平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1404 傾聴の研修

2019-02-01 11:10:50 | 日記
平和への希い1404 戦後74年 
  傾聴の研修 2019.2.1.

昨日は、傾聴ボランティア活動をしている仲間40人と、近隣市で傾聴活動されている方の特別参加者3人の、
43人で、「スキルアップ」研修の日でした。
日ごろの活動で困った事例をテーマに決め、ロールプレイ(役割を演技すること)で疑似体験し、グループで、
「この点は良かった」「もう少し寄り添う気持ちで」など話し合い、「傾聴の基本」照らして考え、お互いの
傾聴活動のレベルを上げることが狙いの研修でした。

「老人ホームに入れらて、『家族に捨てられた』と涙ぐむ男性」「話なんてするもんか、と意地を張る高齢女性」
という事例設定。

話し手さん、聴き手さん、観察する人を決め、ロールプレイをし、ベテランの方と経験が浅い方が入り混じった
グループの中で討議し、傾聴のスキルの基本を見直すと共に、お互いに情報交換することで研鑚し合いました。
傾聴の基本スキルとは、相手の方が、「話しやすくなるように」する技術です。
 明るい挨拶、自己紹介、目的の説明(今日は、一緒におしゃべりしたいと思ってまいりました等)
座る位置、程よい距離、座る姿勢(腕組みや足組は厳禁)、声の調子高すぎず低すぎず、3つの
パスポート(アイコンタクト・笑顔・うなずき)、話題の引出し方(楽しかった思い出話、一番輝いていた
頃等)相手の方のお気持ちを把握しながらのあいずち、うなずき方・ほめ言葉・タイミング、言い替え
(相手の方がおっしゃったことを内容を変えずに「・・・と言うことでしょうか」と整理・要約して、
「きちんとお話を伺っていますよ」と解って頂き、一層話しやすくする)、肯定的な捉え直し(もう1日しか
ない→まだ1日ありますよ)共感的な励まし(「頑張って」は場合によっては、気持ちを追い詰め、心を閉ざ
してしまう、「よく頑張ってこられましたね」「良く続けて来られましたね」など、「ねぎらいの言葉」で返す)
悪口には同調しない(「うちの嫁、私の言うこと聞かない嫌な人なのよ」→「お嫁さん、人の話聞かないんで
すね」「そーなの、疲れてしまう」「うーん、疲れてしまうッテ感じなんですね」と、言いたいことを言った
のでスッキリしたお気持ちになって頂くようにする。「とんでもないお嫁さんですね」など安易に同調しない)
など。
傾聴活動には、「正解」がないだけに、「基本」から外れないように、常に心がけないと「自己流」に陥って
しまいます。

寄り添う傾聴から離れてしまい、上から目線になったり、聴くことより話し過ぎたり、言葉使いが乱れたり、
など「基本」がおろそかになるのです。

研修は、一人一人の自己チェックの場でもあるのです
社会保険労務士資格をお持ちの事務局の方から、私達が直面しつつある「認知」に絡む諸問題、認知症の実態、
予防のための心がけ、介護保険の理解、青年後見制度など、特別講演して頂きました。
超高齢化社会が進む中で、明るく元気なボランティア集団として、少しでも世の中のお役にたつことを誓い
合って散会しました。

研修風景。ウォーキング中に出会った花。

2月1日、「今日は何の日カレンダー」より
▲マリリン・モンロー元ニューヨーク・ヤンキースのジョー・ディマジオ(1954)
▲エジプトとシリアがアラブ連合共和国に(1958)▲東京丸の内に日本初の地下駐車場開設(1960)
▲中央公論社社長邸を右翼少年襲う(1961)▲藤井蒼太棋士、中学生としては、初めて5段に(2018)