<イーグルヒットより記事転載>
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「ギリシャ15兆円協調融資決定!」
イーグルヒット
ギリシャがEUとIMFから正式に協調融資を受けることに決まった。
ギリシャに15兆円支援 欧州連合と国際通貨基金
ギリシャ政府と欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)は2日までに、ギリシャによる最大240億ユーロ(約3兆円)の追加緊縮策と引き換えに、3年間で1200億ユーロ(約15兆円)規模の協調融資を実施する計画に合意した。パパンドレウ同国首相が2日の閣議で明らかにした。1999年の欧州単一通貨ユーロ発足後、ユーロ導入国への協調融資が行われるのは初めて。
パパンドレウ内閣は閣議で緊縮策を了承。ユーロ圏(16カ国)財務相も同日、ブリュッセルで融資計画を協議。ユーロ圏首脳会議とIMF理事会の正式決定を経て第1弾の支援が実行される見通し。ギリシャはEUとIMFの共同管理下で、危機に陥った財政の再建に取り組むことになり、ユーロの信認は大きく傷ついた。【共同通信17:50】
約3兆円の追加緊縮策の具体的なことは記事から明らかではないが、IMFの管理下にはいることには変わりなく、IMFの厳しい条件が突きつけられるようだ。
ここまで報じられているギリシャの緊縮策を挙げておこう。
◆公務員の賃金カットにより年間14億ユーロを節減する。
◆付加価値税の上限を21%から23~24%への引き上げる。
◆高所得者への年金給付額の引き下げ。
(WSJより)
これで、国内では公務員や労働組合が反発し、ストライキやデモ、抗議活動が激化している。
金融市場は、この緊縮策と支援により落ち着きを取り戻しつつあるが、一過性の可能性がある。国内政情不安だ。ストライキやデモなどが全国的に広がっており、暴動や破壊活動が勃発し、政府による弾圧や場合によっては政権が崩壊する可能性もあるだろう。
むろんこれらが金融市場を不安定化させることは言うまでもない。
ユーロはまだギリシャという爆弾を抱えていることには変わりないのである...。
<転載終わり>
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ギリシャがついにIMFから15兆円の支援をしてもらうことになったようです。10年前に韓国も一度破綻して、IMFの支援をしてもらったことがありますが、IMFが支援してくれるということは、IMFの言う通りに国の経済を立替え、立直しするということになります。
先ず国がやることは、公務員の給料の削減です。もし日本も同じような立場になったら、国は今まで手が付けられなかった公務員制度の改革をやらざるを得ません。
IMFから強制的にやらされるのではなく、本来であれば自主的に公務員制度改革をやれればいいのですが、日本の場合は明治維新から140年間官僚が支配している国ですので、公務員制度の改革を自分たちで行うことはできなくなってしまいました。まさに哀れというべき状態です。
日本の国債発行額は約900兆円ですので、GDPのほぼ2倍になっています。これはギリシャよりも高い比率ですので、いつ財政破綻してもおかしくない状態です。今年も税収は37兆円しかありませんので、国債を50兆円発行することになりました。あまりいい例えではありませんが、年収370万円の人が、銀行から500万円借りて生活するようなものです。
年収300万円の人は、贅沢をせずにその範囲で生活するのが当たり前ですが、日本国はそういう常識は持っていないようです。
もはや日本の官僚は正常な判断ができない状態ですので、このまま国債を発行し続けて贅沢な生活を続けるつもりだと思います。日本の国債は95%を日本国民が買っているので、安心だと言われてますが、実際いくらまで国債を発行できるのでしょうか?
現在約900兆円ですが、毎年50兆円づつ借金をしていけば、10年で約1,500兆円の借金になります。20年で2,000兆円。2,000兆円も借金しても大丈夫なんでしょうか?
きっとそれまでに日本の経済が復活して、一気に借金は無くなると楽観的に考えているのだとは思いますが。古い言葉で、みんなで渡れば怖くない、ということでしょうか。
いずれにしても、無限に借金はできるはずもないですので、いつかは破綻してしまいます。誰でも解ることです。本当は税収37兆円の範囲でやり繰りすればいいだけですが、官僚にはそれができないようです。
そうなると、いずれ日本は破綻してしまうので、結局官僚などの公務員の給料が出なくなってしまうわけです。ギリシャでは公務員の給料を削減しようとしてますので、公務員がデモをやってるようですが、IMFの管理下になれば、先ず最初に公務員の給料を削ります。当たり前ですが。このままでは日本もギリシャのようになるのでしょう。自浄能力のない組織であれば、外部からの圧力で浄化するか、又は国家破綻でドボンのどちらかです。国民にとっては、一時的に大変ですが、結果としては良いことだと思います。
●イーグルヒット
http://eagle-hit.com/
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「ギリシャ15兆円協調融資決定!」
イーグルヒット
ギリシャがEUとIMFから正式に協調融資を受けることに決まった。
ギリシャに15兆円支援 欧州連合と国際通貨基金
ギリシャ政府と欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)は2日までに、ギリシャによる最大240億ユーロ(約3兆円)の追加緊縮策と引き換えに、3年間で1200億ユーロ(約15兆円)規模の協調融資を実施する計画に合意した。パパンドレウ同国首相が2日の閣議で明らかにした。1999年の欧州単一通貨ユーロ発足後、ユーロ導入国への協調融資が行われるのは初めて。
パパンドレウ内閣は閣議で緊縮策を了承。ユーロ圏(16カ国)財務相も同日、ブリュッセルで融資計画を協議。ユーロ圏首脳会議とIMF理事会の正式決定を経て第1弾の支援が実行される見通し。ギリシャはEUとIMFの共同管理下で、危機に陥った財政の再建に取り組むことになり、ユーロの信認は大きく傷ついた。【共同通信17:50】
約3兆円の追加緊縮策の具体的なことは記事から明らかではないが、IMFの管理下にはいることには変わりなく、IMFの厳しい条件が突きつけられるようだ。
ここまで報じられているギリシャの緊縮策を挙げておこう。
◆公務員の賃金カットにより年間14億ユーロを節減する。
◆付加価値税の上限を21%から23~24%への引き上げる。
◆高所得者への年金給付額の引き下げ。
(WSJより)
これで、国内では公務員や労働組合が反発し、ストライキやデモ、抗議活動が激化している。
金融市場は、この緊縮策と支援により落ち着きを取り戻しつつあるが、一過性の可能性がある。国内政情不安だ。ストライキやデモなどが全国的に広がっており、暴動や破壊活動が勃発し、政府による弾圧や場合によっては政権が崩壊する可能性もあるだろう。
むろんこれらが金融市場を不安定化させることは言うまでもない。
ユーロはまだギリシャという爆弾を抱えていることには変わりないのである...。
<転載終わり>
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ギリシャがついにIMFから15兆円の支援をしてもらうことになったようです。10年前に韓国も一度破綻して、IMFの支援をしてもらったことがありますが、IMFが支援してくれるということは、IMFの言う通りに国の経済を立替え、立直しするということになります。
先ず国がやることは、公務員の給料の削減です。もし日本も同じような立場になったら、国は今まで手が付けられなかった公務員制度の改革をやらざるを得ません。
IMFから強制的にやらされるのではなく、本来であれば自主的に公務員制度改革をやれればいいのですが、日本の場合は明治維新から140年間官僚が支配している国ですので、公務員制度の改革を自分たちで行うことはできなくなってしまいました。まさに哀れというべき状態です。
日本の国債発行額は約900兆円ですので、GDPのほぼ2倍になっています。これはギリシャよりも高い比率ですので、いつ財政破綻してもおかしくない状態です。今年も税収は37兆円しかありませんので、国債を50兆円発行することになりました。あまりいい例えではありませんが、年収370万円の人が、銀行から500万円借りて生活するようなものです。
年収300万円の人は、贅沢をせずにその範囲で生活するのが当たり前ですが、日本国はそういう常識は持っていないようです。
もはや日本の官僚は正常な判断ができない状態ですので、このまま国債を発行し続けて贅沢な生活を続けるつもりだと思います。日本の国債は95%を日本国民が買っているので、安心だと言われてますが、実際いくらまで国債を発行できるのでしょうか?
現在約900兆円ですが、毎年50兆円づつ借金をしていけば、10年で約1,500兆円の借金になります。20年で2,000兆円。2,000兆円も借金しても大丈夫なんでしょうか?
きっとそれまでに日本の経済が復活して、一気に借金は無くなると楽観的に考えているのだとは思いますが。古い言葉で、みんなで渡れば怖くない、ということでしょうか。
いずれにしても、無限に借金はできるはずもないですので、いつかは破綻してしまいます。誰でも解ることです。本当は税収37兆円の範囲でやり繰りすればいいだけですが、官僚にはそれができないようです。
そうなると、いずれ日本は破綻してしまうので、結局官僚などの公務員の給料が出なくなってしまうわけです。ギリシャでは公務員の給料を削減しようとしてますので、公務員がデモをやってるようですが、IMFの管理下になれば、先ず最初に公務員の給料を削ります。当たり前ですが。このままでは日本もギリシャのようになるのでしょう。自浄能力のない組織であれば、外部からの圧力で浄化するか、又は国家破綻でドボンのどちらかです。国民にとっては、一時的に大変ですが、結果としては良いことだと思います。
●イーグルヒット
http://eagle-hit.com/