島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ソバナ

2015-09-17 09:12:58 | 植物
紅葉茶屋からあざみ谷へ下る道沿い、ややあざみ谷近くから咲いています。
キキョウ科の多年草「ソバナ」です。
岨(そ;切り立った崖)のような斜面によく生え、若芽が食べられるのでソバナと呼ばれると言う説と、葉がソバの葉に似ているので蕎麦菜という説もあります。
同じ仲間のツリガネニンジンによく似ていますが、ツリガネニンジンのように花が輪生することは無く、茎の片側にかたよって花がぶら下がります。
花期は8~9月、青紫色の花が下向きに咲きます。
写真では少し色がとんでいますが、薄めの青紫色をしています。

さて交通情報ですが、台風15号による土砂崩れで通行止めになっていました、国道389号線(吹越ー田代原間)が本日より通行可能になったとのことです。
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ダイモンジソウ

2015-09-15 13:26:17 | 植物
「コウモリソウ」につづいて、同じく霧氷沢に咲いていました。
花の形からそのまま「ダイモンジソウ」です。
『大』という字にそっくりですよね。
低山から高山までの湿った岩の割れ目などに生えるユキノシタ科の多年草です。
「湿った岩の割れ目」・・・霧氷沢の状況を表すのに的確な表現です。w
7~10月に5枚の白い花弁の花を咲かせます。
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俵石展望所と仁田峠から

2015-09-15 13:16:59 | Weblog
昨日は駐車場勤務でした。
帰宅してから阿蘇山が噴火していたことを知りました。
今朝、出勤前に「俵石展望所か仁田峠から噴煙が見えるかも」と思い、行ってみました。
表紙は俵石展望所から撮影です。
天気が悪くて、かろうじて対岸の宇土半島が見える程度です。
「多分無理だろうな」と思いつつ、仁田峠にも行ってみました。

仁田峠第二展望所です。
平成新山ははっきり見えています。

仁田峠からです。
案の定見えません。
展望図によると中央左の眉山の裾野の上辺りに、運が良ければ阿蘇山が見える筈でした。
まあ、致し方ない。w
そのまま直帰するのも寂しいので、宝原園地に寄り道しました。
すると、旅鳥の「エゾビタキ」を撮影することが出来ました。
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雲仙クールシェアトレッキング

2015-09-13 14:56:48 | イベント
約半年ぶりの企画・進行を受け持ったイベントでした。
本日、「雲仙クールシェアトレッキング」を開催しました。
そもそも企画立案は9月の残暑厳しい時期に、雲仙でも涼しい場所を巡って、雲仙の良さを体感してもらおうというものでした。
まさか、9月の中頃でこんなに涼しくなろうとは、予想していませんでした。
しかし、このコース思ったよりもかなり良い!
コースのほとんどが自然歩道で、木立の中を歩くので自然を満喫できます。
一切経までは下りで、一切経からは登りですが、登りがそんなにきつくない。
札の原から白雲までが少し息切れするくらいです。
かと言って歩き足りないと感じるほど短くもない。
適度な運動をするくらいです。
私的にお奨めのコースです。
おっと肝心のイベント報告ですが、参加者数は11名(うち小学生2名)。
季節的に花も実も少なかったですが、歴史や史跡を交えての話ができました。
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ツクシコウモリソウ

2015-09-12 13:46:44 | 植物
霧氷沢に咲いていました。
山地~亜高山の林の中などに生えるキク科の多年草「ツクシコウモリソウ」です。
ツクシは九州の意味で、葉っぱがコウモリが翼を広げて飛んでいる姿に似ているので、この名前がつきました。
花期は8~10月、茎の上部に白い頭花を円錐状に多数つけます。
頭花は6~10個の筒状花でできています。

明日は9月自然観察会「雲仙クールシェアトレッキング」の予定です。
当初は雨天予報だったので中止を検討していましたが、ここにきて回復傾向です。
おそらく今の天気予報であれば、開催すると思います。
一応、五時の天気予報を見て判断します。
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ヤクシマホツツジ

2015-09-12 09:36:26 | 植物
普賢岳の山頂から霧氷沢へ向う途中、霧氷沢分かれ辺りで咲いていました。
山地の日当りのよい所に生えるツツジ科の落葉低木「ヤクシマホツツジ」です。
手持ちの図鑑には掲載されていないので、「ホツツジ」の項目から参照しています。
というか、細かな分類をしなければ「ホツツジ」と同じ仲間です。
花期は8~9月、3個の花弁がクルリと反り返った花を円錐状につけます。
わずかに紅色を帯びた白色で、雌しべがつきだし先端はやや上に曲がっています。
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仁田峠循環道路通行止め解除

2015-09-11 15:58:57 | 雲仙
台風15号による土砂崩れで通行止めになっていた仁田峠循環道路が昨日、通行止め解除になりました。
別件で事務所にスタンバっていた私は早速車で通行してみることにしました。
表紙の写真は入口です。
奥に土嚢が積んであるのが見えると思います。

入口すぐの場所が崩落をしていたんですね。
道を挟んだ左下へ土砂が流出していました。

料金所を通過して程なく登った所にもう一カ所、土砂崩れ現場がありました。
多少の雨では再度流出しないように、大きな土嚢を積み上げています。

仁田峠に近い場所で道路工事を行っていましたが、土砂崩れとは関係のない工事のようです。
仁田峠には数台の車が先着していました。
しかし、あまりの強風に寒くて長居する人はいませんでした。
(雲仙ロープウェイは動いていました。)
下り線にも一カ所崩落現場がありましたが、小規模なものでした。

仁田峠循環道路の出口です。
国道389号線は未だ通行止めです。
一旦は雲仙方向に戻らなければなりません。

仁田峠循環道路の出口にはこれだけの「進入禁止」マークが出ているのに、たまに逆走してくる車がいるのだから、「どこ(の何を)見て運転しているんだ!」と言いたくなります。
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ツクシミカエリソウ

2015-09-11 15:33:37 | 植物
普賢岳の植物紹介を続けます。
花のアップの写真が悉くピンボケしていました。
遠景の画像で申し訳ありません。
妙見岳から鬼人谷を下って、鬼人谷口へ着くとたくさんの「ツクシミカエリソウ」が咲いていました。
本来は「オオマルバノテンニンソウ」という名前で、「ツクシミカエリソウ」は別名のようですが、館の自然情報では「ツクシミカエリソウ」で統一しているようです。
テンニンソウもミカエリソウも同じシソ科の植物です。
深い山の林の下や谷沿いに生えます。
花期は9~10月、淡紅色の唇形花が咲きます。
花は雄しべと雌しべがつきだし、ブラシのように見えます。
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秋の植物ー雲仙岳

2015-09-10 09:40:02 | 植物
先程、仁田峠循環道路より連絡があり、仁田峠までの道路が通行可能になったようです。
合わせて、雲仙ロープウェイも運行を再開したもようです。
後程、道路の確認に私も車で登ってみたいと思います。
(本来、今日は観察会の下見に行くつもりでしたが、天候が思わしくないためスタンバっていました。)
さて、そんな仁田峠や普賢岳で今の時期観察できる植物を紹介します。
今日掲載する植物は以前にもご紹介したことがあるものばかりなので、簡単な説明だけ載せておきます。

まず、表紙の写真は「ヤマホトトギス」です。
山野の林の中に生えるユリ科の多年草です。
妙見岳から普賢岳にかけて見ることが出来ます。

「ムシカリ」の実です。
妙見岳に赤く熟した実が目立ちます。
山野に生える落葉低木で、今年の春に花を掲載したばかりです。
私は別名の「オオカメノキ」で覚えてしまいました。

「アキチョウジ」
山地の木陰に生えるシソ科の多年草です。
2、3年前の秋にNCで開催した九千部岳登山会の時に紹介したと思います。
あざみ谷で休憩中に見つけました。
秋に『丁子(ちょうじ)』に似た形の花が咲く事からこの名前がつきました。
※丁子・・・熱帯産のフトモモ科の常緑高木からとれる香料
気になる方は画像検索を。w
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シギンカラマツ

2015-09-08 18:34:13 | 植物
関東~四国・九州に分布するキンポウゲ科の多年草「シギンカラマツ」です。
名前だけは聞いた事がありましたが、見るのは初めてです。
・・・松の木じゃなかったんだ。w
照葉樹林の林床で、薄暗い所に生えるようです。
花は直径約1cmの白色ですが、花弁はなく雌しべと多数の雄しべだけの集合花です。
やはり今までのたるき台地と違って、雲仙には色々な植物があります。

さて、明日は9月9日で「救急の日」です。
お休みをいただいて、島原市の消防署まで救急救命の講習を受けに行きます。
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