平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1416 日本分割占領案

2019-02-13 10:39:28 | 日記
     平和への希い1416 戦後74年  
   日本分割占領案 2019.2.13.

今月は、日経新聞の「私の履歴書」を執筆されているのは、政治外交史家の五百旗頭真(いおきべまこと)氏。
戦後日本の運命を決め、そして現在、北方4島・沖縄はじめ米軍基地・韓国の慰安婦や徴用工問題など、
いまだに戦後処理で苦労している日本の出発点を巡る、アメリカの日本占領政策決定について、3000頁に
及ぶ「生の原文書」を丹念にたどって、見つけられた、「2日間の命に終わった日本占領案」のお話に、寝食
を忘れて、ここまでやるのか、と、学者魂の気迫に超感動。

終戦の翌日(1945年8月16日)、米・軍部が完成させた日本占領政策は、ドイツ分割モデルを反映して、
「北海道と東北はソ連軍、関東から関西の中心部は米国軍、中国と九州は英国軍、四国は中国軍の占領下に」
だった。
2日後の、8月18日に、米・トルーマン大統領は、米国の主導権を重視し、分割占領を否定する国務省(日本
の外務省に当る)主導の占領政策を承認、同時に、スターリンの北海道半分をソ連占領下置きたいとの「つつま
しい要求」を拒否したのである。軍部案は、各地域に派遣する各国の占領軍の拠出計画として発表された。

この五百旗頭論文は、当時センセーションを巻き起こし、日本の古老政治学者はこぞって、「軍部の分割占領案
は無かった」「若い学者のスタンドプレー」と批判。しかし、文書存在の事実を見落としていた古老が謝罪。
無条件降伏の日本。どの様にされても文句が言えなかった。無謀な戦争を起こした日本は、払わなければならな
かった代償が大きかったのである。

もし、トルーマン大統領が頑張ってくれなかったら、安倍総理の今のご苦労は、北方4島等どころではない。
と、またぞろ、開戦に踏み切った時の内閣閣僚「岸信介」(安倍総理の)お爺ちゃんの顔を思い出してしまう。

いずれにしても、安倍総理は、「戦争の悲惨さ」「バカらしさ」を再認識して、憲法9条をしっかり守り、
集団的自衛権を含む安保法を廃棄し、米軍基地を無くし、軍備拡張を止め、平和国家日本を世界のモデル国家
にすることで、世界平和に貢献することです
。狂走馬トランプ号の尻馬に乗っている場合ではない。
ウォーキング中に出会った花です。

2月13日「今日は何の日カレンダー」より
苗字制定記念日
▲「続日本紀」が完成(797)▲千手堂、悲田院焼失(1168)▲鎌倉寿福寺建立。臨済宗の祖栄西が開山(1200)
▲王政復古と名誉革命、イギリスで権利宣言(1689)▲樺太開拓使設置(1870)▲地方公務員法施行(1951)
▲平民に姓を強要。13万種ほどの苗字、誕生(1875)▲作曲家ワーグナー没。69歳(1883)
▲都教育庁が「赤い教員」246人に対して退職勧告(1950)▲地方公務員法施行(1951)▲フランス、サハラ砂漠
で原爆実験に成功(1960)▲ソ連が作家ソルジェニーツィンを国外追放(1974)▲「風俗営業等の規則及び業務の
適正化等に関する法律(新風営法)」施行(1986)▲リクルート事件で江副浩正前会長ら逮捕(1989)▲気象協会が
スギ花粉の飛散状況の予報を開始(1990)▲日本新聞協会、皇太子妃報道の一定期間の差し控えを協定(1992)