あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

一気飲み流行らぬ時代のクリスマス  あきオジ

2011-12-25 05:57:36 | 日記
浅草の裏通りです。
ちょっと面白い。

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春を待つ下宿の人や書一巻  夏目漱石

加茂にわたす橋の多さよ春の風  夏目漱石

小袖着て思ひ思ひの春をせん  夏目漱石

俊寛と共に吹かるる千鳥かな  夏目漱石

(夏目漱石の明瞭な切り口は爽快感はいいですね。過剰に重くしないのが好きです。)

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もちぼちと止めずあるく雪の里  あきオジ

降りかえるそれもなくて雪の里  あきオジ

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空海が雪をうける無人寺  あきオジ

2011-12-25 05:48:44 | 日記
来年ははやりスカイツリーですね。
流行に乗るのも、避けるのもそれぞれの楽しみですね。
難しく考えたり
言わけを考えないようにしましょうかね。

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凧糸むつれ解く野風に立てりけり  碧梧桐

子供勉強しすぎる鶯夕暮を鳴き  碧梧桐

母と子と電車待つ雛市の灯  碧梧桐

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米櫃の軽き落とする師走哉  あきオジ

(戦後の貧しさの音が思い出されます。)

あればいいなければそれなり冬支度  あきオジ

2011-12-25 05:36:33 | 日記
隅田川です。
いつも外国人で溢れています。

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わすれ草菜飯につまん年の暮  芭蕉

年暮ぬ笠きて草鞋はきながら  芭蕉

分別の底たたきけり年の昏(くれ)  芭蕉

月花もなくて酒のひとり哉  芭蕉

(このごろ、芭蕉の句が身近になりましたね。勿論、素人の感想に過ぎませんが、素人は素人の引きよせかたがありますね。そんな気がします。冬の句はとくにぴったりきますね。)

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俳句など無縁でしたが、出会って、それぞれの俳人の人生が透かし見えるような気がして楽しいですね。来年も同じスタイルでぼちぼち続けましょうかね。

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無縁仏雪をいただき年を越え  あきオジ

地蔵様ぼちぼち歩きまいります  あきオジ

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