基調講演で「地元の出会いは企業が作る〜オールニッポンの少子化対策とは〜」という題目で株式会社ニッセイ基礎研究所天野馨南子氏の講演を聞きました。出生率の1,5
を長期的(30年)に切ると、消滅可能性民族と言える。日本は、移民が少ない5%で、カナダなどは、2割あるので、それほど心配ないが日本は危機迫っている。離婚率35%もあるし、婚姻数が54%減(半分以下)となっていて、初婚同士婚の未婚化が少子化の主因と言える。合計特殊出生率(15〜49歳)を見ていても実態は分からないので、出生数を注視した方が良い。東京一極女性集中が危ない。男性初婚年齢27歳〜32歳まで(7割)、女性初婚年齢26歳〜32歳(8割)で、そこを越えるとほぼ結婚しない。女性活躍推進法で、えるぼし認定企業(行動計画を出す)ほとんどが東京、首都圏にあるので、女性は都会を目指す。若い世代は、キャリアを持ちながら共働きを希望している。子どもを増やすには、企業の雇用改革にかかっている。男女の賃金格差、テレワークのあるところに就職した(空間の居心地も)などを若い世代は希望している。 次に、事例発表「東京で働く若者の声と東商の取り組み」東京商工会議所清水繁氏の話を聞きました。東京の若い世代の結婚意欲は、8割あるが、出会いの場がない。子どもを持つのに、経済的負担に不安がある。などの調査を行われていた。
そして、「高齢男性しかいなかった小さな工場に、新卒や女性社員が採用されるわけ」と題し、佐藤製作所の佐藤修哉氏が話されました。総勢17名(女性7名)半数20代の金属加工の会社で、赤字をなくすところから、笑顔・希望・居心地の良さも良く、女性も働ける職場を目出してこられたそうです。まず、はじめに自社(SWAD分析)をして、何でもできます金属加工ではなく、銀ろう付け溶接できます。会社の強みを生かす。
最後に、パネルデイスカッション
清水繁、佐藤修哉、荒木直美、浦亮治、天野かなこ
荒:歩くカップル製造機こと、荒木直美 めざましエイト
宇都宮市移住婚活 エンムスブ部長 鳥取砂丘婚活
浦:婚活サポートセンターあいたか 市町村の窓口・支援
安心感とおせっかい 二人の出会わせるときにボランティアを挟む
お見合いイベント 企業コーディネーター 会員確保課題
清:経済的な不安 シルバー民主主義の打破
共働きのできる企業 アンコンシャスバイアス解消が人材不足解消にも
佐:社員の婚姻事情 社内恋愛も メリット、デメリット
天:企業の結婚支援 ハラスメント?
ダイバーシティー 両方応援しようよ
組合のない企業 長男ではなく、お嬢様を残す方がいい
女性経営者の視点で企業改革
浦:長崎県 若い女性の視点 化粧品会社 メイク教室 認知度高い企業
清:リアル婚活 アプリ婚活も 職場内 同窓会
中小企業 場がない
事業承継問題 後継者も未婚
佐:出会いがない 行政企業の支援はありがたい
浦:離島 娘に継いでもらった 親族継承少ない 経営見通し
荒:農業 林業 男性のセールス動画作成 お金かける 同等の立場で
天:就職時 都市へ 女性を跡取りに 地盤 カバン 看板あっても
長男を✖️
結婚難民 婚難 組合婚という取り組み 4社 熊本のチンチン電車で婚活
まとめとして、経営者は、足元の経営に意識がいくが、社員の婚姻まで配慮していく。婚活のイベントが身近にあるように。SNSで比べる。正しい実態を知る。学校で教わらない。若者の出会いを応援する。地域づくりに生きるのでみんなで応援。インターンシップを中小企業がする。学生と企業がつながる。地域活性につながる。結婚願望がある場合は、ハラスメントではない。みんなで応援していきたい。
目からウロコの話が多くあり、勉強になりました。企業の雇用改革を進めて、若者が働きたくなるような企業づくりが地域づくりになり、活性化になっていくことが分かりました。そうなれるように協力していけたらと思いました。