3月1日はビキニデー。。1954年(昭和29)第五福竜丸がビキニ環礁で、アメリカが実施した水爆実験で発生した死の灰を浴びた日を記念して設けられた原水爆禁止運動の記念日でした。実験は「ブラボー実験」と呼ばれ、第五福竜丸は、爆心から150km離れた場所で操業していたのですが、乗組員全員が被曝、その一人・久保山愛吉さんは半年後に亡くなったのだそうです。日本で原子力兵器による3度目の被害を受けて、原水爆禁止運動が盛り上がるきっかけになったのがこの日です。
この3月1日は、福島県内では県立高校の卒業式がいっせいに行われます。私も県立いわき光洋高校のPTA顧問となっている関係でご招待をいただき、出席してきました。息子が在学中は議会が行われている関係で一度も出席できなかったのですが、息子が卒業後2年連続で土曜日で休会日となり出席できたのは、何と言っていいのか、微妙な心持ちです。でも子どもたちが新しい道に踏み出す卒業式は感動的な場でもあり、出席して祝福できることは、喜ばしい体験でもあります。
さて今年の卒業生は私がPTA会長を勤めることとなった年に迎えた生徒です。そしてこの年は、東日本大震災と原発事故で被災した年でもありました。
いわき市では、県立湯本高校や磐城農業高校が校舎等に被災してしまいましたが、光洋高校は幸いに校舎の被害はなし。しかし高校の立地する中央台地区は、水道の復旧が最も遅くなった(いわき市の水道網で、排水する浄水場から見て最も最下流部にあたったため)地区の一つで、復旧は4月中旬頃になりました。そういう意味では復旧の困難を抱えた高校の一つだったと思います。
こうした年に入学した生徒たちを送る卒業式でしたから、式辞、祝辞などでは、震災にふれた言葉を多く聞きました。
校長先生は式辞で、「卒業生222名は、震災直後に入学し、困難を乗り越え卒業しました」と、卒業生を激励しました。またPTA会長さんは「一つだけ願うことは『自分の命を大切にしてほしい』ということです」と言葉を贈りました。入学した年に津波などにより多くの犠牲者を出した。子どもたちも亡くなっています。亡くなった人の無念、失った未来を考えれば、生き残った尊い命を未来につないでほしい。そんな思いを込めていたのでしょう。
在校生代表の送辞は、卒業生たちに学校生活を支えていただいた思い出を振り返りながら、「苦労があればあるほどそれを映す光は美しい。苦労を恐れずがんばってほしい」と贈りました。
こうした思いに卒業生代表が、入学以降の学校生活を振り返りながら「震災という困難に立ち向かった経験をもとに強く生きていこう」と、答辞で応えたことが印象的でした。
それぞれの思い出を胸に、新しい生活に旅だつ卒業生のみなさんに、心から祝福を贈りたいと思います。「卒業おめでとうございます。」
卒業式が終わった頃から雨が降り出しました。しんぶん赤旗の配達は雨の中です。遠野町滝の大友団地の法面で、ホトケノザが咲いているのを見つけました。毎年、早く花をつける場所です。卒業式を迎えた3月1日・・そう暦の上ばかりでなく、気候の上でも春なんですね。
この3月1日は、福島県内では県立高校の卒業式がいっせいに行われます。私も県立いわき光洋高校のPTA顧問となっている関係でご招待をいただき、出席してきました。息子が在学中は議会が行われている関係で一度も出席できなかったのですが、息子が卒業後2年連続で土曜日で休会日となり出席できたのは、何と言っていいのか、微妙な心持ちです。でも子どもたちが新しい道に踏み出す卒業式は感動的な場でもあり、出席して祝福できることは、喜ばしい体験でもあります。
さて今年の卒業生は私がPTA会長を勤めることとなった年に迎えた生徒です。そしてこの年は、東日本大震災と原発事故で被災した年でもありました。
いわき市では、県立湯本高校や磐城農業高校が校舎等に被災してしまいましたが、光洋高校は幸いに校舎の被害はなし。しかし高校の立地する中央台地区は、水道の復旧が最も遅くなった(いわき市の水道網で、排水する浄水場から見て最も最下流部にあたったため)地区の一つで、復旧は4月中旬頃になりました。そういう意味では復旧の困難を抱えた高校の一つだったと思います。
こうした年に入学した生徒たちを送る卒業式でしたから、式辞、祝辞などでは、震災にふれた言葉を多く聞きました。
校長先生は式辞で、「卒業生222名は、震災直後に入学し、困難を乗り越え卒業しました」と、卒業生を激励しました。またPTA会長さんは「一つだけ願うことは『自分の命を大切にしてほしい』ということです」と言葉を贈りました。入学した年に津波などにより多くの犠牲者を出した。子どもたちも亡くなっています。亡くなった人の無念、失った未来を考えれば、生き残った尊い命を未来につないでほしい。そんな思いを込めていたのでしょう。
在校生代表の送辞は、卒業生たちに学校生活を支えていただいた思い出を振り返りながら、「苦労があればあるほどそれを映す光は美しい。苦労を恐れずがんばってほしい」と贈りました。
こうした思いに卒業生代表が、入学以降の学校生活を振り返りながら「震災という困難に立ち向かった経験をもとに強く生きていこう」と、答辞で応えたことが印象的でした。
それぞれの思い出を胸に、新しい生活に旅だつ卒業生のみなさんに、心から祝福を贈りたいと思います。「卒業おめでとうございます。」
卒業式が終わった頃から雨が降り出しました。しんぶん赤旗の配達は雨の中です。遠野町滝の大友団地の法面で、ホトケノザが咲いているのを見つけました。毎年、早く花をつける場所です。卒業式を迎えた3月1日・・そう暦の上ばかりでなく、気候の上でも春なんですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます