副島隆彦氏の著書『日米「振り込め詐欺」大恐慌』を先週購入して、今読んでますが、いつも通りの深く鋭い洞察力で、政治をはじめとする世の中の裏側を暴露してくれています。個人名が具体的に出てくるので、とても分かりやすい内容になっています。
<記事転載>
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副島隆彦です。 今日は、2009年5月23日です。
来たる6月20日に、私たちの学問道場の自力の講演会があります。それに向けて会員の皆様に私からお知らせします。 現在の直近の政治・経済情勢については会員ページの方に書きました。(来週はじめに載る予定です)
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・6月20日開催「副島隆彦を囲む会」定例会へのお申し込みはまだまだ受付中です。
お申し込みはこちらへどうぞ↓
http://www.soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
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まず、この4月末に出しました私の『日米「振り込め詐欺」大恐慌』(徳間書店刊、2009年4月)についてです。 私の本の熱心な読者や、「学問道場」の会員の皆さんたちからは、「今度の本はあまり新鮮味がなくてつまらなかった」という手厳しい評価をいくつか頂きました。
これはこれで事実でありましょう。「次の本に期待する」とか、「次作で挽回してください」と失礼なことを平気で書いて寄こした人たちもいました。私は多少むっとしましたが、「そういう厳しい評価になるのだろうなあ」と納得しました。
私なりの反論があります。
ところが、この本はよく売れています。今も全国の書店で売れていて、ほとんどの書店の一番いい所に置いてあるはずです。特に今度の本は、地方の書店で売れています。売り切れになった書店がかなりあります。
世の中は広くて、この「学問道場」に集まっている会員以外に、その10倍から20倍ぐらいの人たちが私、副島隆彦の本の読者としています。この人たちが買って読んでくれます。この人たちは、インターネットなどやりません。ネットで情報を素早く取る、とか、最先端情報を抜け目なく、目ざとく収集する、というようなことはしません。
ですから、「学問道場」の会員になってくれる皆さんの、実に10倍から20倍の、本だけの読者たちは、 今度の本に驚いてくれています。 「こんなことまで書いて大丈夫ですか」とか、「たくさんの真実がわかってよかった」という意見が寄せられました。「この著者の命は危ないのではないか」という意見もかなりあります。
それはきっと、この本に、「年金テロ」のことをはじめの方で、公然と暴き立てて書いたためでしょう。それとと、後ろの方で、ローマで、中川昭一・財務大臣のワインに薬を盛った 越前谷知子(えちぜんやともこ)読売新聞記者(36歳)の顔写真まで、載せて彼女ら女性記者たちの悪行(あくぎょう)を暴いて、厳しく批判したからでしょう。
あの「年金テロ」のことをはっきり書いて、日本の警察や検察までが、ぐるで、真犯人追跡をせずに、覆い隠して日本の年金制度が危ないことを、官僚トップたちと、警察機構までが、今や共犯者となって隠蔽(いんぺい)していることを書いたからだろう。
私たちのインターネット言論の世界ではこういうことは当たり前のこととして通用している。私たちの会員であれば、このことは全員知っている。
ところが、全国の書店に並ぶ本を出す出版社のレベルになると、今度の本に私がいろいろと名指しで指摘して、彼らの素行の悪さを糾弾(きゅうだん)したからだ。 ただし、私が、糾弾するのは、 公人(=こうじん= public personage パブリック・パーソネッジ )である人々のことだ。 公人のプライヴァシーの権利は大きく縮減する。それは世界基準の法思想だ。皆の代表者(公務員)は、プライヴァシーを主張してはならない。
皆(国民)の代わりに、代表(リプレゼンタティブ)として権力を握っているのだから、立派な素行の人間でなければならないからだ。プライヴァシーを暴かれたくなかったら、公務員をやめるべきだ。 準公人の人間たちのプライヴァシーの保護の問題は、今日は書かない。
私は、この本で名指しであれこれ書いたことが多くの読者たちに衝撃を与えている。私は、分かりやすい文章で、徹底的に事実を明らかにした。 ところが、今の日本の出版業界の枠組みでは、、あれらのことは、あそこまで公然とは書けないこと、書いてはいけないこと、になるのだそうだ。 この事実に、著者である私が、一番、驚きました。
私がこれまでずっと書いてきたとおり、日本のテレビ局5社・大新聞5社の10社が、全部アメリカの手先になっているから、日本国民には、大きな真実が伝わらない。日本国民は、アメリカの力で洗脳され、情報統制され、思想(思考)管理されているのだ。この思想・情報統制を打ち破って、何とか単行本市場(ビジネス書)で、全国の人々に本当のことを知らせたいと、私はずっと考えてきました。
今度の本も、出版社の編集長が、一生懸命努力してくれて、書き手である私の意を酌(く)んでくれて、何とかこれだけの内容を本の中に載せてくれたわけです。編集長と二人で、この本ができるまで、本当に苦労しました。2ヶ月間、心血を注(そそ)いだ、と言っても過言ではありません。 そのせいで私は、この本が書きあげた直後から少し体調を崩しました。
私は、何十度も、ワーワーと怒鳴って、「なんとかこのことは載せてくれ。この一行は削らないでくれ。あっちの行も削らないでくれ」 という厳しい争いを出版社とやったのです。
インターネット上だっから、あれほどの情報が流れて、多くの事件が、その深層まで含めて、どんどん書かれているのに、一般の商業出版物では、とても、この本に書いた以上の危険な内容 は、一般の流通市場としての出版物としては、載せられない。このことを、私自身が学びました。ですから私が今もこのことに一番、驚いています。
出版社の内部で、もしかしたら、読売新聞社から、出版社が訴えられるのではないか、と、社内で議論があったそうです。このことも私はあとから、本が出てから知りました。世の中は、こんなにも世知辛(せちがら)いものなのかと、苦々(にがにが)しく思いました。
それでも何とかこの本を出せて、そして全国で読んでもらって、私は、ほっとしています。 出版の差し止め請求とかの法律的なのトラブルも、私が、現時点で知る限り、起きていません。 よかった。ですから、会員の皆さん、こういうことをご理解ください。
「次回作に期待する」と、私に、そういう横着なことを書いて寄こした会員は、少しは反省しなさい。 私、副島隆彦は弟子たちと、必死で、こういう闘いを、日々、やっているのです。 おまえたちは、何か、必死で闘ったか。私たちの前に出て来い。新しい情報を取りたい、他の人たちよりも先に真実を知りたい、この国では学問道場が一番、最新の情報を伝えてくれる、だから、自分は会員になっている、という人たちに私は、言う。
ここは、学問のための道場です。 自分も参加して、本当の学問、本当の思想の勉強をやろうと思いなさい。 人から、何か聞いて、それで、自分は物知りになった、他の人たちよりも賢い、と思っている程度の人間たちなら、私は、どうでもいい。私たちは、知識と言論と思想で、本気で闘いたいのです。
手加減は無しだ。 大きな枠組みの中の真実なら、なんでもかんでも、一切の遠慮なしに書いて、知らせて、皆で議論する。 そのために学問道場です。いざとなったら、本当に自分も闘いに参加するのだ、というこころ構えぐらいは、持っていてください。
それから、この5月18日に、民主党の代表選挙があった。 我らが小沢一郎は偉いのだ。 小沢一郎は、ひとりでこつこつと、今の民主党を育てたのだ。そして本当に日本国民のための国民政党となり、そして、もうすぐ、政権を取ろうとしている。
小沢一郎は本当に、偉大な日本の国民政治家(民族指導者)なのである。 田中角栄の魂をずっと受け継いでいる優れた政治家だ。 そのことは、日本国内で本当に真面目な考えをしている人々には、分かることだ。 小沢一郎は、実におおくの優れた弟子たちを育ててきた。
彼らはすでに育っていて、彼らが次の時代の政権政治家となってゆくのである。小沢一郎のことを、「オヤジ」と呼んでいる、若い優秀な日本人たちだ。私たちは彼らに期待する。彼らは、アメリカの横暴 に対しても、決して簡単に屈服することはない。
この18日に、選出されて、新しい民主党代表(党首)になった 鳩山由紀夫(はとやまゆきお)) も偉い。鳩山を、いい加減な考えで、あやつれる人間などいない。 鳩山の顔つきが、だんだん小沢に似てきている。鳩山は、小沢一郎のことを、「偉大な政治家」だと、はっきりと言っている。
アメリカとしては、岡田克也を、この3月から、抱き込んで、ワルの前原誠司(まえはらせいじ)を使って、マイケル・グリーンと、ジェラルド・カーティス が、岡田克也を、じわじわと脅して、 「お前を、アメリカの言う事をよく聞く、日本の首相にしてやるから、私たちの指図(さしず)に従って動け。いいか」と「因果を含ませた」のだ。
そして、この策動に、アメリカは失敗した。だから、ジョゼフ・ナイが、自分の仕組んだ策略が失敗したので、それで、日本に来る事をいやがり、逃げたのだ。 ということは、日本国民の賢い判断が実って、本当に、政権交代が実現し、小沢一郎の念願とど努力が実って、日本に民主党政権がもうすぐ、実現するだろう。
岡田の党首選の公開討論での怯(おび)えたような表情が、そのことを物語っている。岡田は、無理やりアメリカに弱みを握られて苦しい思いをしていた。 きっと父親の 岡田卓也 がやっている、イオン・グループ(旧ジャスコ)の経営にからむ弱点を、アメリカが突いたのだろう。
岡田克也は、信念を持った、立派な人格の政治家であり、小沢一郎が手塩にかけて育てた、「小沢学校」の一期生である。すこしぐらいのことで、へこたれる人間ではない。民主党内でも、小沢一郎の直系の若い、精鋭の政治家たち(旧自由党以来の人たち)が、一致団結して、以前から「小沢先生の次は、岡田で行く」と決めていた人物だ。
アメリカは、そこを狙ってきた。 フィリピンから帰ってきた岡田の顔つきは、どす黒いまでに、やつれはて暗かった。 アメリカの手先の、前原誠司が、3月に、岡田をフィリピンに連れ出して、そこで、「岡田政権 をアメリカは許すそうだから、言う事を聞こうよ」 と、横について、岡田を、やさしく脅した。
そしてそのフィリピンで、ヌーッとその場に突如現れた、アメリカの高官 が誰かが重要だ。 その者が、東アジア担当の、アメリカの操(あやつ)り対策班の最高責任者だ。 その人物を、私は,敢えてはっきりと名指しして、ジョゼフ・ナイ・ハーヴァード大学教授だとしよう。
・ジョゼフ・ナイ・ハーヴァード大学教授
彼が、つい数日前までは、次の日本大使(駐日アメリカ大使。アメリカ大使が、それぞれの属国の指導者に、命令をしたり、首を切ったり、すげ替えたりする正式の役職なのだ。ことことを案外、皆知らない)になる、ということが、確実視され、そのように毎日新聞が、「夏にはナイ氏が日本に赴任する」と書いた。(アルル君は、三極委員会の会場で、ナイと朝日新聞の船橋が深刻そうに話しているのを目撃したそうだ)
それが、突然、一昨日、ひっくり返って、ジョゼフ・ナイは、日本から逃亡した。 一体、何があったのか。彼らにとっての、大きな番狂わせが起きてしまったのだ。
本当の日本の最高実力者(実質的な日本国王)である、小沢一郎を、さんざん痛めつけて、日本の政治警察や 検察の犬 たちまで動員して、潰(つぶ)そうとしたのに、遂に、小沢を潰すことができなかった。ナイは、すっかり動転して、それで日本に来る事を拒絶したのだろう。 私たち、ほんとうの愛国派、日本で一番しっかりした国民層が、小沢を守り抜いたからだ。
(転載貼り付け始め)
「駐日大使に弁護士のルース氏有力 オバマ大統領の大口献金者」 日経新聞 2009年5月20日
【ワシントン=大石格】 オバマ米政権の次期駐日大使にカリフォルニア州を拠点に企業法務を主業務とする弁護士のジョン・ルース氏(54)が19日、有力となった。
昨年の大統領選での大口献金者の1人で、大統領とも個人的な交遊関係にある。
(転載貼り付け終わり)
この番狂わせで出てきて アメリカ大使になる、ジョン・ルースという実業家のことは誰も何も知らないが、やはりデイヴィッド・ロックフェラーの言うこときくべく育てられた人材のひとりだろう。今から、あれこれと記事が出るだろう。
日本の、文春、新潮社、産経新聞、日テレ読売新聞、朝日新聞(船橋洋一)らの、小沢つぶしの、小沢は罪人だ論の、悪業(あくぎょう)の数々の、激しいメディア・キャンペーンは、私たち日本国民がしっかり目撃した。証拠は掴(つか)んだ。
お前たちの、あまりの偏向(へんこう)報道に、心ある日本人は、胸を痛め、日本のメディアのあまりにゆがみきって、公平さを欠いて、本来の報道機関が持つべき、温厚で謙抑(けんよく、控え目な)態度を欠落した、奇怪な態度に、私たちはずっと静かに怒っている。
おまえたちが、日本の報道機関の主流派であるのなら、全部、まとめて滅んでしまえ。お前たちのような、ゴロツキ人間どもなど、日本国民がきれいさっぱり、捨ててやる。真面目な国民・読者たちから見限られて、公共メディアとしてのあるべき上品さと謙抑(けんよく)もかなぐり捨てて、常軌(じょうき)を逸して、小沢憎しの合唱をやったのだから、商業メディアとしても支持者・読者を急激に減らして、経営が成り立たなくなり、きれいさっぱり倒産、破たんしてしまうがいい。
その方が、これからの日本国民の為(ため)になる。ブラック・ジャーナリズム並みの、ヨゴレ報道機関どもめ、全部まとめて、滅んでしまえ。 いい気味だ。
何と、アメリカのニューヨークタイムズ紙も、倒産(破たん)しかかっているという。
(転載貼り付け始め)
「グーグル、NYタイムズの買収を断念」
FT 2009年5月20日
フィナンシャルタイムズのインタビュー(5月20日付け)に答えてグーグルのエリック・シュミット会長は、噂されたペーパー・メディアへの進出を断念したと語った。同会長は買収の標的としたメディアの名前は出さなかった。
とくにNYタイムズは、経営難に陥って六月末の支払いが出来ないと、同社はチャプター・イレブン(会社更生法)の申請か、と業界を駆けめぐる噂。グーグルが買収に動くと見られていた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 グーグルが、NYタイムを見捨てた。この出来事はアメリカ帝国の衰退・崩壊(衰亡、falldown ) の兆候(兆し)の証拠となるものだ。 あのNYタイムズでさえも倒産するのだ。
それぐらいにアメリカの危機は新億なのである。この3月ごろの、NYタイムズについての新聞記事で、購読者の実に95%は、お金を払っていない、ネットでただでNYタイムズの記事(クルーグマンの金融分析とか) を読んでいる、というのがあった。
日本の朝日新聞も、アメリカの手先になり下がって、かつての左翼新聞 (「アサヒは左(ひだり)」と、馬鹿右翼=本当はアメリカの手先どもから呼ばれた。まったくそういうことがなくなった。)であった頃の、良心的な新聞であることから、大きく転落している。自分のお手本の、NYタイムズに続いて、経営破たんするべきだ。
国民のために存在すべき報道機関が、御用機関(ごようきかん)になり下がったら、国民から捨てられて当然である。自業自得だ。
ネットの時代がさらに進行して、「ペーパー・メディア」は、どんな大手でももはや存立できなくなっているのだ。「ペーパー・メディア」のことを、日本では、紙媒体(かみばいたい)と呼んで、「紙媒体は、以前として強い」と宣伝してきた。
しかし、日本の紙媒体(新聞、週刊誌)と電波(テレビ)を握ってきた、アメリカのロックフェラーの手先、統制機関である、「ただの広告会社(のふりをし続けている)」の電通(でんつう)も、今期(2009年3月)の最終決算で赤字となった。
国民監視をしたり、実質的に報道統制や、国民洗脳のウソ情報ばかり流す会社は、全部つぶれてしまうがいい。その方が、日本国民にとって、ずっといいことだ。
私の本は、金融・経済の本のふりをしていますが、たいてい、後ろのほうに一番危ないことがたくさんまとめて書いてあります。お金(各種の金融市場や為替相場)のことにしか興味のない人は、私の本の前の方だけ、パラパラめくって、それで読んだ気になっている人が多い。
危ないことは、前のほうにはなかなか書けないんです。編集者によって、うしろの方にだらだらと移されてゆきます。単行本というのは、そういうものなのだ、とおわかりください。ここまでが、今度の本に関する私の考えです。
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●今日のぼやき
http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi
<記事転載>
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副島隆彦です。 今日は、2009年5月23日です。
来たる6月20日に、私たちの学問道場の自力の講演会があります。それに向けて会員の皆様に私からお知らせします。 現在の直近の政治・経済情勢については会員ページの方に書きました。(来週はじめに載る予定です)
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・6月20日開催「副島隆彦を囲む会」定例会へのお申し込みはまだまだ受付中です。
お申し込みはこちらへどうぞ↓
http://www.soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
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まず、この4月末に出しました私の『日米「振り込め詐欺」大恐慌』(徳間書店刊、2009年4月)についてです。 私の本の熱心な読者や、「学問道場」の会員の皆さんたちからは、「今度の本はあまり新鮮味がなくてつまらなかった」という手厳しい評価をいくつか頂きました。
これはこれで事実でありましょう。「次の本に期待する」とか、「次作で挽回してください」と失礼なことを平気で書いて寄こした人たちもいました。私は多少むっとしましたが、「そういう厳しい評価になるのだろうなあ」と納得しました。
私なりの反論があります。
ところが、この本はよく売れています。今も全国の書店で売れていて、ほとんどの書店の一番いい所に置いてあるはずです。特に今度の本は、地方の書店で売れています。売り切れになった書店がかなりあります。
世の中は広くて、この「学問道場」に集まっている会員以外に、その10倍から20倍ぐらいの人たちが私、副島隆彦の本の読者としています。この人たちが買って読んでくれます。この人たちは、インターネットなどやりません。ネットで情報を素早く取る、とか、最先端情報を抜け目なく、目ざとく収集する、というようなことはしません。
ですから、「学問道場」の会員になってくれる皆さんの、実に10倍から20倍の、本だけの読者たちは、 今度の本に驚いてくれています。 「こんなことまで書いて大丈夫ですか」とか、「たくさんの真実がわかってよかった」という意見が寄せられました。「この著者の命は危ないのではないか」という意見もかなりあります。
それはきっと、この本に、「年金テロ」のことをはじめの方で、公然と暴き立てて書いたためでしょう。それとと、後ろの方で、ローマで、中川昭一・財務大臣のワインに薬を盛った 越前谷知子(えちぜんやともこ)読売新聞記者(36歳)の顔写真まで、載せて彼女ら女性記者たちの悪行(あくぎょう)を暴いて、厳しく批判したからでしょう。
あの「年金テロ」のことをはっきり書いて、日本の警察や検察までが、ぐるで、真犯人追跡をせずに、覆い隠して日本の年金制度が危ないことを、官僚トップたちと、警察機構までが、今や共犯者となって隠蔽(いんぺい)していることを書いたからだろう。
私たちのインターネット言論の世界ではこういうことは当たり前のこととして通用している。私たちの会員であれば、このことは全員知っている。
ところが、全国の書店に並ぶ本を出す出版社のレベルになると、今度の本に私がいろいろと名指しで指摘して、彼らの素行の悪さを糾弾(きゅうだん)したからだ。 ただし、私が、糾弾するのは、 公人(=こうじん= public personage パブリック・パーソネッジ )である人々のことだ。 公人のプライヴァシーの権利は大きく縮減する。それは世界基準の法思想だ。皆の代表者(公務員)は、プライヴァシーを主張してはならない。
皆(国民)の代わりに、代表(リプレゼンタティブ)として権力を握っているのだから、立派な素行の人間でなければならないからだ。プライヴァシーを暴かれたくなかったら、公務員をやめるべきだ。 準公人の人間たちのプライヴァシーの保護の問題は、今日は書かない。
私は、この本で名指しであれこれ書いたことが多くの読者たちに衝撃を与えている。私は、分かりやすい文章で、徹底的に事実を明らかにした。 ところが、今の日本の出版業界の枠組みでは、、あれらのことは、あそこまで公然とは書けないこと、書いてはいけないこと、になるのだそうだ。 この事実に、著者である私が、一番、驚きました。
私がこれまでずっと書いてきたとおり、日本のテレビ局5社・大新聞5社の10社が、全部アメリカの手先になっているから、日本国民には、大きな真実が伝わらない。日本国民は、アメリカの力で洗脳され、情報統制され、思想(思考)管理されているのだ。この思想・情報統制を打ち破って、何とか単行本市場(ビジネス書)で、全国の人々に本当のことを知らせたいと、私はずっと考えてきました。
今度の本も、出版社の編集長が、一生懸命努力してくれて、書き手である私の意を酌(く)んでくれて、何とかこれだけの内容を本の中に載せてくれたわけです。編集長と二人で、この本ができるまで、本当に苦労しました。2ヶ月間、心血を注(そそ)いだ、と言っても過言ではありません。 そのせいで私は、この本が書きあげた直後から少し体調を崩しました。
私は、何十度も、ワーワーと怒鳴って、「なんとかこのことは載せてくれ。この一行は削らないでくれ。あっちの行も削らないでくれ」 という厳しい争いを出版社とやったのです。
インターネット上だっから、あれほどの情報が流れて、多くの事件が、その深層まで含めて、どんどん書かれているのに、一般の商業出版物では、とても、この本に書いた以上の危険な内容 は、一般の流通市場としての出版物としては、載せられない。このことを、私自身が学びました。ですから私が今もこのことに一番、驚いています。
出版社の内部で、もしかしたら、読売新聞社から、出版社が訴えられるのではないか、と、社内で議論があったそうです。このことも私はあとから、本が出てから知りました。世の中は、こんなにも世知辛(せちがら)いものなのかと、苦々(にがにが)しく思いました。
それでも何とかこの本を出せて、そして全国で読んでもらって、私は、ほっとしています。 出版の差し止め請求とかの法律的なのトラブルも、私が、現時点で知る限り、起きていません。 よかった。ですから、会員の皆さん、こういうことをご理解ください。
「次回作に期待する」と、私に、そういう横着なことを書いて寄こした会員は、少しは反省しなさい。 私、副島隆彦は弟子たちと、必死で、こういう闘いを、日々、やっているのです。 おまえたちは、何か、必死で闘ったか。私たちの前に出て来い。新しい情報を取りたい、他の人たちよりも先に真実を知りたい、この国では学問道場が一番、最新の情報を伝えてくれる、だから、自分は会員になっている、という人たちに私は、言う。
ここは、学問のための道場です。 自分も参加して、本当の学問、本当の思想の勉強をやろうと思いなさい。 人から、何か聞いて、それで、自分は物知りになった、他の人たちよりも賢い、と思っている程度の人間たちなら、私は、どうでもいい。私たちは、知識と言論と思想で、本気で闘いたいのです。
手加減は無しだ。 大きな枠組みの中の真実なら、なんでもかんでも、一切の遠慮なしに書いて、知らせて、皆で議論する。 そのために学問道場です。いざとなったら、本当に自分も闘いに参加するのだ、というこころ構えぐらいは、持っていてください。
それから、この5月18日に、民主党の代表選挙があった。 我らが小沢一郎は偉いのだ。 小沢一郎は、ひとりでこつこつと、今の民主党を育てたのだ。そして本当に日本国民のための国民政党となり、そして、もうすぐ、政権を取ろうとしている。
小沢一郎は本当に、偉大な日本の国民政治家(民族指導者)なのである。 田中角栄の魂をずっと受け継いでいる優れた政治家だ。 そのことは、日本国内で本当に真面目な考えをしている人々には、分かることだ。 小沢一郎は、実におおくの優れた弟子たちを育ててきた。
彼らはすでに育っていて、彼らが次の時代の政権政治家となってゆくのである。小沢一郎のことを、「オヤジ」と呼んでいる、若い優秀な日本人たちだ。私たちは彼らに期待する。彼らは、アメリカの横暴 に対しても、決して簡単に屈服することはない。
この18日に、選出されて、新しい民主党代表(党首)になった 鳩山由紀夫(はとやまゆきお)) も偉い。鳩山を、いい加減な考えで、あやつれる人間などいない。 鳩山の顔つきが、だんだん小沢に似てきている。鳩山は、小沢一郎のことを、「偉大な政治家」だと、はっきりと言っている。
アメリカとしては、岡田克也を、この3月から、抱き込んで、ワルの前原誠司(まえはらせいじ)を使って、マイケル・グリーンと、ジェラルド・カーティス が、岡田克也を、じわじわと脅して、 「お前を、アメリカの言う事をよく聞く、日本の首相にしてやるから、私たちの指図(さしず)に従って動け。いいか」と「因果を含ませた」のだ。
そして、この策動に、アメリカは失敗した。だから、ジョゼフ・ナイが、自分の仕組んだ策略が失敗したので、それで、日本に来る事をいやがり、逃げたのだ。 ということは、日本国民の賢い判断が実って、本当に、政権交代が実現し、小沢一郎の念願とど努力が実って、日本に民主党政権がもうすぐ、実現するだろう。
岡田の党首選の公開討論での怯(おび)えたような表情が、そのことを物語っている。岡田は、無理やりアメリカに弱みを握られて苦しい思いをしていた。 きっと父親の 岡田卓也 がやっている、イオン・グループ(旧ジャスコ)の経営にからむ弱点を、アメリカが突いたのだろう。
岡田克也は、信念を持った、立派な人格の政治家であり、小沢一郎が手塩にかけて育てた、「小沢学校」の一期生である。すこしぐらいのことで、へこたれる人間ではない。民主党内でも、小沢一郎の直系の若い、精鋭の政治家たち(旧自由党以来の人たち)が、一致団結して、以前から「小沢先生の次は、岡田で行く」と決めていた人物だ。
アメリカは、そこを狙ってきた。 フィリピンから帰ってきた岡田の顔つきは、どす黒いまでに、やつれはて暗かった。 アメリカの手先の、前原誠司が、3月に、岡田をフィリピンに連れ出して、そこで、「岡田政権 をアメリカは許すそうだから、言う事を聞こうよ」 と、横について、岡田を、やさしく脅した。
そしてそのフィリピンで、ヌーッとその場に突如現れた、アメリカの高官 が誰かが重要だ。 その者が、東アジア担当の、アメリカの操(あやつ)り対策班の最高責任者だ。 その人物を、私は,敢えてはっきりと名指しして、ジョゼフ・ナイ・ハーヴァード大学教授だとしよう。
・ジョゼフ・ナイ・ハーヴァード大学教授
彼が、つい数日前までは、次の日本大使(駐日アメリカ大使。アメリカ大使が、それぞれの属国の指導者に、命令をしたり、首を切ったり、すげ替えたりする正式の役職なのだ。ことことを案外、皆知らない)になる、ということが、確実視され、そのように毎日新聞が、「夏にはナイ氏が日本に赴任する」と書いた。(アルル君は、三極委員会の会場で、ナイと朝日新聞の船橋が深刻そうに話しているのを目撃したそうだ)
それが、突然、一昨日、ひっくり返って、ジョゼフ・ナイは、日本から逃亡した。 一体、何があったのか。彼らにとっての、大きな番狂わせが起きてしまったのだ。
本当の日本の最高実力者(実質的な日本国王)である、小沢一郎を、さんざん痛めつけて、日本の政治警察や 検察の犬 たちまで動員して、潰(つぶ)そうとしたのに、遂に、小沢を潰すことができなかった。ナイは、すっかり動転して、それで日本に来る事を拒絶したのだろう。 私たち、ほんとうの愛国派、日本で一番しっかりした国民層が、小沢を守り抜いたからだ。
(転載貼り付け始め)
「駐日大使に弁護士のルース氏有力 オバマ大統領の大口献金者」 日経新聞 2009年5月20日
【ワシントン=大石格】 オバマ米政権の次期駐日大使にカリフォルニア州を拠点に企業法務を主業務とする弁護士のジョン・ルース氏(54)が19日、有力となった。
昨年の大統領選での大口献金者の1人で、大統領とも個人的な交遊関係にある。
(転載貼り付け終わり)
この番狂わせで出てきて アメリカ大使になる、ジョン・ルースという実業家のことは誰も何も知らないが、やはりデイヴィッド・ロックフェラーの言うこときくべく育てられた人材のひとりだろう。今から、あれこれと記事が出るだろう。
日本の、文春、新潮社、産経新聞、日テレ読売新聞、朝日新聞(船橋洋一)らの、小沢つぶしの、小沢は罪人だ論の、悪業(あくぎょう)の数々の、激しいメディア・キャンペーンは、私たち日本国民がしっかり目撃した。証拠は掴(つか)んだ。
お前たちの、あまりの偏向(へんこう)報道に、心ある日本人は、胸を痛め、日本のメディアのあまりにゆがみきって、公平さを欠いて、本来の報道機関が持つべき、温厚で謙抑(けんよく、控え目な)態度を欠落した、奇怪な態度に、私たちはずっと静かに怒っている。
おまえたちが、日本の報道機関の主流派であるのなら、全部、まとめて滅んでしまえ。お前たちのような、ゴロツキ人間どもなど、日本国民がきれいさっぱり、捨ててやる。真面目な国民・読者たちから見限られて、公共メディアとしてのあるべき上品さと謙抑(けんよく)もかなぐり捨てて、常軌(じょうき)を逸して、小沢憎しの合唱をやったのだから、商業メディアとしても支持者・読者を急激に減らして、経営が成り立たなくなり、きれいさっぱり倒産、破たんしてしまうがいい。
その方が、これからの日本国民の為(ため)になる。ブラック・ジャーナリズム並みの、ヨゴレ報道機関どもめ、全部まとめて、滅んでしまえ。 いい気味だ。
何と、アメリカのニューヨークタイムズ紙も、倒産(破たん)しかかっているという。
(転載貼り付け始め)
「グーグル、NYタイムズの買収を断念」
FT 2009年5月20日
フィナンシャルタイムズのインタビュー(5月20日付け)に答えてグーグルのエリック・シュミット会長は、噂されたペーパー・メディアへの進出を断念したと語った。同会長は買収の標的としたメディアの名前は出さなかった。
とくにNYタイムズは、経営難に陥って六月末の支払いが出来ないと、同社はチャプター・イレブン(会社更生法)の申請か、と業界を駆けめぐる噂。グーグルが買収に動くと見られていた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 グーグルが、NYタイムを見捨てた。この出来事はアメリカ帝国の衰退・崩壊(衰亡、falldown ) の兆候(兆し)の証拠となるものだ。 あのNYタイムズでさえも倒産するのだ。
それぐらいにアメリカの危機は新億なのである。この3月ごろの、NYタイムズについての新聞記事で、購読者の実に95%は、お金を払っていない、ネットでただでNYタイムズの記事(クルーグマンの金融分析とか) を読んでいる、というのがあった。
日本の朝日新聞も、アメリカの手先になり下がって、かつての左翼新聞 (「アサヒは左(ひだり)」と、馬鹿右翼=本当はアメリカの手先どもから呼ばれた。まったくそういうことがなくなった。)であった頃の、良心的な新聞であることから、大きく転落している。自分のお手本の、NYタイムズに続いて、経営破たんするべきだ。
国民のために存在すべき報道機関が、御用機関(ごようきかん)になり下がったら、国民から捨てられて当然である。自業自得だ。
ネットの時代がさらに進行して、「ペーパー・メディア」は、どんな大手でももはや存立できなくなっているのだ。「ペーパー・メディア」のことを、日本では、紙媒体(かみばいたい)と呼んで、「紙媒体は、以前として強い」と宣伝してきた。
しかし、日本の紙媒体(新聞、週刊誌)と電波(テレビ)を握ってきた、アメリカのロックフェラーの手先、統制機関である、「ただの広告会社(のふりをし続けている)」の電通(でんつう)も、今期(2009年3月)の最終決算で赤字となった。
国民監視をしたり、実質的に報道統制や、国民洗脳のウソ情報ばかり流す会社は、全部つぶれてしまうがいい。その方が、日本国民にとって、ずっといいことだ。
私の本は、金融・経済の本のふりをしていますが、たいてい、後ろのほうに一番危ないことがたくさんまとめて書いてあります。お金(各種の金融市場や為替相場)のことにしか興味のない人は、私の本の前の方だけ、パラパラめくって、それで読んだ気になっている人が多い。
危ないことは、前のほうにはなかなか書けないんです。編集者によって、うしろの方にだらだらと移されてゆきます。単行本というのは、そういうものなのだ、とおわかりください。ここまでが、今度の本に関する私の考えです。
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