「投資市場」
Nevada
2010年の投資市場を見ますと過去最悪の環境に陥るのではないかと思います。
『リーマンショック』後の金融市場のメルトダウンを防ぐ為に世界各国が金融市場に投入しました総資金額は500兆円を超えると見られていますが、今年2010年はその投入した資金の決済を迫られるからです。
即ち、このメルトダウンを防ぐ為の資金として世界中の国に500兆円もの資金があったのではなく国債等の発行・保証を行い新しくお金を作りだしたのです。
昨年夏以降に【サウジ・ドバイ債務繰り延べ問題】が起こっていますが、世界中に『リスクマネー』があれば何ら問題なく解決できた内容でした。
今、中央銀行の金融緩和のお陰で確かに世界中にはお金は有り余っており、このため株・債券・商品市場に膨大なお金が投入されバブル相場を作り上げていますが、不動産バブル崩壊を救うだけの『お金』はないのです。
【サウジ・ドバイ】も基本は不動産に投資して失敗した事例になり、今年火を噴くと見られています【スペイン】も不動産暴落の影響で金融機関の経営が揺らいでおり、いつギリシャのように格下げになるか分かりません。
ロシアもエストニアもラトビアも不動産関連の損が急増してきており、これらの国に貸し付けた北欧諸国・イギリスは今や恐怖のふちに立たされています。
最近、外為市場で【ユーロ・ポンド】の振幅が激しくなってきているのは、この不動産関連損がユーロ諸国・英国の金融市場を崩壊させるだけの規模に膨らんできており、いつ<時限爆破装置>が作動するか分からないからなのです。
これらリスクをいち早く察知した機関投資家・資産家は【ユーロ】から逃げ出して【金】を買ったり、【ドル】に疎開させており、いつヨーロッパ金融市場が崩壊しても最小限の傷で済むように準備をしています。
*この詳しい内容につきましては、ワールドレポート(新年号)にて解説させて頂きます。
今年2010年は【金融崩壊最終章】となり、金融資産を現預金・株式等だけで運用している個人・企業はその全てを失う事態に直面するはずです。
【ワールドレポート】(新年号)では今世界の金融市場で何が起こっていて、今後何が起こるのかを解説させて頂きます。
【ワールドレポート(新年号)】は週明けには完成させ週末までにはお客様の手元に届けられるように作業を進めさせて頂きたいと思っております。
<転載終わり>
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Nevada氏の指摘通り、リーマン以降の対応のために大量に国債を発行し、ドルを刷ってお金を手当てしてきましたが、手当てのハズのお金が更なるバブルを膨らませているとは、なんとも皮肉なことです。相変わらず懲りない面々です。
サブプライムの傷は本来はまだまだ修復されてはいませんので、いつまた爆発するか分からないのが実情です。船井幸雄氏や朝倉慶氏、副島隆彦氏は今年の上半期は、大きな爆発は起こらないだろうと言われていますが、7月以降資本主義をも破壊させてしまうほどの大崩壊が始まるとのことです。目が離せない1年となりそうです。
●Nevada
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/