島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

春の植物観察会~原生沼と宝原園地~

2013-05-19 11:46:56 | イベント
昨日、「春の植物観察会~原生沼と宝原園地~」を開催しました。
まずはコースの説明から。
当センターで、講師が持参されたキショウブやカキツバタなどを使って説明を受けてからバスに乗り、雲仙まで移動しました。
雲仙では最初に原生沼の植物観察から始めました。
ぐるりと原生沼を1周まわりながら、植物のお話を聞くのですが、たっぷりと1時間かかりました。
20種類以上の植物のお話が聞けました。
丁度原生沼を1周した所でお昼のチャイムが鳴っていたのですが、旧八幡地獄のモウセンゴケを見たいとのことから、旧八幡地獄まで少し足を伸ばしました。
お昼はかきつばた公園まで戻って、昼食を摂りました。
昼食後は再びバスに乗り、宝原園地まで移動しました。
宝原園地に着くと、すごい車の数!
駐車場に入りきらずに路上まで車が並んでいました。
ミヤマキリシマは少し終わり始めていましたが、まだまだ十分に見応えがありました。
地元のデイサービスや園児、学童さんなどが遊びに来ていました。
こちらでも20種類近くの植物が観察出来ました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観察会出発前

2013-05-18 07:55:28 | Weblog
おはようございます。
文章のみで失礼します。
今日は「春の植物観察会~原生沼と宝原園地~」の開催日です。
天気の週間予報ではずっと雨マークが着いてヒヤヒヤしていましたが、今日の島原半島は良い天気です。
今日1日は天気も保ってくれそうなので、良い観察会になると思います。
その模様は明日以降にブログ更新致します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホトトギス

2013-05-17 15:03:21 | 野鳥
あまり良い写真ではありませんが、ホトトギスを撮影しました。
北海道南部から九州の山林に飛来するカッコウ科の夏鳥です。
以前から暖かくなると鳴き声が垂木台地でも聞かれましたが、お初にお目にかかります。
人生初の生ホトトギスです。
カッコウ科の鳥は、托卵する習性があり、自分では子育てしません。
ホトトギスの主な托卵相手はウグイスなので、ウグイスが好む林内の薮やササが密生する場所には、ホトトギスも見られます。
多分、垂木台地に棲むウグイスの中にも托卵された奴がいると思います。
1羽で行動することが多く、樹上でガの幼虫などの昆虫を捕食します。
鳴き声は「特許許可局」とか「テッペンカケタカ」などとききなしされています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山本二三展に行きました。

2013-05-16 14:06:46 | Weblog
上の建物は「長崎県美術館」です。
この休みを利用して、今長崎県美術館で開催中の「山本二三(にぞう)展」に行ってきました。
勿論、展示物は撮影禁止だったので、下の写真で雰囲気だけ味わって下さい。w

山本二三さんは、長崎県は五島出身のアニメーション美術監督です。
テレビアニメ「未来少年 コナン」の美術監督に抜擢されて後、「天空の城 ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」「時をかける少女」などの美術監督として、日本のアニメ文化“ジャパニメーション”を牽引されてきた立役者の一人です。
山本さんが描かれるボリューム感のある雲は、「ラピュタ雲」または「二三雲」と呼ばれています。
スタジオ ジブリ作品の「天空の城 ラピュタ」は、私が小学校6年の時に担任の先生から見せられ、おおいに冒険心を刺激させられました。
今回の展示会のために長崎の風景「グラバー園」「大浦天主堂」「めがね橋」の三ヶ所を描き下ろして下さっていますが、すごく特徴のある空が印象的です。
また、色の濃淡だけで時間経過を表現していたり、絵画ではないアニメならではの表現がされていました。
芸術にはとんと疎い私ですが十分に楽しめました。
アニメ作品を知らない今の子供たちにも見ていただきたいです。
6月23日(日)まで開催されていますので、機会がある方はもちろん、迷っている方がいらっしゃったら、是非行かれることをお薦めします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミヤマキリシマ

2013-05-13 13:54:39 | 植物
九州の火山の標高1000m以上に生えるツツジ科の半落葉低木です。
以前、ジージ様のコメントへの返答に書きましたが、ブログでの紹介がまだでしたね。
雲仙をはじめ、阿蘇、九重、霧島などに群落を形成しています。
仁田峠以上はこれから見頃をむかえます。
特に国見岳などは山全体がピンク色に染まります
他の植物が入ってこれないような過酷な環境に耐え、太陽光をめいっぱいに受けて育つ植物です。
反面、日陰に弱く、周囲に背の高い他の植物が育ってくるとすぐに枯れてしまいます。
雲仙は江戸時代から山番を置き、このミヤマキリシマを保護してきました。
昔はツツジには毒があることを知っている牛や羊を放牧して下草を刈っていましたが、現在では人の手によって保護しています。
以前、雲仙で「花見」と言えば桜ではなく、このミヤマキリシマで行うと聞いた事があります。
(桜が咲く4月はまだ雲仙は寒い。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲仙ミヤマキリシマの状況

2013-05-12 13:19:21 | 雲仙
今朝、出勤前に池の原と宝原に寄って撮影してきました。

池の原;8割~9割のミヤマキリシマが咲いており、見頃と言って良いでしょう。

宝原園地;前回撮影した展望台からでは咲いている状況が分かりにくかったので、撮影場所を変更しました。
奥に見える山が高岩山(別名;ロックヒル)です。
こちらもほとんどのミヤマキリシマが咲いており、見頃です。
今朝行ってひとつ分かったことは、宝原園地は東から西に下った傾斜になっているため、朝は影になってしまっているという事です。
お昼過ぎ、西に日が傾き始めたくらいからが撮影し易いのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハルジオン

2013-05-11 13:54:09 | 植物
同じ島原城のお堀で見つけました。
北アメリカ原産のキク科多年草「ハルジオン」です。
日本には大正時代に園芸植物として入ってきました。
戦後になって都市周辺を中心に各地に広がり、今ではどこでも目に付くような一般的な植物になりました。
特徴は、茎が中空になっていることと、つぼみが下向きになる点だそうですが、そういった写真を撮影してきていませんでした。;;
頭花は白色または淡紅色で直径2~2.5センチ、花期は5~7月です。
しっかし島原城のお堀には移入種の植物しかないのかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キショウブ

2013-05-10 13:32:17 | 植物





島原城のお堀を「何かないかな~。」と探して歩いていると黄色い花の一群を見つけました。
アヤメ科の多年草「キショウブ」です。
ハナショウブは、紫・青紫・赤紫・白・ピンクの花色をした日本古来の花ですが、この「キショウブ」は日本にはなかった黄色い花が珍しいものとして明治時代にヨーロッパから輸入されたものです。
庭などに植えられているほか、水辺に野生化しているものも多いです。
ショウブに似た葉を持ち、黄色い花を咲かせるので、この名前がつきました。
日本のアヤメ属のうち、カキツバタ等の5種類が絶滅危惧種に指定されています。
それら絶滅危惧種の遺伝的撹乱のおそれがあるために、環境省は「要注意外来生物」の一種として、分布拡大の警戒を呼びかけています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

島原城の石垣修復

2013-05-09 13:36:39 | 島原
昨日島原市内を車で走りながら、地元FMラジオを聞いていました。
丁度、島原城の近くを通りかかっている時に中継が島原城から入りました。
昨年6月の梅雨の大雨で崩壊した島原城の石垣が修復中とのこと。
大きいものでは1個500~600kgの岩石を重機や人の手で積み直しているそうです。
「観覧席」を設け、見学も出来るとのことだったので、早速行ってきました。

島原市と島原市教育委員会が設置した島原城の歴史や崩落前後の解説パネルです。
総事業費が約1億超!!
今、この時にしか見れない貴重な機会に、是非見学なさって下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まゆやまロードの植物

2013-05-06 14:50:03 | 植物
ゴールデンウィークも最終日。
今年は、原因は不明ですが、例年よりも来館者の数が少なかったです。
みなさん、ここぞとばかりに東京スカイツリーや30周年の東京ディズニーランドなんかに出掛けてるんですかね~?
島原半島にはテーマパークみたいなものがないので、天気が良すぎるとそういった所に人を取られているのかな?
さて、出勤時にまゆやまロードを走っていると赤や紫の色が見えるようになりました。

赤はクサイチゴが実をつけ始めていました。
中にはもう何かに齧られているものもありました。

紫はヤマフジの花があったのですが、代わってナヨクサフジの花が目立つようになりました。
白い花にはノイバラとマルバウツギがあります。

写真はマルバウツギです。
昨年、植物の先生に教えていただきました。
1本だけ満開のエゴノキを見つけましたが、ちょっと早くないかい?
園内のエゴノキはまだ蕾をつけ始めたばかりです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする