あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ガンガーが流れる真夏が浮かびくる  あきオジ

2012-01-30 06:10:25 | 日記
絵を描いています。
ありきたりで退屈でしょうが
ご容赦ください。
日記代わりなのです。

・・・・・・

時代の側面をえぐる
その意味では山頭火や放哉は
滓のようなものですが
それはそれで奥行きがあり
興味はつきません。

・・・・・

秋風のお堂で顔が一つ  放哉

お粥煮えてくる音の鍋ふた  放哉

汽車が走る山火事  放哉

・・・・・

何もせずそして一年すぎてゆく  あきオジ

あのころと同じ気分で乗りおくれ  あきオジ

(昭和30年後半、安保闘争、学園紛争の時代、運動の流れに入れず、当事者ともなれなかった、あのときの負い目と同じです。)

セーターも濡れている流木の海  あきオジ

・・・・・




ゆるやかに正月おわり本開く   あきオジ

2012-01-30 05:43:01 | 日記
久しぶりに絵を描きました。
日記代わりです。

退屈でしょうが
ご覧ください。
明日には写真を撮りに出かけるつもりです。

・・・・・

冬川や舟に菜を洗う女有  蕪村

ふゆ河や誰引すてて赤蕪  蕪村

嵐雪にふとん着せたり雪の宿  蕪村

落書の壁あはれ也今朝の雪  蕪村

(芭蕉にしても蕪村にしても「写生」というより、再構成というのが近いのではないでしょうか。換骨奪胎して組み立てる。そうでなくては、ちっとも面白くないような気がします。それに、現代の作家もそうでしょうが、技巧を凝らさないと、「つくった気がしない」のではないでしょうか。そんな気がします。)

・・・・・

あればうれし蜜柑をおもう炬燵かな  あきオジ

窓開けて俳句する日の雪景色  あきオジ




夕闇が深くなれど豆腐売り  あきオジ

2012-01-30 05:34:34 | 日記
年賀状のつもりで描きました。
アップしたかどうか忘れてしまいました。

としをとると確かめるのが面倒になるものです。

・・・・・・

靴音が戻って寒し午後10時  あきオジ

・・・・・・・


旅のかきおき書きかへておく 山頭火

まったく雲がない笠をぬぎ  山頭火

あの雲がおとした雨にぬれてゐる  山頭火

うしろすがたのしぐれてゆくか  山頭火

(境涯を淡々と句にしたものが心に残りますね。何となく残っている。それが私にとっての名句なのですね。)

・・・・・・