平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1390  領有権 

2019-01-18 09:13:45 | 日記
   平和への希い1390 戦後74年  
  領有権 2019.1.18.

日ロ平和条約締結に向けて、両国外相が直接交渉し、日ロ首脳で決着つけようと、なったようだ。
1月16日、ロシア・ラブロフ外相は、年頭記者会見で、
「日本が北方領土の領有権を主張するのは、国連憲章上の義務に明白に違反している」
「日本は、第二次世界大戦の結果、北方領土がロシア領(旧ソ連)になったことを認めるべきだ」
「日本が、国内法で『北方領土』の呼称を使っているのは問題で、第二次世界大戦の結果を認めていない、
世界で唯一の国だ」と主張。

安倍総理の意気込みを、鼻で笑っているみたいで、気に食わないが、残念ながら、「仕方ないこと」と
受け止めなければならない理由もあるのだ。
少なくても、第二次世界大戦までは、戦勝国が、敗戦国に「賠償」として、賠償金の他に領土を要求してきた。
日露戦争で、日本が南樺太(北緯50度以南)を奪取したように

無条件降伏した日本は、「北方領土を差し出すのが当然だ」、本当は、「北海道の半分だって差し出すべきなのだ」
と、当時のソ連・スターリンが、戦勝国の権利を主張していたのだ。戦争し掛けた日本政府が悪いのだ、と。
1951年のサンフランシスコ講和条約で、日本は南樺太と千島列島を放棄する、と、政府は千島列島の範囲に、
国後・択捉が含まれると認めていた経緯もある。(1956年2月に取り消しているが・・・)

安倍総理は、1956年日ソ共同宣言を基に、歯舞・色丹の2島先行返還を実現し、経済協力などで、残る国後
・択捉も、返還させるよう譲歩を引き出そうということらしい。
しかし、ロシアにとっては、北方4島に、日米安保条約に基づく「米軍基地」が出来てしまったら大変と考えて
おり、まず、国後・択捉を返すことはないだろう、というのが外交専門家の見立て。

ロシアにとっては、北方4島は、日露戦争で、「取られた」という歴史的な思いがある上に、現在は、ロシア
の「安全防衛」上、譲れないのである。
安倍総理の意欲は、買いますが、難しい交渉。岸お爺ちゃん達が起こした馬鹿げた戦争の後始末。
日米安保条約を破棄する覚悟が無いと、難しいかも。他国のためにカネもヒトも使いたくないトランプさん
だから、チャンスかも。そう簡単にはいかないでしょうが。兎に角、戦争だけは絶対御免だ

ウォーキング中に出会った花。

1月18日「今日は何の日カレンダー」より
初観音、都バス記念日(東京都交通局)、米食の日(毎月)、頭髪の日(毎月)、北海道清酒の日
◆土用(雑節のひとつ。立春の前十八日。春の土用)
▲鷓野讃良(うののさらら)皇女(45)が、正当な皇位継承を訴えるために吉野に行幸する(689)
▲応仁の乱(1467)▲江戸に明暦の大火(振袖火事)。死者は約10万人(1657)▲クック、ハワイ諸島に到達。
スポンサーの名にちなみ当時はサンドイッチ諸島と命名(1778)
▲プロシアがドイツ帝国となる(1871)▲富山で米騒動(1890)▲大逆事件の判決が下る。死刑24人(1911)
▲パリ講和会議開催(1919)▲東京に乗合自動車登場(1924)▲上海事変 (1932)▲全官公労組が「2.1ゼネ
スト宣言」(1947)▲授業料値上げに対し早大生がスト(1966)▲福岡県の三井三池・有明鉱で坑内火災が
起こり、83人が死亡(1984)▲ビクターがVHSビデオムービー発売を発表(1984)▲天皇の戦争責任について
発言していた長崎市の本島等市長が右翼団体の男にピストルで撃たれ重傷を負う(1990)