ヒイラギは、山地に生えるモクセイ科の常緑高木です。
ヒイラギは本来大木になることは稀ですが、長栄寺のヒイラギは樹高が約13m、幹周りは3mを越えます。
長崎県下では最大の大きさを誇り、全国でも2位にランクされています。
昭和24年5月に県の天然記念物に指定されました。
ヒイラギの葉は普通ふちに刺状の鋭い鋸歯(きょし)がありますが、このヒイラギの葉には刺がなく、全縁になっています。
若いうちは鋭く刺々しい葉も、年をとると丸くなるのだそうです。
樹齢は約400年と推定されています。
10~11月に葉のつけ根に香りの良い白い花を束になって咲かせますが、時期が早くまだ2,3個しか咲いていませんでした。
見頃は11月上旬とのことですが、残念ながら雄株なので実はならないとのことでした。