昨日7月1日は、25年前の1997年に香港がイギリスから返還された日です。
イギリスがアヘン戦争で、負けた「清国」に、賠償の一環として租借権を強要して以来、香港は英国の支配
のもと、「東洋の真珠」と言われ、経済や観光などアジアにおける世界に開かれた大都市になった。
返還当初、中国は香港経済の重要性を尊重し、香港の政治には原則不干渉の立場をとり、いわゆる、高度な
自治を保障した「一国二制度」が香港政治の基本となった。
ところが、中国経済の急速な成長で、外国企業の「モノや人の流れ」が、香港経由から直接中国本土に変り、
香港の中国国内での「経済的地位(域内総生産GDP)」が下降、上海や北京などに抜かれた。
中国政府にとって、利用できた「香港の役割」は終わったということでしょう。
習近平指導部は、昨年の6月30日、「香港国家安全法」を成立させ、即日施行、翌日の「香港返還24周年」
に民主派のデモなどを抑え込む、という、露骨な強権政治を行い、「一国二制度」から、着々と「一国一制度」
にまい進しているのです。
習近平国家主席は、昨日の、香港返還25周年記念式典で、口では、
「一国二制度を変える理由はなく、長期にわたり堅持されなければならない」
と言っているが、「香港の統治は、愛国者が掌握すべき」と、香港の行政長官(トップ)に、香港の民主派弾圧
で腕を振るった警察出身の李家超氏を就任させ、言論や報道の自由など民主化の動きを統制強化するようだ。
コロナ封じ込めのために、大都市封鎖、国民は疲れ、経済は停滞。
政府に対する14億人の国民の不満爆発を避けるために、力で国民をねじ伏せなければならない。
この無理が、そうそう続くわけがない。
2011年3月の東日本大震災後に、慰問で訪れた頃の習さんは、若さがいっぱい、輝いていた。
昨日の、祝典での、表情、人間誰でも通る道、老いが目立つ。国民より、自欲を守る、老醜に見える。
「無理」は続かない。遅かれ早かれ、必ず、独裁強権政治は自滅する。歴史が証明している。
国民を大事にする人権政治、平和主義に、舵をきって、世界平和に貢献して欲しいのですが。
ウォーキング中に出会った、トウモロコシの花、ノーゼンカズラなど。
7月2日、「今日は何の日カレンダー」より どんの日(香川県生麺協同組合)
▲新田義貞、敵兵の矢に当たって倒れ、自決。37歳(1338)▲バーモント州、初の奴隷廃止(1777)▲前年8月に
イギリス人が薩摩藩士に殺傷された「生麦事件」に激怒した英国政府は、犯人の引き渡しと賠償金を求めたが、
薩摩はこれを拒絶。鹿児島湾で英戦艦と交戦 [薩英戦争](1863)▲パスツールの予防注射、成功(1881)
▲ツェッペリンが初の硬式飛行船の試験飛行に成功(1900)▲一僧侶の放火で鹿苑寺金閣寺炎上(1950)
▲アメリカ、市民権法成立(1964)▲東大全共闘結成。安田講堂バリケード封鎖(1968)▲南北ベトナム統一(1976)
▲メッカで巡礼者将棋倒し1426人死亡(1990)▲都議会選挙で、小池百合子の都民ファーストの会が第一党
に(2017)▲藤井楓太4段、公式戦29連勝でストップ(2017)▲羽生結弦に国民栄誉賞(2018)▲千葉県
習志野市に隕石落下(2020)