鳥取の地で人口戦略のうねりを起こすべく、フォーラムが開催されました。
三村明夫人口戦略会議議長の基調講演から、シンポジウム①では、中国5県の知事と出生率などの専門家である明治大学政治経済学部の金子隆一特任教授をパネリストに、増田寛也氏コーディネーターのパネルディスカッションがありました。東京圏の大学定員制限の復活や実質賃金の上昇、可処分所得の情報提示、東京が日本のGDPの成長を止めているなど、初めて知るデータも紹介していただきました。
また、若者・女性セッションでは、「若者・女性にも選ばれる地方になるために何が必要か」というテーマで、課題と解決策をそれぞれが話され、情報提供、交流・かかわり、鳥取県は、可能性大やスモールメリット、活躍の場は多いなどの良さを話されました。
シンポジウム②では、「働きやすい環境づくりと企業の生産性向上〜若者・女性にも選ばれる職場を目指して〜」をテーマとして、男女の賃金格差や両立支援策、制度と運用のバランスや、短時間正社員制度、オフィス環境や認められている感、雰囲気づくりなど工夫されている企業の紹介がありました。若いから、女性だからなどのアンコンシャス・バイアスの潜在意識がまだまだあるということでした。
もう一つのシンポジウム③「安心して住み続けられる持続可能な地域づくり」が一番聞きたかったですが、次の用事があり残念でした。
2100年に向けた安定的で成長力のある8000万人国家を提言して、長期的に人口減少に向き合い、少なくなっても多様性に富んだ成長力のある社会構築にみんなで取り組んでいかないといけないと思います。
安全で楽しい地域づくりが魅力ある地域になり、人々もそんなすてきな地域に住み続けると思いました。そんな楽しい地域には、楽しい人も必要です。自らも地域で思いっきり楽しんでいきたいと思います。