10月15日に実施した「巨樹・巨木観察会」で観察した『瑞穂町岩戸神社のサワラ』です。
観察会当日はあいにくの天気で、良い写真が撮れなかったので、改めて撮影してきました。
岩戸神社は西郷地区の人たちの氏神様となっていて、参道には樹齢百年から三百年のスギの巨樹・巨木が立ち並んでいます。
そのスギ林に混じって1本のサワラが、参道の脇に植えられています。
「サワラ」は、特に関東地方の北部から中部地方の山地に多いヒノキ科の常緑高木です。
日本特産で、材質はヒノキに劣りますが、耐水性が強いので、風呂桶などによく利用されてきました。
山地では湿気の多い所を好み、渓流沿いなどによく見られます。
長崎県ではあまり植林されることのない樹種がなぜあるのか、珍しいうえに県下では最大を誇る貴重な巨樹です。