あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

雪積もり何事もなき山になり  あきオジ

2012-01-23 06:50:12 | 日記
キルト展の出品作です。
何となく、日本的な文様をさけているような気もしますが
それはそれですね。

・・・・・

風邪の峠は過ぎたようです。やれやれです。
この頃は風邪には用心深くなりました。
年を取ると「万病の元」になることも多いのです。

・・・・・・

住みつかぬ旅のこころや置炬燵  芭蕉

(いつの日か、このような句に「なるほど」と言えるときがくるのでしょうか。)

海暮れて鴨の声ほのかに白し  芭蕉

冬の日や馬上に氷る影法師  芭蕉

(芭蕉の句であっても、何の感動も起こさないひもあるのですね。俳句は、作者と読者の微妙な緊張関係の上に成り立っている文芸で、作者だけでも成り立たない性質のものなのですね。)

・・・・・・

雪あれど雪に埋もれているばかり  あきオジ

津軽には津軽の重さの雪が降り  あきオジ

(津軽で二年間過ごしました。それはそれで楽しかったです。しかし、雪は生活そのもので俳句の世界ではありませんでしたね。)

・・・・・・

キルト縫う願いこめる腕細く  あきオジ

2012-01-23 06:04:25 | 日記
キルトに願いを込める。
それも楽しみですね。

・・・・・・

投げだしてまだ陽のある脚  山頭火

だまつて今日の草鞋穿く  山頭火

笠も漏りだいあたか  山頭火

・・・・・・

島見ゆる紫雲出山の雪をうけ  あきオジ

(思い出すのは、四国丸亀先の紫雲出山のいただきからみえる瀬戸内海です。菜の花の高知の海岸も懐かしいですね。)

・・・・・・


餌探す鳩にもひとしく霙ふり  あきオジ

2012-01-23 05:53:00 | 日記
キルト展の出品作です。
ランの展示会まで花がありません。

もう少しで蝋梅が咲きますね。
水仙、そして蝋梅、そんな季節なのですね。

・・・・・・

寂しいぞ一人五本のゆびを開いて見る  放哉

道を教へてくれる煙管(きせる)から煙が出ている  放哉

山の芋掘りに行くスツトコ被り  放哉

雪積もる夜のランプ  放哉

(放哉の晩年の孤独を人生への諦め、そして俳句にすがる思いは、想像できませんね。)

・・・・・・・・

写真見てキーでいじる俳句哉  あきオジ

それほどに不器用ではない雪を掃き  あきオジ