほうほうの体で岳沢小屋に着く。

一しきり熊の話題でもちあがるが、無性に腹が減り、カレーライスを食べた。

山小屋でこのように食事をするのは記憶にない。

 

あとはひたすら上高地を目指す。

天然クーラーの風穴は手をかざすこともなく素通り。

 

登山道入り口に到着。

遊歩道を上高地までもう少し。

河童橋の手前で猿が道路をのっそり歩いていたのだが、熊かと思ってぎょっとした。

上高地は平日にもかかわらず大勢の観光客でにぎわっていた。

熊にはたまげたが素晴らしい山であったことには間違いない。

さあ、ここから自転車だ。

釜トンネルの下りはあっという間であったが、中ノ湯への登りは参った。

2回ほど押して無事帰着。

思い出深い奥穂高岳登山となった。

 

■今回のコースタイムです。

2:06 中ノ湯温泉下出発
3:05 上高地
3:42 前穂高岳登山道入り口
5:44 岳沢小屋
8:18 紀美子平
10:15 奥穂高岳
11:48 紀美子平
13:53 岳沢小屋
15:43 河童橋
16:35 駐車位置に帰着

 

■今日のルートです。クリックで大きくなります。

 

 

■そして今回の費用です。

2450円 道路通行料 八王子IC~松本IC   
2450円 道路通行料 松本IC~八王子IC     
3900円 ガソリン代(走行距離464km。燃費19.2km/L・ガソリン140円/Lとして)
---------------------------------------------------------------------
8800円 合計(飲食費含まず)

 

 

日本百名山 第82座 奥穂高岳 終わりました。

 

 

さてさて、次はどこを目指そうか。

 

 

 

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6 コメント

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Unknown (ハナタレ爺)
2012-09-15 07:02:06
おはようございます
熊は恐ろしかったでしょう
富士山ののぼりでゆっくり話を聞きましょう
返信する
Unknown (おーちゃん)
2012-09-15 12:46:54
熊さん相手では、カンプのヘルメットやアルミピッケルを持っていても
ご遠慮したいと思います。

で、富士山は先日初冠雪しました。
官房長官や応援団長を小突きまわして突撃しますか?

私はいつでも玉砕の覚悟はできておりますので。

おまけ・・・・ポンツーン買おうかな。
返信する
ポンツーン (ハナタレ爺)
2012-09-15 15:11:15
イーベイで買えば格安です。
今年こそパウダー堪能しましょう。よろしく
返信する
依頼 (おーちゃん)
2012-09-16 15:45:52
ハナタレ爺様

169cmのやつ、いっちょうお願いします。
(169cmでないといやだ)
おまけにTLTのラディカルも落としてや。

精を出して買って頂戴。
手数料は、総購入費の10%でね。

そうそう、取付の手間は、下高井戸の「たつみ」で
支払わせていただきますよ。

よろしく。

返信する
Unknown (ドナルド)
2012-09-22 08:46:07
今度は、奥穂高でしたかぁ~。

ここは、まだ未踏の場所であり
今年、登りたかっか所でもありましたので
凄く、参考になりました。

槍は、やっぱり絵になりますね。

そして、怖い思いもされたようで
まさか、ここで熊と遭遇するとは夢にも思っていなかったでしょうね。
熊は足が速いといいますが、ビックリされた事でしょう。
でも、襲われずご無事でなによりでした。
返信する
Unknown (おーちゃん)
2012-09-22 12:47:29
ドナルドさん こんにちは

北アルプスはどこを見ても絵になります。
素晴らしい奥穂高に大感激でした。
月並みですが河童橋越しにみる山だって最高です。
熊は御免ですが、穂高~槍の縦走は憧れです。
また、訪れると確信しています。
今度は、涸沢をベースにしてゆっくりとうろつきたい。

冥土の土産?に100名山を登っている訳ですが
おそらく来年の夏には成就できそうです。
その後は、冥土からお迎えが来るまでしぶとく
山歩きを楽しみたいと思っています。

日程には余裕をもって小屋泊まり食事付で・・・・。

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