伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

市議選の結果を受けて議員だよりを書きました

2016年09月14日 | 市政
 11日投票の市議選の結果を受けて、議員だよりを書きました。ご覧ください。



学校給食費無料はじめ公約実現にがんばります
意見や要望をこれからもお寄せください


 11日投票のいわき市議会議員選挙で、10月からの任期となる新しい市議会議員が決まりました。この選挙戦の中で日本共産党が何を訴えたのか、また、市民のみなさんに何を託されたのか振り返ってみたいと思います。


 日本共産党が今度の市議選で訴えたのは、①学校給食費の無料化、②国保税の引き下げをはじめ、災害復興公営住宅家賃減免の継続など、市民と震災被災者の暮らしを支え、復興を促す政策でした。

 選挙の結果では、4候補で合計が1万2,207票で、前回より1,779票減らしているものの、これらの訴えには子育て世代を中心に共感が広がりました。
 選挙が終わった後、ある市民は、「学校給食費の無料化。あれは実施した方がいいですね」と、声をかけてきました。

 この市民の声は、選挙前から選挙中にも様々な形で日本共産党の候補者に届けられました。

 選挙前の声は、本紙№2100号で紹介をしていますが、選挙中にも、「給食費の支払いが大変で、私(親)のところに借りに来るんですよ。実現するといいですね」などの声があがりました。

 ある子どもの施設関係者はこう訴えたといいます。

 「利用料金を納められない人も多く、暮らしの様子をみると、払ってとなかなか言えないことがあるんです。小学校にあがった時に大変だろうなと思っています。この子たちが小学校にあがった時に無料になっていたらいいなと思います」

 こうした声には、現在の子育て世代の暮らしのきびしさが現れています。

 小学校3年生の子どもが、「無料化されると助かります」と声をかけてきたことはすでに紹介しました。子どもたちが、お金の心配をせずに学ぶことができる環境をつくること。これは子どもたちの基礎学力を伸ばし、社会的に指摘される貧困の連鎖を断ち切るためにも必要なことです。

 日本共産党以外の候補者でも、学校給食費の無料化を訴えた候補者がいたようです。

 一方では、「学校給食費の無料化は財源がなければだめ」と否定的な候補者もいたようです。

 予算を編成する権限を持つ市長に対して、市議会議員には、まず、市民の願いを取り上げて市政に届けることが求められています。

 予算のことを持ち出して、市民の願いの入り口を狭めてしまえば、市民の願いは最初から市政に届かないことになってしまいます。

 それは市議会議員の役割の放棄ともなってしまいます。

 日本共産党は、まず、市議会議員としての役割をしっかり果たすために、この市民の願いを受け止め実現を求めていきます。

 その上で、約15億円とされる財源をどうするのかは、確かに課題になります。

 ただ、いわき市の財政を見ると、公債費(借金を返済するための予算)がピークに比べて約50億円減っており、その財政の状況から見れば、可能な状況にあると考えられます。

 問題は、市長が学校給食費無料化という政策的決断をできるかどうか。ここにあります。

 日本共産党は、市民のみなさんと力を合わせて、この学校給食費の無料化を市に迫り、実現に力をつくしていきたいと思います。


 市議選の中では、次のような声も候補者によせられました。

「特別養護老人ホームを増やしてほしい」

「社会保険加入の拡大の中で、中小企業の負担が増えている現状を踏まえた支援がほしい」

「公共交通の充実と敬老パスのようなもので、高齢者の移動の確保を図ってほしい」

 様々な声の中では、地方自治体だけでは対応の難しいものもありますが、国に対して施策の充実を求めながら、地方の改善もはかる。こうした立場で取り組んでいきたいと思います。

 その中で、国保税の引き下げも大きな課題です。

 2年後には市町村単位から都道府県単位での運営に変わることになりますが、当面の国保税引き下げは大切な課題です。

 日本共産党市議団は、繰越金が20億円超えている現実を見れば1世帯1万円の引き下げも可能と訴えてきましたが、この実現も強く求めていきます。

 市民のみなさんの意見や要望を今後ともお寄せください。




 朝の愛犬の散歩で見たのはヤブマメ。



 クリのイガも茶色に。



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