ピアノのレッスンを受けているところの今年の発表会に参加した。
いわゆる大人のピアノの範疇だが、私が習っている区分はジャズピアノ、今回は「Fly me to the moon」と「I love Paris」。
「Fly me to the moon」はボサノヴァでやることも多いが、今回は私にとってはやりやすいスウィング、アドリブはブルーノートを基本にしたものにしたが、しょっと複雑にしすぎたかもしれない。それでも繰り返し出てくる主旋律の弾き方のヴァリエーションなど、ミスタッチはいくつかあったが、途中止まらないでなんとか弾き終えた。
「I love Paris」は、楽譜を見ると旋律線もシンプルだし、コードの数も少ない、ということから、自由にいろんなことやることができていいかなと思い、選曲したもの。作曲はコール・ポーターで、練習してみるとシンプルな楽譜のわりに、なるほどと思わせるところもいくつかあり、練習・仕上げも気持ちよくできた。アドリブから本来のメロディーがふたたびあらわれて進むところ、パリの春、秋ときたそのあと、冬の部分にあの「シェルブールの雨傘」を入れてみた。練習の過程で、ふとこれが思い浮かび、コードも合いそうだったし、「雨がしとしと降る冬」の歌詞も、うまくはまると感じたからであった。
昨年末にこうしようと思ったのだが、作曲者ミシェル・ルルグランが1月になくなり、結果として追悼になった。
驚いたのはこの曲、私の先生も含め50人くらいのうち知っている人がひとりもいなかったこと。1950年代に映画にも使われ、それなりに知られていると思っていたのだが。
演奏は2曲とも、ミスはあったものの、つっかえて止まってしまうことはなく、練習どおりではないにしても、まずまずだったと思う。
会場は原宿のhall60(ホール・ソワサント)という、文字どおり60人くらい入る新設の小さいホールで、バックヤードがほとんどなくて運営がきついものの、音響などはよかった。ピアノは多分かなり新しいスタインウェイ、特に中音域がきれいで、タッチも軽く、練習はほとんどできなかったから、音にとまどうことはあったものの、全体として音の仕上がりはよかった。ただ、軽く柔らかいタッチは、慣れてないことから、弾いているうちにはやくなってしまったと思う。ほかの人たちも同じことをいっていたから、これは今回の経験知。
いわゆる大人のピアノの範疇だが、私が習っている区分はジャズピアノ、今回は「Fly me to the moon」と「I love Paris」。
「Fly me to the moon」はボサノヴァでやることも多いが、今回は私にとってはやりやすいスウィング、アドリブはブルーノートを基本にしたものにしたが、しょっと複雑にしすぎたかもしれない。それでも繰り返し出てくる主旋律の弾き方のヴァリエーションなど、ミスタッチはいくつかあったが、途中止まらないでなんとか弾き終えた。
「I love Paris」は、楽譜を見ると旋律線もシンプルだし、コードの数も少ない、ということから、自由にいろんなことやることができていいかなと思い、選曲したもの。作曲はコール・ポーターで、練習してみるとシンプルな楽譜のわりに、なるほどと思わせるところもいくつかあり、練習・仕上げも気持ちよくできた。アドリブから本来のメロディーがふたたびあらわれて進むところ、パリの春、秋ときたそのあと、冬の部分にあの「シェルブールの雨傘」を入れてみた。練習の過程で、ふとこれが思い浮かび、コードも合いそうだったし、「雨がしとしと降る冬」の歌詞も、うまくはまると感じたからであった。
昨年末にこうしようと思ったのだが、作曲者ミシェル・ルルグランが1月になくなり、結果として追悼になった。
驚いたのはこの曲、私の先生も含め50人くらいのうち知っている人がひとりもいなかったこと。1950年代に映画にも使われ、それなりに知られていると思っていたのだが。
演奏は2曲とも、ミスはあったものの、つっかえて止まってしまうことはなく、練習どおりではないにしても、まずまずだったと思う。
会場は原宿のhall60(ホール・ソワサント)という、文字どおり60人くらい入る新設の小さいホールで、バックヤードがほとんどなくて運営がきついものの、音響などはよかった。ピアノは多分かなり新しいスタインウェイ、特に中音域がきれいで、タッチも軽く、練習はほとんどできなかったから、音にとまどうことはあったものの、全体として音の仕上がりはよかった。ただ、軽く柔らかいタッチは、慣れてないことから、弾いているうちにはやくなってしまったと思う。ほかの人たちも同じことをいっていたから、これは今回の経験知。