あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

冬枯れてどうなることやらみちもなし  あきオジ

2012-01-17 06:33:31 | 日記
世田谷の風景です。

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俳句(もどき)は退屈しないことを思うと自分にあっているのかもしれません。
まだまだ、いかにも俳句に引きずられたりしたり
かっこつけた句にしたいという思いが湧いてきますが
まあ、そんなものでしょう。

ひらがなの語り言葉でそのまんまが目指すところです。

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かぞへ来ぬ屋敷屋敷の梅やなぎ  芭蕉

納豆きる音しばしまて鉢叩  芭蕉

旅人と我名よばれん初時雨  芭蕉

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飢餓などを知らずおでんをつつきあい  あきオジ

うらみなく死んでいけるか雪積もる  あきオジ

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ひそやかな夜を旅する山頭火  あきオジ

2012-01-17 06:05:53 | 日記
世田谷の風景です。
なぜかマリア像に見えてきます。

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ひそかに波よせ明けてゐる  放哉

冬木の窓があちこちあいてる  放哉

窓あけた笑ひ顔だ  放哉

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俳句はお茶、お花などと同じような教養的な芸事なのですね。
芸術をきどることなどさらさらない形式なのですね。
今の時代、映像的にはテレビ、歌心はロックとか演歌に吸い取られてしまったのかもしれません。

楽しければ
自分にあった形式ならば
何でもいいですね。

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割れ茶碗抱えた冬もありました  あきオジ



ぼろ市で雨にうたれて逃げまどい  あきオジ

2012-01-17 05:42:54 | 日記
世田谷線の風景です。

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旅は笹山の笹のよそぐのも  山頭火

秋風、行きたい方へ行けるところまで  山頭火

寝床まで月を入れ寝るとする  山頭火

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座頭市でも木枯らし紋次郎にしても旅人です。
ドラマの展開に都合がいいこともありますが
日本人の旅への憧れもあるのかもしれません。
主人公は旅人でも
悪いやつらは定住型です。
ということは、殺され役の下っ端にも
女房、子どもがいたと想定することができますが
そのような背景はおかまいなしです。
それが見えないから
「○○将軍」などの番組はあまり楽しめません。

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ぼろ市が終りて柘榴のこる寺  あきオジ