島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

浜の城跡

2011-01-17 14:57:46 | 歴史・史跡
公園じゃん。
はい、公園です。
島原市内の一番街アーケード近くの「中央公園」です。
でもその一角に史跡を示す石碑が建っています。

「史跡 浜の城跡」;島原市教育委員会
昔、この場所は海につき出た所で、豪族島原氏の「浜の城」がありました。
戦国時代、有馬氏は肥前国の東半分を勢力下におき、島原氏もその先鋒として転戦しました。
しかし、佐賀に龍造寺隆信が興り有馬氏の発展を阻み、ついに有馬氏の領地は島原半島だけになりました。
この頃の領主島原純茂は、キリスト教の宣教師アルメイダに布教を許し、教会をこの周辺に建てさせました。
天正十二年におこった沖田畷の戦いで龍造寺隆信は戦死し、龍造寺側で戦った島原純茂の子純豊は城を明け渡しこの地を離れたとされています。
有馬氏の後の領主松倉重政は、島原城を築城するまで浜の城を拠点としました。
1792年の島原大変で現在見えているような街の真ん中な地形に変化しました。
島原の街は、ただの商店街の一角にあるような公園にも歴史が刻まれています。
コメント
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