連合軍では、飛び来る矢で射倒され、疫病で息絶える兵士は、増えてきた。矢で倒される兵士だけとは限られなくなってきた。
軍団医師のマカオンも頭をひねった。治療方法が判らなかったのである。彼は、為す術がなかった。疫病で死を迎える兵士が後を絶たない。死者を焼いて葬る焔は、昼夜を問わず絶え間なく燃え続けた。死者をいっときもほっておけない事態であった。
この様な惨状を呈し始めて、6日目の朝である、連合軍では、会議を招集した。
オデッセウスは、ひそかに探索していたのである。1、射放たれる矢数は14~15本である。2、極短時間の間に放たれる。3、毎日ではないようだ。4、放たれる時間は決まってはいない。5、どこから放たれるか。決まったところからではない。まさに、神出鬼没の作戦実行であった。
軍団医師のマカオンも頭をひねった。治療方法が判らなかったのである。彼は、為す術がなかった。疫病で死を迎える兵士が後を絶たない。死者を焼いて葬る焔は、昼夜を問わず絶え間なく燃え続けた。死者をいっときもほっておけない事態であった。
この様な惨状を呈し始めて、6日目の朝である、連合軍では、会議を招集した。
オデッセウスは、ひそかに探索していたのである。1、射放たれる矢数は14~15本である。2、極短時間の間に放たれる。3、毎日ではないようだ。4、放たれる時間は決まってはいない。5、どこから放たれるか。決まったところからではない。まさに、神出鬼没の作戦実行であった。