平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い636  敗戦国の悲哀、安倍・プーチ会談 

2016-12-17 11:04:16 | 日記
   平和への希い636  戦後71年  
    敗戦国の悲哀、安倍・プーチ会談    2016.12.17.
  北方領土問題は、戦勝国ロシア(当時はソ連)が、敗戦国日本に「勝ち取ったものは絶対に手放さないぞ」
という執念の問題なのだ。日露戦争で「取られた樺太半分」の「悔しさ」が詰まっている問題なのです。

日ソ中立条約があったにも拘らず、  
1945年(昭和20年)2月4日、ヤルタ会談で、ソ連が対日戦争参加することが密約される。
1945年(昭和20年)8月8日、ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄、対日宣戦布告、満州・樺太・
千島列島などを次々に制圧。
1945年(昭和20年)8月15日、日本はポツダム宣言を受諾、無条件降伏後もソ連は進攻を止めず、
戦勝国として、ソ連は、北海道の分割統治を主張するなど言いたい放題、やりたい放題。


奇しくも「巌流島」がある山口県で、安倍小次郎と遅れていらいらさせるプーチン武蔵との会談が始まった。
予想通り、「経済協力」の食い逃げ中心の結果でした。

領土の主権問題は、「日露両国の法的立場は害さない」との合意項目を見て、「未来志向のアプローチこそ
が最終的な結果に続く道」と記者会見で話す安倍小次郎さんが霞んで見えました。

無謀な戦争に突入した「東条内閣の閣僚だった岸信介おじいちゃん」達によってもたらされた北方領土問題、
お父さんの故安倍晋太郎さんが外務大臣時代に奮闘した北方4島の返還問題、そして、安倍晋三首相。
親子三代にわたる懸案事項。

集団的自衛権を含む安保法を成立させ、日米同盟を強固にした現在、ロシアにとって「4島返還」は自分で
自分の首を絞めるようなもの。「譲れるはずがないだろう」と鼻で笑っているプーチンさん。
日露平和条約は、遠のいてしまったなあと実感しました。

今年、ウォーキング中に出会った花や風景、再登場。クモの上を行くジェット旅客機。

12月17日「今日は何の日カレンダー」より
歳の市、羽子板市(~19 浅草寺)
▲蓮華王院(三十三間堂)が完成(1164)▲ロンドンの帽子屋ボーラーが世界初の山高帽子を製作(1849)
▲ライト兄弟が動力機の初飛行に成功(1903)▲最初は軍事目的。日本でスキー開始(1910)
▲ベートーベン、師走の定番「第九」日本初演(1924)
▲衆議院議員選挙法改正公布(大選挙区制・婦人参政権等)(1945)
▲京阪電鉄が戦後初の車内暖房(1952)▲上野動物園にモノレール登場(1957)