昨日、あるピアノサロンで開催されたピアノ発表会に参加し、「ペイパー・ムーン」(ジャズ)を弾いた。ついでにヴォーカルもつけたのだが、形態としてはいわゆる弾き語りというよりは、ピアノを目的として練習・準備したものに歌もつけたという感じで、このほうが弾き間違いをしても止まらずにどこかでなんとかしやすいという効果がある。
さて、ここのピアノはスタインウェイである。以前に2回ほどやったところもスタインウェイで、そこがスタインウェイの初体験だったが、今回は同じスタインウェイでもなんとフル・コンサート・グランド。
タッチはどちらかというと柔らか目、音はスタインウェイの特色だろうか、ピアノも持つ打楽器と弦楽器双方の性格のうち、弦楽器の要素が他のピアノよりは強いかな、というもの。空間に大きく広がっていく音には、多彩な色が聴かれた。
だから、意のままにたたくとくよりは、うまく鳴ってもらうように折り合いをつけて、という感じだ。
と、一方ここで思いあったのである。何人かの巨匠、名匠、たとえばリヒテルやグールドが最晩年にはヤマハを使った。それはうまく鳴ってもらうより、最後は自分が思う理想の音をダイレクトに出したい、そのためのピアノは、指の延長としてこっちということだろうか。それもピアノの一つのありかただろうと思う。最近出たヤマハのCFは評価が高いようで、一度弾いてみたい。
値段は確か1900万円位で、フェラーリより安いのだが、もっと高くしてもいいだろうに。
さて、ここのピアノはスタインウェイである。以前に2回ほどやったところもスタインウェイで、そこがスタインウェイの初体験だったが、今回は同じスタインウェイでもなんとフル・コンサート・グランド。
タッチはどちらかというと柔らか目、音はスタインウェイの特色だろうか、ピアノも持つ打楽器と弦楽器双方の性格のうち、弦楽器の要素が他のピアノよりは強いかな、というもの。空間に大きく広がっていく音には、多彩な色が聴かれた。
だから、意のままにたたくとくよりは、うまく鳴ってもらうように折り合いをつけて、という感じだ。
と、一方ここで思いあったのである。何人かの巨匠、名匠、たとえばリヒテルやグールドが最晩年にはヤマハを使った。それはうまく鳴ってもらうより、最後は自分が思う理想の音をダイレクトに出したい、そのためのピアノは、指の延長としてこっちということだろうか。それもピアノの一つのありかただろうと思う。最近出たヤマハのCFは評価が高いようで、一度弾いてみたい。
値段は確か1900万円位で、フェラーリより安いのだが、もっと高くしてもいいだろうに。