あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

焚火するとび職どこへいったやら  あきオジ

2012-01-28 17:33:44 | 日記
今日は寒いけれど雪はなかったのです。
放哉の俳句です。
別のボルグにアップしていたのですが
手を広げ過ぎたので
少しづつ縮小しています。
そんなことでこのブログにアップしました。

・・・・・・

クリント・イーストウッド監督の「エドガー」を見ました。
フーバー長官の半生を描いたものですが、アメリカの歴史に疎いと
登場人物の背景が分からないので
退屈でした。
それより映画の狙いは裏側の生活だったようで
マザコン、同性愛、事実のねつ造などの事実を丁寧に描いています。
人の一生とは、そんなもの。

映画の出来はそこそこではないでしょうか。

・・・・・・

座頭市むやみに人切る節分会  あきオジ

深紅なるダウンジャケット似合うとし  あきオジ

地蔵尊雪に埋もれて立ちにけり  あきオジ

・・・・・・・

良寛の暮らしはいかに雪ふかし  あきオジ

2012-01-28 05:52:59 | 日記
キルトもまた来年ですね。
十分楽しませてもらいました。
ありがたいことです。
強いパワーをいただきました。

・・・・・・・

春雨や静になづる破れふくべ  良寛

春雨や友を訪ぬる想ひあり  良寛

水の面にあや織りみだる春の雨  良寛

・・・・・・

大雪だそうです。
北国の人にとっては生活そのものであり
当たり前の風景でも
それを経験していない人たちにとっては驚きであり
心配になりますね。

・・・・・・・

茶をすすり桃の花待つひなたぼこ  あきオジ








あきることなく春を待つ軽さかな  あきオジ

2012-01-28 05:33:55 | 日記
一生を貫く仕事があるといいですね。
優秀な銀行マンもいいですし
証券会社の課長もいいですが
だけど、会社という名を取り除いたら
名刺さえも役に立ちませんね。

老後はとはこれから自分だけの人生を楽しむチャンスということかもしれません。

・・・・・・

漬物桶に塩ふれと母は産んだか  尾崎放哉

底がぬけた柄杓で水を呑もうとした  尾崎放哉

入れものが無い両手で受ける  尾崎放哉

(この句は放哉の代表句のように言われますが、できすぎた偶然の句のような気がします。どこかで放哉のイメージができあがり、その極致にある句を見つけ出した。そんな気がします。でも、完成度の高い句ですね。それはそれ、素人は勘ぐりしたり、うがった見方をしない方がよさそうです。)

・・・・・・・・

その人がらしか残らないのですね。

・・・・・・・・

忘れ去る波の記憶に雪が降り  あきオジ

2012-01-28 05:19:05 | 日記
キルトの展示会も終わります。
また、新しい物を探します。
おっかけじいさん。
何か落ちつきがありませんね。
もう、そろそろじっくりやりましょう。

・・・・・・

仕事もぼちぼち終りにして
好きなことにこだわっていくことにしましょうかね。
それくらいの贅沢ができないのでは
どこかが違うのですね。

・・・・・

へうへうとして水を味ふ  山頭火

ほろほろ酔うて木の葉ふる  山頭火

しぐるるや死なないでゐる  山頭火

山しづかなれば笠をぬぐ  山頭火

(山頭火の俳句集も二順目になるのでしょうか。これから楽しめそうです。)

・・・・・・

雪降りをベランダから見る歳になり  あきオジ

理不尽な苦労もうけて雪積もる  あきオジ

騒音も遮断されるとなりなり  あきオジ