
瀬谷市民の森の車道沿いにハナイバナ(ムラサキ科)が咲き始めた。

葉内花の名前の通り花が葉に包まれているようだ。
キュウリグサに比べると花の芯の鱗片が黄色くない。
山地の傾斜地に咲くヤマルリソウ(山瑠璃草)に似るが、ハナイバナは花径が2mmぐらいと小さい。

市民の森の奥に行くと和泉川の源流となる場所が何ヶ所かある。
ここもその一つで4月になるとウワミズザクラが咲くところだ。

そんな場所で不意にルリビタキ(瑠璃鶲)が挨拶に来てくれた。
歌いましょうか? と言って、きれいな声でさえずる。

瑠璃色の羽が美しく、脇に入ったオレンジ色も洒落ている。脚は細いけれど丈夫そうだ。
この市民の森でルリビタキの雄を見るのは初めてのような気がする。
調べてみたら10年前に雌を見たことがあるだけだ。

しばらくサービスしてくれた後、近くの茂みに戻っていった。