ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

それでもボクはやってない

2007-02-06 22:53:23 | Book&Art&TV
湖北風景
暗雲の地平 湖北 LUMIX FX01

今日はちょうど日本語字幕スーパー付で「それでも ボクは やってない」をやっていたので足を伸ばして大阪市内まで見に行った。
大ヒット作の「Shall We ダンス?」から11年ぶりの周防監督の映画。
痴漢冤罪事件の内容、最初から最後まで裁判を中心にシリアスな話が続くけれど、ぐーっと最後まで引き込まれてしっかり見られた。決してハッピーエンドでもないけど、後味は悪くない。
手錠や腰綱というのはいかに屈辱的なことか。
難しい用語もいろいろ出てくるが字幕のおかげで漢字がよくわかる。
懲役3ヶ月とは言わないのね。懲役3月(ゲツ)という。
ふつうの人間が何もしていないのに、いきなり手錠をかけられて無実を主張すれば、懲役まで言い渡されて…
裁判というのは一種の駆け引きだから、まじめに答えていれば真実は明らかになるなんていうのは大間違いで…
裁判員制度なんかができて、このくじに当たったら庶民はどうすればいいんやろう。
日本の裁判の現状を考えるにはとてもいい映画だと思う。
映画なので脇役に主役級が揃っているが、肝心の上手い主役は誰なん?新人?最後のクレジットを見て加瀬亮だった。
どうも映画感想コメントの上手なakoさんのようには書けないなぁ。