伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

「学校のあり方」についてを市教育公表

2012年09月23日 | 学校教育
 さて、きのうアップした田人町のまちづくり懇談会の中で、「学校のあり方」の検討が同地区で始まっていることを書きました。これはこの程、いわき市教育委員会が公表した「『学校のあり方』について」にもとづいて進められます。

 「『学校のあり方』について」は、児童生徒の減少と学校の小規模化が今後も進んでいくという認識のもと、基本姿勢に「子ども達が主役」「住民意向の尊重」「地域や家庭との連携促進」を据え、現在の中学校区を目安にして学校の規模・配置などのあり方を住民もまじえて検討し、より良い教育環境を子どもたちに提供していこうということをうたっています。その手法には、小中一貫教育の推進、通学区域の再編、学校の統廃合、地域独自の事業展開などをあげられています。

 確かに少子化による学校運営の弊害が聞かれる中では、必要な検討だと思います。例えば小規模な中学校では、集団競技の部活動(課外ですが)が困難になり、場合によっては合同チームの編成などで対応している学校もあるようです。保護者の負担は相当なものでしょう。

 地区から学校の統合が要望されたこともありました。しかし、その時にも保護者の中からは統合に反対という声がありました。また、学校がなくなると地域はいっきに衰退すると聞いたこともあります。こうしたことを考える時、どのような学校のあり方が望ましいのかは、幅広い住民・保護者の意見を反映し、十分に理解と納得を得ながら決めていくことが求められていると思います。田人地区の他、豊間地区でも検討会を開いてくと聞いています。行政側の考えを住民に押し付けることなく、しっかりとした検討を進めていくことを望みたい。

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 今日朝から雨模様。大雨・洪水警報が出されたうっとうしい一日でした。夕方になって雨脚は大分弱くなってきましたが、こんな日だから穏やかな秋の日で、心を和ませたい。滝の鮫川堤防に咲いていたコスモスです。昨日、赤旗の配達途中で撮影したものです。キアゲハがたくさん飛来して花の蜜に、口吻を伸ばしていました。

 また昨日は、マルト中岡店前で、憲法改悪に反対する署名への協力を呼びかけました。尖閣諸島で中国との間で緊張が高まる中で、自民党総裁選で総裁候補の口から巡視船の武装強化や海上自衛隊の強化が語られ、国民の命と健康を何よりも大切にすべき政府が、事故の多いオスプレイの配備受け入れを決定する。こうした主張や行動は、改憲の動きと連動し、また憲法より日米安保体制を大切にする政治に問題があることを紹介しながら、憲法を守ろうと訴えました。

 目の前で話を聞きに来たり、手を振ってくれた知人もいました。ありがとうございます。

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