私のPC自作部屋

これまで作ったPCの苦労や失敗談、今取り組んでいるアイテム等を綴っていく予定です。

復元した30数年前のロードバイク、破損したフロントブレーキのアルミワッシャーを自作してみました。

2016-09-08 01:29:23 | 自転車整備
色々考えたのですが、ボルトとワッシャーで簡単な冶具を作れば、電動ドリルを旋盤のように使えそうなので、まず冶具を作ることにしました。

冶具と言っても大げさなものではなく、作成するアルミワッシャーの外径と同じ Φ16㎜の鉄ワッシャーを、M8のボルトとナットでアルミ板うを締め上げるものです。

近所のDIY店で、Φ16㎜ のワッシャーを探すとありました。





但し、内径がM6用なので、M8のボルトが入りません。仕方なく、以下のように、ドリルでM8サイズまで拡大しました。





続いて、アルミ板の加工に移ります。

まず、板の中央にポンチを打ちます。




Φ3から徐々に穴を拡大し、最後にM8のボルトを通すため、Φ8でいったん止めます。




次に、M8のボルトに先ほど追加工したΦ16のワッシャーを挟んで、アルミ板を締め上げます。




カナノコで大まかな形状にカットしていきます。





続いて、ヤスリでΦ16のワッシャーに当たらない程度までラフに削っていきます。





外径の仕上げは、このM8ボルトを電動ドリルに喰わえて、ヤスリで削ります。





思ったより、綺麗にできました。

以下、冶具のM8ボルトから取り外してみたところです。





続いて、内径の仕上げに取り掛かります。

壊れたワッシャの内径を ノギスで測った値は Φ11.0 と見ましたが、一か所切れているので正確な値か不明です。

ということで、テーパーリーマを使い、相手部品に現合せで少しづつ仕上げていくことにしました。




しっくりはまったところで、寸法を測ってみます。



Φ11.10 位でしょうか、、、


外径は、Φ16に対し、若干大き目の Φ16.6 でしたが、大きい分には問題なさそうなので、このままで行きます。


実際に組んでみます。

最初に破損したアルミワッシャを外します。




今回作成したワッシャーと並べてみたとこです。





この自作ワッシャーを使って、組み付けます。





完成です。




横から見ると、締め付けたため曲がっています。正規品も同じように曲がっているので異常ではないと判断。


これでしばらく様子をみていこうと思います。


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