私のPC自作部屋

これまで作ったPCの苦労や失敗談、今取り組んでいるアイテム等を綴っていく予定です。

sptd.sys という、怪しいシステムファイルを削除する方法。

2015-05-15 02:41:29 | OS・ソフト
以下が Autoruns のモニター画面です。



ピンクにクローズアップされているのですぐにわかりますが「sptd」というファイルが見えます。

Windows のシステムフォルダーの下にあるドライバーフォルダーの中に潜んでいるようです。

他の Windows8.1 マシン全てチェックしましたが見当たらないので、この Windows7 マシンにだけインストールされたようです。

ネットで調べてみると、マルウエアの疑いのある、限りなく怪しいプログラムのようで、至急削除した方がよさそうです。

但し、このファイルだけを単純に削除すると、レジストリを弄くられている可能性があり、その場合PCが起動できなくなるリスクもあります。

そこで、これがどこから紛れ込んだのか調べ、きちんとン手順を踏む必要があると考え更に調べてみたところ、いくつかの侵入パターンがあるようですが、このマシンの場合、フリーの仮想ドライブソフトとしてインストールした古いバージョンの「DaemonTool Lite」と共にインストールされた可能性が高いことが判明。

早速、「DaemonTool」 のヘルプ画面からバージョン情報を開いてみると、「SPTDのバージョン 1.62」というのがありました。



とうことで、予想通り「DaemonTool Lite」と一緒にインストールされたと断定できました。


これを削除するため、まずコントロールパネルの「プログラムと機能」をチェックしたのですが、「SPTD」なんでソフトは見当たりません。「DaemonTool」に関係するプログラムで見つかったのは、以下の「DAEMON Tools Toolbar」だけです。



まず、これをアンインストールすることから始めます。

アンインストールするためには、まずバックグラウンドで動作している「DaemonTool」を終了させます。タスクバーからDaemonToolを右クリックし、「終了」をクリックします。



その後、「プログラムと機能」から「DAEMON Tools Toolbar」のアンインストールを実行します。



続いて、「DaemonTool」本体のアンインストールを行います。
「プログラムと機能」には見当たらないので、、「DaemonTool」が格納されているフォルダー「C:\Program Files\DAEMON Tools Lite を開くと、以下のように、「uninst.exe」があるので、これをダブルクリックします。



すると以下の画面になるので「アンインストール」(文字がボタンからはみ出していますが。。。)をクリック。



最後に「完了」をクリック。




以上のように「DaemonTool」を完全に削除しても「SPTD」は以下のように消えてくれません。




それではいよいよ「sptd」の削除に取り掛かりますが、以下はあくまでも自己流なので、真似をされる方は自己責任でお願いします。

最初に、以下のように「Autoruns」でバックグラウンドで動作している「sptd.sys」を右クリックし、「Delete」で停止させます。



管理者権限で実行するか、という画面がでますが、Yes をクリックし、再度確認する以下の画面で「はい」をクリック。




これで「sptd.sys」が動きを止めてはずなので、「sptd.sys」が格納されている「C:\Windows\Sysytem32\Drivers」の中にある「sptd.sys」を右クリック。



以下の画面になるので「削除」をクリック。




再起動してみましたが、問題なく立ちあがり無事?「sptd.sys」の削除が完了しました。

いきなり「sptd.sys」を削除しても問題ないのかもしれませんが、.sysファイルを削除す場合は、立上らなくなるリスクもあるので、少し慎重に処理してみました。


尚、DaemonTool はとても便利なソフトですので、これを使い続けたくなります。その場合、新しいバージョンであれば「sptd」はインストールされないようです。
私が確認したところ、「バージョン 4.47.1.0333」で大丈夫でした。



但し、デフォルトでチェックを外さずにどんどんインストールを進めると、意図しない余分なソフトもインストールされるので、要注意です。

以下、私のインストール事例を紹介します。


最初の設定画面です。

デフォルトのままで「次へ」をクリックすると。「Baidu Hao 123」とかいうのがホームページに設定されてしまいます。それを避ける場合は「カスタムインストール」にチェクを入れ、「Baidu Hao123 をホームページに設定しよう」に入っているチェックを外します。



次は「The Desktop Weather」インストールするかどうかの選択画面になります。これもデフォルトではインストールされてしまいますので。「カスタムインストール」にチェックを入れ「The Desktop Weather をインストールします」のチェックを外します。



続いてプライバシー設定です。

ここでは「…私の統計を使用することは許可しません」にチェックを入れます。そうしておかないと、知らぬ間にインターネットでデータが送信されてしまいますので。

もしかしたら、これを許可してしまうと「sptd.sys」がインストールされてしまうのかもしれません。そうとは一切書いてありませんが。。。


インストール後、Windows7では 最初に起動すると以下の画面が出てきます。



ガジェットそのものは脆弱性が高い(危ない)ので、「インストールしない」をクリックします。

以上の設定で完了です。

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2 コメント

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SPTD (通りすがり)
2019-06-05 21:26:50
著者様が記事内で書かれている通り、
DAEMONToolsをアンインストールしただけでは、
SPTDを正常にアンインストールできません。
これは最新版の“10.11”でも同じ状態です。
自動でアンインストールできる方法を
見つけましたので、ご紹介します。
まず以下にアクセスして、
http://www.duplexsecure.com/downloads
システムにあうファイルをダウンロード、
ダウンロードしたファイルを起動させ、
“Uninstall”を実行すれば、
自動でアンインストールできるようです。
一旦PCを再起動し、
Autorunsで“sptd”が検出されないこと、
“C:\Windows\Sysytem32\Drivers”に“sptd.sys”
がなくなっていること、
この2点をを確認しました。
再度上記のファイルを実行したところ、
“Uninstall”のボタンが押せなくなっていますので、
アンインストールできたと思われます。
Windows10 Pro 64Bit 1809 で確認しました。
返信する
貴重な情報、ありがとうございます。 (hiros-pc)
2019-06-06 08:42:22
早速、ご紹介頂いたサイトにアクセしてみました。

このような便利なツールがあることを教えて頂き、感謝いたします。
返信する

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