砦では、パリヌルス、オキテス、オロンテスの三人が、航海中のあらゆる事態を想定して航海日程計画を作り終えていた。
オロンテスは、その日程に基づいて食事計画の大要を二人に計って組み立てた。700人にも及ぶ者たちが航海中船上で摂る食事である、大変なことであった。その骨子については『まあ~、これでいいだろう』というところで決着した。彼はその計画を頭の中に押し込んで、倉庫で作業しているアンテウスのところに足を運んだ。
彼は考えあぐんでいた。『どのようにしようか。まあ~、蓄えてある食糧の在庫次第だ』
彼は大雑把に考えてから、事細かにやろうと決めた。
パリヌルスとオキテスは、アエネアスらの帰砦の連絡を受け、彼らを北門に出迎えた。
『お帰りなさい。おおっ、統領 雨にあわれましたか。ずぶぬれですね。広間に火が焚かれています』
『おっ、そうか。それは有り難い。イリオネス、ギアス、それからトリタスも広間のほうに行こう』
彼らは広間に足を向けた。
『パリヌルスにオキテス、話はうまくいった。こちらの要望が全て承諾してもらえた。砦は、残る者たちの住居として、そして、一部はトリタスに任せて収穫物の倉庫として使用することにした。また、残る者たちは、トリタスの生活圏に組み入れることとした。そういうことだ。トリタスは、俺たちが船出するまで砦に逗留する。トリタス、いいな』
『いいですとも。皆さん、お世話になります。よろしくお願いします。』
オロンテスは、その日程に基づいて食事計画の大要を二人に計って組み立てた。700人にも及ぶ者たちが航海中船上で摂る食事である、大変なことであった。その骨子については『まあ~、これでいいだろう』というところで決着した。彼はその計画を頭の中に押し込んで、倉庫で作業しているアンテウスのところに足を運んだ。
彼は考えあぐんでいた。『どのようにしようか。まあ~、蓄えてある食糧の在庫次第だ』
彼は大雑把に考えてから、事細かにやろうと決めた。
パリヌルスとオキテスは、アエネアスらの帰砦の連絡を受け、彼らを北門に出迎えた。
『お帰りなさい。おおっ、統領 雨にあわれましたか。ずぶぬれですね。広間に火が焚かれています』
『おっ、そうか。それは有り難い。イリオネス、ギアス、それからトリタスも広間のほうに行こう』
彼らは広間に足を向けた。
『パリヌルスにオキテス、話はうまくいった。こちらの要望が全て承諾してもらえた。砦は、残る者たちの住居として、そして、一部はトリタスに任せて収穫物の倉庫として使用することにした。また、残る者たちは、トリタスの生活圏に組み入れることとした。そういうことだ。トリタスは、俺たちが船出するまで砦に逗留する。トリタス、いいな』
『いいですとも。皆さん、お世話になります。よろしくお願いします。』