最近マスコミは東南海大地震の発生などでの大津波の脅威を大々的に報道している。写真の高知県黒潮町は南海トラフ大地震により最大34m近くの津波が予想されると報じている。殆どが平地で海に面し、高台といっても20m程度しかないという。政府や自治体などは、津波避難タワーの建設や地下シェルターなどの建設構想もあるようだ。今回の東日本大地震での被害者は想定以上の高い津波によるものだった。その後もかなり大きな地震なども感じているが、高齢者や子供たち、病人などの災害弱者には「高台に避難しろ!」と声高に言ってもそう簡単には避難できず、避難路も混雑し、パニック状態になるのは目に見えている。地震列島に住む日本人の助かる手段としては、避難カプセル(仮称)が最も有効的ではないかと思う。耐震、耐水、当面(約1週間程度)の食料等、最低限の生活必需品等を装備したカプセルに家族数+α、概ね5~6人程度が入り、津波に備える。そのカプセルは戸建てであれば2階部分に現状に違和感を覚えない形状とする。そのような避難カプセルを各戸に義務付けることにより、高台への避難の必要性がなくなるのだ。現在でも避難カプセルは高価で販売しているようだが、球形いかにも「カプセル」という形状である。船舶には遭難時に、本船が浸水、沈没の恐れが生じた時に、水深2mくらい(不確か)なれば、救難いかだ(ボート)が自動的に離脱、海面に浮上する装置が義務付けられている。迫りくる津波の脅威への対処は、陸上家屋にもそれに類似した【避難カプセル】を常備すればいいと思うのだが。
ロッキードマーチン社は先月航空自衛隊の次期主力として決定しているFー35【写真】の垂直着陸に成功したと発表した。この戦闘機はステルス性能(レーダー探知されにくい)はもちろんであるが、速度、攻撃性能にも優れ、従来型離発着、垂直離発着なども可能の戦闘機である。四面海に囲まれ、平野部の少ない日本の地形や、航空母艦など攻撃型の艦船の建造は法制上禁止されているが、艦船からも離発着可能であるF-35を艦船に搭載することにより機動運用すればわが国の効率的な防衛に寄与しうるのではないだろうか。【写真はyahooから拝借】