散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

仕事で函館(12)

2021-01-23 15:00:14 | 美術・アート
続いて、2度目になる函館市文学館へ。

■函館市文学館「常設展」。こちらでは詩の朗読イベントが開催されていたが、どうも「詩」に興味の持てない私はそれを完全に無視して展示を見る。
齋藤咀華「石川啄木肖像」:顔だけ見ると、啄木っていい人っぽいんだがな。
梁川剛一「郡司大尉」:千島開拓の先駆者である郡司大尉の立像。その他、梁川の彫刻としては「円盤投げ」「リンカーン像」などがあった。

後は石川啄木の100首を集めた啄木かるたというのが沢山あった。確かに啄木の短歌は普通の人でも知っている、いわゆる有名作品が多いよね。


→展示物は撮影不可で、この啄木像だけ記念撮影可能なのだ。



ここで行くところが無くなり、お土産屋さんを見るが、あまり買いたいものがない。そういえば、この近くで展覧会があるんだったということで、行っておこう。

■HakoBA「旅と旅のあいだの旅 ウリュウユウキ」。ホテルのフロントでゲストカードを借りて、ホテル内に展示されている写真を見る。それにしても、泊まってみたくなるようなホテルである。





函館の写真各種。

コメント

仕事で函館(11)

2021-01-23 14:48:37 | 旅日記
続いて、十字街から歩く。途中にあった「北方歴史資料館」は2013年に閉館したようだ。

 

私の大好きな北島三郎記念館も休業中の模様。何しろ、観光客らしい人がほとんど歩いていないのだ。

 

さて、目的地に到着した。

■函館市北方民族資料館「常設展」。おそらく初めての訪問だと思う。



「バイダルカ」:アリューシャン列島のアリュート民族が使う皮舟。



「チキリイミ」:樺太アイヌの衣装で、「蝦夷錦」と呼ばれるように刺繍の糸がカラフル。



「蝦夷錦・サンタチミプ」:サハリン周辺の貿易で、北海道アイヌが入手したものらしい。ゴージャスではないか。



「制裁棒・ストゥ」:喧嘩や口論で和解に至らない場合、両者の背中をこの棒で3回打ち合い、両者が無事なら喧嘩両成敗ということで一件落着になったというもの。いや、こんなので殴られて、一件落着になるもんか!



「セイウチの牙」:アリュート民族のもので、狩猟の風俗図を刻んだもの。



雪遊「男女狩猟図」:18世紀末から19世紀初のアイヌ絵師が描いたもの。



なんだか、北方民族にはロマンを感じる。もう少し深く知るのに、何か読んでみようかな。
コメント

仕事で函館(10)

2021-01-23 12:39:50 | 食べ歩き
時間の関係上、ここで市電の五稜郭公園前から宝来町へ。昼食をとりに「KY」へ。ここは非常に珍しい津軽そばの店なのである。津軽そばとは何かというと、そばを打つ時に大豆をすりつぶした呉汁でつなぐというのが特徴なのである。

量が少ないという話なので、かけもりセットというかけそばともりそばをセットにしたメニューを注文する。「足りなかったら、美味しいごはんもありますよ。今日はタケノコ入りです」という声がお店の方からかかったが、それはさすがにやめておこう。





最初にもりそばが届く。量は確かに少ない。早速食べてみると、いい歯ざわりながら確かに今まで食べたことの無いような味がするね。心なしか、ちょっと大豆の風味を感じるようにも…(そんなに敏感な味覚じゃないので、きっと気のせいだろう)。



そしてかけそばも到着。こちらはかなり色の薄い透明感のあるつゆに蕎麦が入っている。そばそのものは同じ特徴を持っているが、もりそばとかけそばは全く異なる印象があるね。



ついついかけそばの汁を全部飲んでしまい、もりそばの汁にも蕎麦湯を入れて全部飲んでしまった。塩分取りすぎなのだが、何となく後を引くんだよな。

おそらく昔からの大人気店なのではないかと思っていたのだが、今日はたまたま先客2名、後客1名と非常に空いた中で食べることができた。後客のもりそば大盛りを見ると、なかなかの量だったので、単品で食べる人は大盛りにするとよいであろう。



結構腹いっぱいになり、宝来町から十字街へ。
コメント

仕事で函館(9)

2021-01-23 11:41:50 | 美術・アート
続いて、すぐ隣にある北洋資料館へ。



■函館市北洋資料館「常設展」。結構、古臭い印象があったのだが、今日見るとなかなか立派な展示ではないか。

「母船式鮭鱒流網漁業優勝旗」:漁獲成績が優秀な母船に渡される旗。日魯漁業(今のニチロ)のもの。



但し、北洋航海体験室では今回もまたちょっと気分が悪くなるのであった(船酔い)。

船室を模した部屋に入る。



スイッチを入れると北洋なみのローリング(但し、荒れた天気ではなく、平常時なんだそうだ)が発生する。



う”っ、気持ち悪い。
コメント

仕事で函館(8)

2021-01-23 11:33:42 | 美術・アート
今日のスタートは函館美術館から。えーっと、もう仕事でなくなってます。

建物の前にはブールデル「自由」。



同じくブールデル「サッフォー」。



■北海道立函館美術館「色もよう心もよう」。色をテーマにしたコレクション展。
池谷寅一「元町の春」:函館風景だが、中村善策の善策張りに近い雰囲気がある。
鎌田俳捺子「星と海」:深いブルー。



金子卓義「日月」:函館美術館は「書」にまつわる作品が多いのも特徴だ。



三箇三郎「不凍湖」:湖を上から眺めた深い緑が特徴なのだが、写真に撮るとその色が出ないなあ。



なかなか通常は撮影できない、ウォーホル作品。



やはり田辺三重松のいい作品を見ると、嬉しくなる。最初の展示はありきたりに「春夏秋冬」なのだが、それでも眺めていくと、道南の自然の中を散歩するかのような思いがする。

田辺三重松「夏の港町」。





■北海道立函館美術館「鷗亭と賢治・光太郎」。
金子鷗亭「宮沢賢治詩 雨ニモマケズ」:誰にも分かりやすい作品だ。



■北海道立函館美術館「東洋陶磁の美-鷗亭コレクションから」。
「唐三彩駱駝」:小規模な展示だが、趣味がよろしいように思える。



ということで、駆け足で美術館は終了。
コメント (2)

仕事で函館(7)

2021-01-23 10:10:30 | 旅日記
5時くらいから断続的に目覚め、さほど二日酔いもなく7時起床。サンドイッチを食べ、とりあえずシャワーを浴びてサッパリする。このホテル大浴場があるので、今日の夜こそ入ることにしよう。あ、仕事は昨日で終了し(仕事してた?)、今日以降はそれにくっつけた自由の身なのである。



あまり早く出かけてもしょうがないので、10時過ぎになりホテルを出発。フロントで市電の一日乗車券を購入し、まずは歩いて行ける五稜郭方面へ。優先度の高い場所から見ていこう。


→ホテルの部屋から五稜郭タワーが見えるのだ。
コメント

函館あれこれ 1日目

2021-01-22 23:59:59 | いろいろ写真館
水産科学館にて「中部謙吉氏胸像」。大洋漁業株式会社社長で、北洋水産研究を支援した方のようである。



「せいうち骨格」:足の付き方が予想外である。寝そべっているのではなくて、立っているのか。



「おさがめ」はく製。



蠣崎波響「巌上鴛鴦図」:市立函館博物館にて。



蠣崎波響「牡丹睡猫図」:同じく市立函館博物館にて。



栗谷川健一「はこだて」観光ポスター。



「石冠様土製品」。



池谷寅一「窓外の風景」:市立函館博物館の階段に飾られていたもの。



伊藤郁子「海底で」。



夜の街に繰り出す。



蕎麦と酒の店。

コメント

仕事で函館(6)

2021-01-22 23:59:58 | 飲み歩き・北海道内
話も弾んで驚くことに4時間経過の22時。X先生がバー好きの私に気を利かして「バーに行きましょう」ということで、タクシーに乗りバー「C21」へ。一応、盛り上がり時かと思って電話を入れてから来たのだが、バーには先客なし。こりゃ函館も大変だ。

レアボトル満載の頭がおかしくなりそうなメニューをほどほどに眺め、珍しいことにアクアビットベースのカクテルが4種類も書いてあるので、「私、異常にアクアビットが好きなんですよね」と言いつつ、コペンハーゲンを注文。



ほんのり甘く、アクアビットの味が効いたカクテルを飲み、豪華な通しをつまむ。



いよいよ24時も近づき、最後の一杯は、グレンリベットアンバサダーである店のマスターが「ちょっとフェアでお出ししていて」という中から、グレンリベットナデューラピーテッドカスクを注文。





グレンリベットは、製品としてはフェノール値(スモーキーな香りを表す)がゼロなのだそうだ。その原酒をアイラモルト(おそらくラフロイグではないか、とのこと)の樽に入れて香りを付けたのがこのウイスキーである。度数も62度超とあって、これはパンチがある。

他のお二人も締めの一杯を飲み、これでホテルに戻ることになった。私は久々の24時超えである。



ホテル手前のコンビニで明日のサンドイッチと水を購入する。自分の部屋に戻り、もうシャワーを浴びることもできず、ほぼそのまま寝る。あ、薬飲むのも忘れた。
コメント

仕事で函館(5)

2021-01-22 22:00:32 | 飲み歩き・北海道内
ホテルまで送ってもらい、チェックインしてから夜の街へ。ホテルの部屋はそこそこ広くて良かった。



1軒目は市電で2駅先のあたりなので、これは歩いていけばよいと思っていたら、予想より距離があった。



こぢんまりした居酒屋「S」へ。入口を区切ってある半個室の4人テーブルになったので、周りの人は全く気にならない状況だ。この後、X先生がやってきて、ハイボールでスタート。通しはカニ味噌豆腐、タラコ少々ということで、ちょっといい珍味である(写真なし)。

最初に紹介いただいたZ先生が到着したところで本格的に飲み会スタート。私とX先生は「最近、燗酒が良いですよね」と意気投合し、確か静岡の酒を燗してもらう。おまかせコースを注文し、最初は刺身(タコ、ヒラメ、マグロ、ニシン)が出る。これは燗酒にぴったりだ。



色々な話(船酔い、魚類の同定、漁の実習)を聞きつつ、私も昔の記憶を掘り起こして数学科の話をしながら、料理はサクラマス煮つけ。少し濃いめだが、酒にはぴったりくる味だ。上に載っている海藻(まつもだったか?)も歯ごたえがいい。



次は豚串。わさびをつけて食べるのは自分でも時々やるが、いい味だね。



そして得意料理らしいやわらかヒレカツ。海に面したところでは、魚ばっかりだと食傷するのかもしれない。タルタルソースのようなもので食べ、最後の1個だけソースをつけて食べる。



燗酒も結構飲んだため、先を危ぶんでハイボールに戻し、締めは寿司とくじら汁ときた。これは函館の味だなあ~。かなり上品なくじら汁にちょうど良い個数の寿司で大満足の飲み会であった。



私がホテルでもらった函館市グルメクーポン2000円分も使い勘定をする。今回の函館出張(旅行ではない)、ホテル2泊の宿泊料が会社の1日分の規定宿泊料で賄えるのだ(2日目の分は私事都合で宿泊するので、会社には請求しない)。さらにクーポン券が付いてくるのだから、申し訳ないくらいの話なのである。

コメント

仕事で函館(4)

2021-01-22 16:10:44 | 美術・アート
さて、日も傾きだし少し寒くなってきたが、市立函館博物館へ移動。常設展(ありがたいことに100円)と、同じ値段で見ることのできる収蔵資料展「はこだての縄文文化」を見る。

■市立函館博物館「常設展」。
「志海苔古銭」:函館市志海苔町で三個の甕に入り発見された、約38万枚の古銭。重要文化財だが、誰が何のために集めたものなのか。



「松前屏風(写)」:1760年~1770年頃の松前城下風景。



「棒二森屋ポスター」:やはり函館といえば棒二森屋。



■市立函館博物館「はこだての縄文文化」。



「函館市尻岸内 日ノ浜遺跡出土 動物土偶」:左上のフクロウ土偶、左下のナマコ土偶など、グッズを作って販売しないものか。



■市立函館博物館「収蔵資料展 箱館戦争」。



結構時間がかかり、ここでタイムアップ。しかし、博物館は観覧料が安いのは良いのだが、観覧室を暖めるのは諦めているようだ。見ているうちに真剣に寒くなって来た。



公園内にある有名な遊園地も冬季は営業停止のようである。

コメント (2)