昨日の日経夕刊、「明日への話題」は、ピアニストの仲道育代さんが担当。
「語り合いたいのに」というテーマで、音楽を語り合う、音楽に乗せた作曲者の気持ちを伝え合うことの
大切さを、書いていらっしゃいました。
仲道さんは、米・ミシガン州での、東洋人一人だけで、心細かった中学時代、音楽の授業で、先生に、
「ピアノやっているんだって?何か弾いてよ」と言われ、習っていたグリーグのピアノ協奏曲3楽章を
弾いた。弾き終ると、勉強仲間の子供達が拍手し、「景色が見えたよ!」「おばあさんのこと思い出して、
涙が出た」「どんなこと考えて弾いていたの?」など、言葉が降ってきた。
仲道さんは、演奏が、人の心に影響することをはじめて体験された。同時に、友人たちが、語り合おうと
してくれて、アメリカでの生活が前向きに変わった、とのこと。
今は、音楽大学で、教えていらっしゃって、
「上手くなること」にこだわり、「上手くならないなら、音楽をしている意味がない」と悩む学生が多いこと
に、驚き、嘆いていらっしゃる。
「この作品のここが素敵でしょう?」「あなたが工夫して表現している所はどういうところ?」と、語り合い
たいけれど、「ここをこうすれば良くなる」と教える事ばかり期待される。
音楽を語り合う機会が意外と少ないことを、残念に思われて、
「語り合う、気持ちを伝え合う、そこから次の一歩への前向きな力がでてくるかも知れないのに」と
結んでいらっしゃいました。
クラシックでも、歌謡曲や抒情歌でも、歌を作った方々の、思いを乗せた演奏や、歌声は、こころに響く。
音楽の将来を担う方々、仲道先生のお気持ちを、勉強の日々に活かして、頑張って下さい。
今日は、参議院選挙。こころに響く政治家に投票しましょう。
ウォーキングで出会った花。
7月10日「今日は何の日カレンダー」より 納豆の日、国土建設週間(~16)、LPガス消費者保安デー
▲伊能忠敬の「大日本沿海実測地図」完成(1821)▲日本初の学位授与式(1879)▲東京女子師範学校で、予科を
廃し付属高等女学校が設置される(高等女学校の始め)(1882)▲「東京朝日新聞」発刊(1888)▲大日本体育協
会(現・日本体育協会)設立(1911)▲日本初のタクシー会社、誕生(1912)▲岩波文庫創刊(初文庫本)(1927)
▲日本初のナイター、開催(1933)▲登呂遺跡の発掘開始(1947)▲マーティン・ルーサー・キング、投獄(1962)
▲ウルトラマン、放送開始(1966)▲「ぴあ」創刊(1972)▲京都市、古都保存協力税実施。反対寺院、拝観停止
(1985) ▲ミャンマー アウサンスーチー の自宅軟禁解除(1995)▲鹿児島・出水市で集中豪雨、死者21人
(1997)▲NТТドコモ「オサイフケータイ」開始(2004)▲イチロー米オールスターゲームで、ランニング
ホームラン、日本人初MVP(2007)▲タイ 洞窟遭難事故で閉じ込められた13人の救出完了(2018)