島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

景華園遺跡の支石墓掌石

2011-01-23 13:25:19 | 歴史・史跡
島原城にはこんな物まであったのですね。
島原市指定の有形文化財(考古資料)「景華園(けいかえん)遺跡の支石墓(しせきぼ)掌石(しょうせき)」です。
景華園は島原市北端(有明町と合併したため現在は北端ではありません。)、中野町一帯の海岸段丘上にあります。
元禄十二年(1699年)に藩主松平忠雄が別邸景華園を営んだことからこの地名がつきました。
景華園遺跡は、弥生文化期から鎌倉期に至る約千五百年の長期にわたる住居跡、墓域跡だったと推定されています。
これまでに甕棺(かめかん)のほか、銅剣・銅鉾などの副葬品や土器・石器の生活器具が出土しています。
島原城にあるこの掌石は、もと景華園にあったものを移したもので、重量が18.4トンある巨大なものです。
なお、景華園遺跡にはこれとほぼ同じ形で23トンほどの巨石が1個保存されています。
(保存のため埋め戻したと聞いたことがあるのですが、確かめに行かねば。)
コメント
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