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ウチの斑入りハナミズキ(かなり前に2階から撮った写真)
新聞の書評で見てすぐに図書館のリクエスト出したら、新品の本をいちばんに借りられた。
広島県尾道・福山周辺の地方チェーン書店の啓文館の書店員の話である。
就職して何年目かに病気で下肢麻痺になり、現在も車イスで書店員を続けている。
この中でいちばん、印象に残ったのは、本は売れたら補充するということ。
1日500冊売れる書店ではひっきりなしに500冊の補充をしなければならない。
考えてみれば、書店の棚というのはいつも詰まっている。
本を棚からスッと引き抜けるくらいの隙間余裕を入れて、きっちり、埋まっている。
本棚がスカスカになって、本が斜めに傾いでいるというような本屋さんはない。
隙間ができたらすぐに同じ本あるいは代わりのを棚に入れて、常にいっぱいいっぱいの状態にしておくというのは、スゴイことなんでは…
本の並べ方、売り方、発注、返本、補充、イベントなど、本屋さんの仕事というのは小さな会社くらいの総合力というかプロデュース力が必要なんである。
大なり小なり奮闘する本屋さんで本を買ってあげたいと思うけれど、モノが増えるのがイヤで、最近は図書館で借りてばかり。
うーん、ちっとも本や出版業界に貢献してないなぁ。