このごろは雪の色合いありがたし あきオジ

皇居前の師走です。

・・・・・・

きちかうも見ゆる花屋が持仏堂　　蕪村

（「きちかう」は桔梗の古名）

古傘の婆娑としぐるる月夜哉　　蕪村

春雨やゆるい下駄借す奈良の宿　　蕪村

花に来て花にいねぶるいとまかな　　蕪村

・・・・・・・

蕪村は色彩が鮮やかで構図がしっかりしているので、美しいですね。

・・・・・・

正月の雪に出会いし高尾駅　　あきオジ

・・・・・

縄文が飛び出てくる初日の出 あきオジ

皇居前広場です。

・・・・・・・

御飯のうまさほろほろこぼれ　　山頭火

いつ死ぬる木の実は播いておく　　山頭火

もりもりもりあがる雲へ歩む　　山頭火

（この句は山頭火ではなければ作れない大胆さと単純さがあっていいですね。）

・・・・・・・

もう二日そして師走に向かう日々となり　　あきオジ

・・・・・

光り受け今年となる光庭 あきオジ

皇居前の風景です。

・・・・・・・・

今年もぼちぼちです。
それでいいのです。

・・・・・・・

元日やおもへばさびし秋の暮　　芭蕉

二日にもぬかりはせじな春の花　　芭蕉

元日は田毎の日こそ恋しけれ　　芭蕉

・・・・・・・・・

今生きる気合を入れる初詣　　あきオジ

・・・・・・・・