「地域医療の確保に関する課題」と題して、東京大学政策ビジョン研究センターの尾形裕也特任教授の講義を受けました。
地域医療構想で鳥取県東部のものが出されていることを知り、早速確認した。この病床数の想定と実態を比較して、今後の傾向を把握しておく必要性を感じた。今後は、看取りまでしていく介護医療院創設が中心的な考えになって来るということなので、その動向も意識したい。
午後からは、
「社会保障の現状と展望」早稲田大学人間科学学術院植村尚史教授の講演を聞きました。
社会保障の増加の原因は、高齢化によるものではなく、薬剤費に左右されている。社会保障の収支の差を埋めるのに厚生年金の基金が当てられているが、30年は持たないということだった。保険料収入を上げるためには、非正規雇用を正規雇用にしていくことの必要性を話されていた。続いて、
「超高齢化社会に向けた医療・福祉システムと自治体の役割」神奈川県立保健福祉大学河幹夫名誉教授の講義を聞きました。
お金や物は移動させることができるが、ヒューマンサービスは、その地域(舞台)でしかすることができない。また、そのサービスの質が見合ったものかどうかのチェックをすることで、質の良いサービス確保をしていく必要性を話された。