私が住んでいるマンションの管理人さんは大人気。
何故ならば管理人としての仕事を楽しみながら、時にはイタズラ心で面白がっているからです。
ときわ台には常盤山部屋が移転してきました。たびたび見かけるお相撲さん。
一月場所では貴景勝が優勝し、ときわ台の駅前は小池都知事が来た何十倍もの人が集まりました。
我がマンションのエントランスには管理人さんが作った貴景勝の紙人形が飾られ、住民を唸らせました。
先日はこんな貼り紙が…
裸の大将、山下清に懐かしさを感じ、芦屋雁之助のはまり役だった映画をYouTubeで見ました。
生きるために、可愛いウソをつきます。
「僕は小さい頃に両親を亡くして、母が亡くなる時に、清や、おなかが減ったら田舎に行って親切な人におにぎりをもらって食べなさいと言われました。終わり」
お母さんは生きていました。笑
そんな清画伯はアッと言う間に有名人になり、皆から追いかけられます。
「ぼ、ぼくは、何も悪いことしてないんだな」
とひたすら逃げる清画伯。
展覧会でサイン会をしていると、親子連れの父親が子どもに言います。
「見てみろ!バカでもこんなにすごい絵が描けるんだ!」
聞こえていた清画伯は寂しそうにこう言います。
「バカにバカというのは良くないんだな!」
絵心のない私にも彼の作品には、純朴さ、清らかさ、自由さが伝わってきます。
芸術にはいろいろな原則があるかもしれませんが、見る人、聞く人に感動を与えてくれればそれでいい。
山下清さんがいいます。
「みんなが爆弾なんか作らないで、きれいな花火ばかり作っていたら、きっと戦争なんて起きなかったんだな」