愚痴という字はスゴイ字です。
言ってもしかたがないことを言って嘆くこと。
物事を正しく認識したり判断したりできないこと。
つまり本物のおバカ…ということ。(笑)
とてもとても運が悪い人がいます。
語ることは理想論でいちいちごもっとも。
何も突っ込みようがないのです。滅多に連絡がこない人ですが、たまに連絡がくる時は大抵困っている時で、自分はどれほど不幸なのか… を切々と訴えます。
繰り返しますが、語ることは何かの本の丸暗記のようで立派なんです。しかし、地に足がついていないというか…。たとえば、部屋の片づけをするのに、2日も3日も計画を立てて、疲れ果てて何も出来ないような…。
もし…していたら
もし…していれば
タラレバは仮定の話ですから、これを真剣に話すのは滑稽にも思えます。それにタラレバは後悔です。後悔ほど無駄なエネルギーはないですね。
愚痴は他人を巻き込みます。
エネルギー泥棒?
昨日のカフェでのこと。
年配のご婦人の5人グループ。
ふと耳を澄ますと…
腰が痛くってねえ
私は膝よ
私は血圧が高くって
病気自慢?
まあ明るいから良しとしましょう。
さて、話は戻りますが、体験に基づいた話が一番説得力がありますね。田原豊道先生に皆が会いたくなるのは豊かな話の内容と、ガンジス川の流れのようなゆったりとしたオーラ。教えていただいているその教えは、間違いなく私の様々な体験の中で活かされています。
私たちはヨーガ・スートラを学んでいますが、1・1にアヌシャーサナ(解説)という言葉で、学び方をあらわしています。
「これより、ヨーガの教義を解説しよう」というところです。
復誦(とにかく唱えること)
理解(ある日突然サンスクリットが口をつきます。すると理解したくなります)
実践(日常の経験に活かします)
伝達(この感動は伝えたくなります)
これが全てクリアできて、一つのスートラが身につく…ということなんですね。
佐賀にいます。窓の外は美しい夕陽。(荻山貴美子)